No.399340

第2回 ワイルドに飲む会!「WTは本当にかっこいいのか?」空+龍

つばなさん

諸君、私は珈琲パンが好きだ! だが近所のパン屋に売っていない! (以下読まなくていい私の個人的な虎徹さんへのいらだち) 今回は前から虎徹さんに言いたかったことをドラゴンキッドたんに言ってもらいました。虎徹さんを見てると元近鉄(とか)の仰木彬監督を思い出すのですよ。かっこいいんです。でもかっこよすぎてファンはツライんだよ。分かってくれよ! 痛みを分かち合うことは出来なくても、悲しみを共有したいと願うのは結局こちらの自己満足だと思うけれど、それすら出来ないことがファンにとってどんなにツライか。仕事を愛していることも分かります。ファンはそれがうれしいです。でもファンはあなたという人が好きなんですよ。仕事で死んだら本望みたいな生き方、あなたを愛してるファンが本当に望んでると思うんですか? でもそんなあなたがかっこいいとも思ってるんですよ。これがもっと近しい人間だったらもっとつらいですよ。あれ、24話が最悪の結果に終わってたら虎徹さんめっちゃヒドい男ですよ。でもかっこいいままですよ。バニーちゃんかわいそすぎますよ! こーゆうタイプの旦那をもったら奥さん大変です。精神的な意味で。友恵さんマジすげえ人だったと思います。ていうか友恵さんもそういうタイプなんでしょうね。かっこいい人だったんだろうね。虎徹さんかっこいいけど、旦那にしたくないよ! という思いをぶつけました。あとスカイハイさんまじ天使。

2012-03-28 21:16:18 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:885   閲覧ユーザー数:871

 リニューアル後第二回目のこのコーナー。今回はスカイハイがお店を紹介してくれます。取材OKの返事とともに送られてきたスカイハイセレクトのお店は、なぜかパン屋さんだった…。パン屋のイートインだった。どういうことなの!? 趣旨が伝わってないのか? 色々謎を残したまま、当日を迎えた私たちは待ち合わせ場所にむかいました。朝の7時に!

 

 

スカイハイ(以下「S」):「ここが私の行きつけの店だよ!」

ワイルドタイガー(以下「T」):「飲み屋じゃねえ!!」

S:「ワイルド君、すまない。私は誰かに飲みに連れて行ってもらうことはあるが、あまりそういったお店に詳しくないんだ。このお店ならよく来るからね、おいしいんだ、とても! とてもおいしい! 間違いはないよ!」

編集部新人シモン・ソシュール(以下「新」):「コーナーの趣旨を完璧に捉えたソツのない前回の折紙サイクロンセレクトと、完全に独自の基準で選んだ今回の天然全開のスカイハイのセレクト、この落差はおいしいですね」

T:「つーか、そもそもなんでこんな時間集合なの。もうイロイロおかしいよ。このコーナー二回目にして完全に迷子だよ」

S:「今はちょうど開店時間なんだ! この時間なら全てのパンが焼きたてなんだよ!」

T:「俺、朝はごはん派なんだよねー」

編集長ウラジーミル・バラノフスキー(以下「長」):「まあまあ、いいじゃないか。今回はノンアルコールで早い時間だからな。普段このコーナーには絶対呼べないドラゴンキッドを呼んだぞ! すばらしい、そしてすばらしい!」

T:「……バラさんって意外とスカイハイ好きだよね。あれ? そいえばドラゴンキッドどこ行った?」

編集部新人(以下「新」):「ショーウインドウに引っついてます」

ドラゴンキッド(以下「D」):「ねえ、見てスカイハイ! このパン、パンダの形だよ!」

S:「かわいい、そしてかわいい! ああ、こっちのはキツネだね!」

T:「……ネコじゃないかな…?」

新:「ネコのことキツネって…。どんだけですかスカイハイ! かわいすぎるでしょスカイハイ! 編集長、ちょっと僕の鼻見てください、鼻血出てません? 大丈夫ですか?」

長:「(無視)よーし、そろそろ入るぞー」

D:「わーい! やったやった! ねえ、タイガーは何食べるの?」

T:「何食うかなー。なんかまだ目ぇ覚めてないんだよなー。取りあえずコーヒーが飲みたい」

S:「なるほど! ではワイルド君には珈琲パンを!」

T:「……うーん。違う。違うんだ。まあ、食べるけど」

長:「絶好調だな、スカイハイ!」

S:「?」

T:「ドラゴンキッドは何食べるんだ?」

D:「僕ねぇ、こっからここまで(と棚の端から端を指差す)全部食べたい!」

T:「……」

長:「あははー。ドラゴンキッドは食いしん坊だな。でもさすがにそんなにはムリだから、取りあえず2、3個取ってこような?」

T:「分かってないな、バラさん」

S:「そうだよ、編集長。君はキッド君を過小評価している!」

T:「ウチのドラゴンキッドさんは、そんなヤワな胃袋持ってません! この子は食べるって言ったら全部食べます!」

長:「……ま、まあ、今回酒飲まないし……予算的には大丈夫…だよな?」

新:「最終的に編集長が自腹を切るという選択肢があるかと思います」

D:「店員さーん! このトレーに入りきらないよ?」

長:「……」

 

D:「ホントにおいしいね! スカイハイ!」

S:「おいしいかい? それは良かった! このパンも食べたまえ!」

長:「スカイハイって、子供の世話うまそうだな」

T:「えー? そうかな? そんなイメージある?」

長:「うん。……なんか、そのー、同じ目線で、遊べる、みたいな、レベル同じみたいな…」

T:「おい! すごい頑張ってことば選んだつもりだろうけど、全然選べてないからね! スカイハイは子どもレベルって言ってるからね!」

長:「んなこと言ってねーよ!」

D:「ちょっと! スカイハイは全然子どもじゃないよ!」

長:「そうだよねー、ごめんねー? でも俺は言ってないからね。タイガーが言ったんだからね! 俺のこと嫌いにならないでドラゴンキッド!」

長:「違う違う! 俺言ってない! 俺のことも嫌いにならないで!」

新:「幼女にデレデレするオヤジ、キモイです」

長:「だってドラゴンキッドかわいいんだもん。俺の娘くらいの歳だよ? それが町の平和守ってるんだよ? これがデレデレせずにいられるか!」

T:「いやー、ほんとドラゴンキッドはえらいよ。こんな小さいのに親元離れて仕事してさー」

D:「ちょっと! 僕、子どもじゃないもん!」

T:「いやいや、まだまだ子どもだよ? そもそもだなー、俺はキッドみたいな小さい子がヒーローやるのもどうかと……」

D:「子どもじゃない! ポイントだってタイガーより取ってるもん!」

T:「うぐっ」

S:「そう言えばキッド君はいつもワイルド君より順位が上だね! そして上位だ!」

T:「スカイハイ、お前なあ…」

S:「……なんだい?」

長:「今のセリフが厭味じゃないなんて! スカイハイ、恐ろしい子!」

新:「実際、ワイルドタイガーさんはどう思ってるんですか。その『小さい子』にポイントで大きく水をあけられている現状を」

T:「なんで追い打ちかけんの…。別にポイントとるのがヒーローじゃないんだよ! 人を助けるのがヒーローなの! ポイントはそれに付いてくるおまけみたいなもんで、別にポイントなんて取れなくたっていいんだよ!」

新:「そのわりに今傷ついてましたよね? そのセリフ、スカイハイさんあたりが言ったらかっこいいと思いますけど、タイガーさんだとちょっと…アレですよね」

T:「アレってなんだよ!!?」

長:「分かってないなー、シモン。このかっこ悪さがタイガーのかっこよさだろ?」

T:「へ? 結局どういうこと? 俺、かっこ悪いの?」

長:「だからー、最終的には一周廻ってかっこいいってことだよ!」

T:「ちくしょー! お前ら絶対俺のこと馬鹿にしてるだろ!」

長:「馬鹿にしてないって! ただ、お前はもうちょっとポイント取ることに真剣になってもいいと思うよ。スカイハイ、ポイントを取るコツをタイガーに教えてやってくれよ!」

S:「うーん……、考えたことがなかった!」

長:「え?」

S:「ポイントを取ろうと考えたことがないから、コツというのは分からないな! ただ、ヒーローとして正しく行動していれば、ポイントは自然とついてくるものなんではないだろうか。私はそう思う! そして行動している!」

新:「なんですか、そのかっこいい発言! ホレてまうやろー!!」

長:「かっこいい! そしてかっこいいよスカイハイ! やっぱりスカイハイはKOHなだけあるな!」

T:「ちょっと! 俺とほとんど同じこと言ってたぞ!」

新:「だから…タイガーさんが言うとちょっと……アレなんですよ」

T:「……泣いてもいい?」

D:「ねえ! ポイントの取り方、僕には聞かないの?」

長:「おう、そうだな。ドラゴンキッドも常に上位キープしてんもんな。教えてくれよ、ポイントの取り方」

D:「先制攻撃! んとねー、チャンスがあったら、ともかく突っ込む!」

長:「分かりやすい!」

T:「あぶねーな」

D:「タイガーにだけはそんなこと言われたくないね!」

T:「っ……!!」

長:「かわいそうなくらい、やり込められてるな」

D:「タイガーは落ち着きがないから、いっつも心配だよ!」

長:「心配されてる……。よかったね! タイガー! ドラゴンキッドに心配されるなんてうらやましいよ(笑)」

D:「しかも隠しごとするし!」

T:「なんだよー。人聞きの悪いこと言うなよー」

D:「隠しごとして、一人で解決するのがかっこいいと思ってるんだよ! しかも、悔しいことにホントにかっこいいんだよ! かっこつけてて結果かっこ悪かったら怒れるけど、かっこいいからタチが悪いんだよ! こっちは心配してるのに!」

T:「……ワリぃな」

D:「ほら!(と指差す) 今もちょっとかっこよかったでしょ! タチ悪いよ! ちょっとかっこ悪くてもいいから、周りの人のこと考えてよ!」

T:「えー、なんなの、俺。かっこ悪いといわれ、かっこいいと言われ…。どうすりゃいいの?」

D:「ほら! スカイハイもなんか言ってやってよ!」

S:「ワイルド君、珈琲パンおいしかったかい?」

新:「ほら! 出ましたよ! ザ・スカイハイな発言!」

S:「私はまだ珈琲パンは食べたことがないんだ! おいしいのか知りたい!」

T:「おいしいよ! 一口食う?」

S:「いいのかい? ありがとう、そしてありがとう!」

D:「あー! スカイハイ、ずるい! 僕も食べたい!」

T:「よし! ドラゴンキッドにもあげちゃうぞー(妙に甘えた声)」

D:「ちょっとそのしゃべり方、やめてよ!」

T:「……ごめん…」

新:「これ、かっこいいんですかね??」

T:「キミ、ホントはっきりモノ言うよね。どっかの兎ちゃんみたい」

長:「このかっこよさが分からんとはお前はかわいそうなヤツだよ…」

新:「なんでそこまで言われないといけないんですか!」

S:「うん、ワイルド君はかっこいいよ! この間、ズボンのポケットに手を全部突っ込まずに親指だけ出して歩いていた!」

T:「……いや、お前のかっこいいの基準が分からないよ!」

S:「あれはとてもかっこいい! そしてかっこよかった!」

新:「そんなスカイハイさんがかっこいいです!」

T:「いや! キミの基準もおかしい! 絶対おかしい!」

D:「ねぇねぇ、僕は~?」

長:「おー! ドラゴンキッドはいつでもかっこいいぞ! 犯人捕まえるときとか最高にクールだぜ!」

D:「えへへー、ありがとうっ!」

長:「じゃあ、まあヒーローはみんなかっこいいってことで! 今日はなんかうまくまとまったんじゃね? 今日はグダグダにならなかったな!」

T:「……そうだったかな?」

長:「よし! 腹ごしらえもしたし、このまま飲みに行くか!」

新:「バカ言わないでください!」

 

 

 

 

 この後本気で飲みに行こうとする編集長を会社まで引きずっていくのは本当に大変でした。やはりこのコーナーの収録は、今度から終業後に行いたいと思いました。(シモン・ソシュール)


 
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