常にぐだぐだな状況で進んでおります。
注意していても誤字脱字も多々あるかと思いますが、気晴らしに読んでくだされば幸いです。
『で、本当にそれでいいのか』
『他にやり方はあったのでなないか』
「やり方も何も、こうする方が後腐れないだろう。それに、これ以上紅鳳達に心配かけたくないからな」
『だからといって、いくらないでもこれはないと思いますよ…兄様』
「そういうなよ。あと、悪いがすべて終ったら…」
『分かってます。その件でしたら、そうですね………腹芸の一発で手を打ちます』
「おい…」
『…冗談です。ただ、私達の結婚式に出席してくれるだけでいいですから』
「分かった」
『しかしじゃな、一刀。妹に先を越されるとは、なんと言うか傑作じゃな。ま、こっち戻ったらお主もついにか』
「玠…少し黙れ」
『八つ当たりする者ではありませんよ…では、一刀の報告から見て、一刀の判断で間違いないと思うものは挙手を………』
その言葉に全員が手を上げこれから起こることが決定した
『決定じゃな。…ところで、今回のことを紅鳳達は知っているのか』
「……………………知っていたら提案しないだろう」
『ま、後でけんかにならんようにな。お主達の喧嘩はしゃれにならんからのう』
「…………そうだな」
「はっきりいって団長を倒すのは無理だな」
一刀が出て行った後、昊は全員に現実を突きつけるように言い放った
「ふざけるな!!いくらなんでも絶対勝てないことはあるまい」
「そうじゃな、あやつの強さは化け物じみているが、この人数でかかれば何とかなるじゃろう」
「そうよ。私が止めを刺せることがわかったんだから、策を用いればどうにか…」
「だから、無理だといっているでしょう。いくら策を用いようとも貴女達だけでは、団長に傷すらつけられない。そもそも、たかが十数年の戦いの経験と数億年以上戦い続けている彼とでは力と経験に違いがありすぎる」
「じゃ、どうしろというの」
「(やれやれ)俺がほんの僅かだが団長を抑えるからその隙に曹操が止めを刺すしか手はない。だから、みんなには攻撃し続けてもらって、できるだけ団長の力と氣を減らしてくれ」
「…………それで何とかなるんでしょうね」
「ああ、ただし俺が抑えられる時間はほんの僅かだ、それに一回が限界だろう。しっかりと頼むぞ」
「ふん、誰に者をいっているのよ」
昊が一刀の攻略法を全員に伝えると、しぶしぶながらも頷いた
一刀が雪蓮たちに告知してからはや六ヶ月。ただ、彼女達が来るのをボーと待っている一刀は何所からどう見ても変態、若しくは異常者にしか見えない
「…暇だなぁ。やっぱり、もう少し残っていてもらうべきだったか………来たか。で、答えを聞こうか」
「ええ、私達の答えは…」
「俺を倒すんだろう。それじゃ、始めようか」
「ちょっと、何言っているのよ」
「何だ違うのか」「…違わないけど」
「なら、いくぞ」
一刀が剣を構えるが、雪蓮たちはいまだ混乱の中にいた。そんな中、いち早く回復した
「あ、あの、何故私達が戦うとわかったんですか?」
「そうです。貴方は提示した答えを聞きたかったのではないのですか」
「一応、そう仕向けたからね。問題も解決したところで、さっさと始めるぞ」
ヒュッ…ガキン!!
「お前等、何ぼさっとしている!!死にたいのか!!」
昊の言葉に全員が混乱から回復し、それぞれが一刀に攻撃を仕掛ける
「皆、一気に攻めるわよ!!」「「「「ハッ!!」」」」
「それじゃ、予定通りにいくわよ!!」
「あまい!!四神流剣術・天輪……獅幻流鋼糸術・豪雨」
鋼線による雨により放たれた矢が打ち落とされ、剣から発せられる衝撃波によって攻撃を仕掛けようとした将を吹き飛ばす
「くっ、相変わらずでたらめだな」
「ホントにこないな事していて、勝てるんかいな」
「今は、昊殿の言う通りにするしかないだろう…ハァァァ!!」
「しかし、こんなことで本当に大丈夫なんでしょうか」
「ええ、ちょっと不安になりますが、今は信じるしかありません」
戦いを始めてからすでに2日、少し離れたところにいる軍師一行と、戦闘に参加できない人たちがいるところでは6ヶ月前のことを思い出しながらも、大丈夫なのかと不安にさいなまれていた。一方、前線ではいまだ激しい戦闘が一方的に行なわれていた
「(あのときの修復で力を使いすぎたか)いい加減しつこい!! 獅幻流鋼糸術・激流」
ギギギギギッ!!
「舐めるなぁぁ!!…ハァァァァ!!」
「遅い!!ふっ!!」キンッ!!
「こっちも忘れてもらったら困るわよ…ハァァァァァ!!」
「覚悟!!」
「あまい!!剣・鋼線合わせ滝登り」
雪蓮と関羽が背後より一刀に斬りかかるが一刀の周囲に鋼線が渦巻いたかと思うと鋼線を纏った一刀が剣を突き出しながら空に向う。斬りかかろうとしていた2人は、傷を負いながら弾かれ地面に叩きつけられる。また、隙を見て攻撃を仕掛けようとしていた者達も巻き込まれ吹き飛ばされる。辛うじて昊だけが耐え、攻撃に移る。それを見た一刀も技を解き迎え撃つ
「「ハァァァァァァァ!!」」キンッ!!ブォォォォォッ!!
一刀と昊の剣がぶつかり合う。見た目は互角に見えるが、昊の武器に亀裂が生まれ今にも破壊されそうな雰囲気に陥っていた。が、一刀の動きもほんの僅かだが止まっていた
「いまだ!!曹操!!」
「ヤァァァァァッ!!」ザシュッ!!
一刀の体から華琳の武器が突き出していた。昊と一刀が競り合っている中、背後から華琳が一刀の心臓めがけ絶を振り下ろしたのである
「ガハッ…そういう…ことか…はじめから…ゴホッ…これを狙って…」
「そういうことだ。少しヒヤッとしたが、うまくいってよかったな」
「…ええ、北郷一刀これで終わりよ」
「みたいだな…ゴホッ…けど…これは返してもらう」ドサッ!!
「…華琳様の胸元に手を伸ばすな。この変態!!」ドカッ!!
華琳の胸元から一刀が預けたペンダントをもぎ取るとそのまま倒れた。その際に桂花に思いっきり踏みつけられるまた、それを目撃していた女性陣より踏みつけられること一刻。昊と一部の者たちは一刀を弔うことを理由に残りそれ以外の者は各々解散しそれぞれの領土に帰っていく。
「それでは、私達は戻りますね。劉弁様、劉協様失礼いたします」
「冥琳、私達もそろそろ帰りましょうか。美羽の事も気になるし…」
「そうだな。劉弁様、劉協様私達もこれで失礼いたします。何かありましたらまたお呼び下さい」
「私達も帰ろうか。劉弁様、劉協様…私達もこれで失礼いたします………劉璋ちゃんはこれからどうするの」
「私は、もちろん益州に帰りますよ…だよね、お父さん」
「ああ、家に帰るか…その前に、団長を弔ってからな…よっと……………関羽殿、また同じ事をしようとしたら問答無用で斬りますから」
「………………………ああ、桃香様帰りましょう」
「なに、この変態を弔うなんてバカじゃないの」
「そう…それじゃ」
「冥琳…私たちも行きましょう」
「…ああ」
「私も手伝うのじゃ」「義姉さんだけじゃ心配なので私も付き合います」
「詠ちゃん…」
「分かったわよ…昊だっけ、私達も手伝うからちょっと待ちなさいよ」
それぞれ国に帰っていく中、昊と胡蝶達は一刀を担ぎながら逆の方向に移動し始めた。それから、川のほとりに来ると昊が足を止めた。胡蝶たちは此処に弔うのかと思ったらいきなり一刀を川に投げ捨てた
「お、お父さん?…えっ」
「お主、一刀を弔うのではないのか?…なんと」
「義姉様もしかして、これが弔いなのでは?…あれ」
「昊さんいくらなんでもこれは…えっ」
「ちょっと、雑すぎない…………へっ」
「………起きてください団長、あと師団の皆さんもいい加減でてきてもいいんじゃないか」
ザバッ!!…ガサゴソ
「やっぱりお前にはばれてたか…どうした胡蝶、蘭、月に詠も目が点になってるぞ」
「…さすが元竜帝師団の隊長を務めていただけありますね」
「…昊ちゃん、久しぶりですね」
「…団長、この格好はやっぱり恥ずかしすぎます…昊兄様久しぶりです。…笑ってないで衣装の改善は却下の方向でお願いします」
「へぇ、この人が義兄さんですか」
「…誰だ、貴様。貴様に義兄さんといわれる筋合いはない」
「昊兄様…私の夫にガンたれないでください………娘さんにあのことをバラしますよ」
「……………………………………………すまない」
「…あのこと…?」
「ええ、実は…」
「頼むから、それは勘弁してくれ…で、何でこんな茶番をしたんですか、団長」
昊が一刀を川に投げると死んでいたはずの一刀が起き上がると同時に周囲からメイドと執事服を着た集団が恥ずかしそうに現れ、昊に話しかける。そんな中、未だに状況についてこれない胡蝶たちはただ呆然としていた
「何で生きてるのよあんた!!」
「何でとは酷い言い草だな詠…あの程度で死ねるわけないだろう」
「だけど、『本人が心から認めた相手からの攻撃なら倒せる』って言っていませんでしたか」
「うむ、月の言う通りじゃ。それなのになぜ生きておるのじゃ」
「もしかして、嘘だったんですか。それとも、曹操殿でなかったのですか」
「まさか、確かに華琳のことは心から認めているよ…そんな事で死ねるなら、そもそも紅鳳達の手で何回死んでることだか」
「あの、どういうことです」
「だって、あれは嘘だし。そもそも、理(ことわり)から完全に外れている俺達がたかが心から認めた相手の攻撃で死ぬか。殺すなら昊の様になるしかないし」
「それじゃ、一刀はやはりわし等を殺すのか」
「一刀どうなんですか!!」
「まさか「へっ、だってあんた」…俺の仕事はこの世界を見定めること。断罪者といっても、君達の行動一つ一つを見るわけじゃなく、世界の流れから裁くわけだし。その結果、どうしようもなければこの世界そのものを破壊することになっていたが、一部を除いて現状維持となった。」
「それじゃなにか、先程までの3つの条件やらは…まさかと思うが」
「ああ、嘘だ」
「(ブチッ!!)ふざけんじゃないわよ!!なに、何でそんな嘘つく必要があるのよ!!私達がどれだけ悲しんだかあんたに分かるの」
一刀が今までのことを暴露すると流石に我慢の限界なのか詠がキレた。詠だけじゃなく、胡蝶や蘭、月までも一刀を非難する目で見ている。流石にこのままではまずいと考え、簡単に事情を説明することにした
「…ああ、そのな。紅鳳達から『無自覚にもほどがある。一刀は今回の仕事が終ったら向こうに戻るんだから、彼女達を悲しませないようにしなさいね』と言われて、これなら君達からも嫌われて忘れられやすいかなぁと…」
「………呆れてものも言えないのじゃ」
「それじゃなんですか。貴方はそうと知っていて私達にあんなにも優しく接していたと」
「あ~。確かに君達との接点は全くないが、万が一にも転生先で会う可能性があるからいいかなぁと」
「そんなもの覚えてるわけないでしょう」
「そうです。無責任な子といわないでください」
「その件は、転生を担当する人に聞いてくれ。………そろそろ帰るとするか」カッ!!
それだけ言うと一刀は隠れていた部隊と一緒に光に包まれ光がはれたときにはその姿は何所にもなかった。詳しい説明もなしに一方的に言われ納得がいかない胡蝶たちは恐る恐る娘と帰ろうとしている昊に眼をつけ説明を求めたが、企業秘密の一点張りで教えられなかった。
それから数十年の月日が流れ、その間に様々な戦があったが、今ではそれぞれの国が互いに手を取り合って平和な日々が続いている。今当時のことを知る人物は胡蝶と欄の2人のみとなっていたが、もうその命は長くなく、寝室に寝たきりになっている。
「何者じゃ、私達の命をとりに来たとしても、そんなもの意味はありませんよ…ゴホッゴホッ」
「ええ、そう長くありませんから…ゴホッ…それで何用じゃ」
「私達は別に命をとりにきたわけではありません」
「ああ、ただ死ぬ前に聞いておきたいことがあるだけだ」
「聞いておきたいことですか」「一体なんじゃ」
「…転生するさいに、ここでの記憶は残しておきたいか?」
「ええ………できれば」
「分かりました。…それじゃ、おやすみなさい」
「うむ…おやすみなの…じゃ」「はい……おやす…みなさい」
その言葉を最後に胡蝶と蘭は覚めることのない眠りについた。それを見届けた2人はそろって溜息をついた
「結局皆さん記憶を残すことになりましたね。まぁ、当然でしょうけど…さて、この2人の魂を転生させましょうか」
そういうと女性…一花が手をかざすと、2人の魂が光に包まれながら消える。その光景を見ていた男性は終ると同時に駆け寄り、一花を抱き寄せる
「…それにしても一刀の驚く姿が眼に浮かぶな」
「…兄様にはいい薬でしょうけど、2人ほど貂蝉と卑弥呼の影響を受けていましたから…薬どころか出合った瞬間、紅鳳たちに殺されそうですね」
「全くだ。それじゃ、早く帰るか。俺達の挙式に遅れる。後、一刀義兄さんの婚約披露パーティーにもな」
「はい、アナタ」
一花が取り出した機械を操作すると来たときと同じく忽然と2人は姿を消した
その後、2人は帰ると、早速全員に報告するが一刀にだけはある程度、内容を伏せ紅鳳たちを呼びにいかせる。その間に2人は自分達の式の準備をし、紅鳳達が来ると結婚式を始めた。その時少し兄に対してむかついていたので、やはり腹芸をさせる。その2日後今度は紅鳳達の世界で一刀の婚約を発表する。国王が、牢に入れられている間に発表された。しかも、国民は全員賛成しているのでいまさら、反対できる状態ではなくなり、しぶしぶ認めることになった。
一応次で最後のつもりです。とはいっても、ほんと気晴らしに読んでもらえるよ助かります。
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もし恋姫無双にこんな設定があったらと書いてみました。
世界の守護者の一人である一刀が外史と呼ばれる三国志の世界で魏・蜀・呉の人々と触れ合い?ながらその世界が破戒するのか、それとも存続するのかを見定めていく物語です。基本中立的な立場からどの勢力にも属しませんが、一時的に属することはあります。
基本的に一刀に関わった女性は惚れますが、本人はいつものことなので相手からきちんとした気持ちを打ち明けられない限り気がつきません。