No.394961

IS~インフィニットストラトス―ディケイドの力を宿す者 ― 十八話

黒猫さん

ラウラ戦後半です

2012-03-20 12:18:15 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2907   閲覧ユーザー数:2788

ボーデヴィッヒの叫び声が聞こえると共にボーデヴィッヒは黒い靄のようなものに取り込まれていた

 

 

そして現れたのは黒い女性の形をした黒いISだった

 

簪とシャルルが驚愕の表情を浮かべながら駆け寄ってくる

 

山田先生から教員部隊を投入すると連絡を受ける

 

「でもまぁ……助けに行きますか」

 

するとシャルルと簪が

 

「さっきの山田先生の通信聞いてなかったの!?」

 

「それに……士の、シールド……エネルギーも、少ない」

 

と、止めてくる

 

……だが

 

「いや、行く……あれは千冬姉の幻影でもあるんだ……」

 

「「え?」」

 

二人が驚きの声をあげる

 

「さっき刀を左肩から右脚の方へ振ったろ?あれは千冬姉の仕草なんだ……」

 

 

「なら約束して。絶対に負けないって」

 

 

鉄砲の形で俺を指した

 

 

「もちろんだ。今のところ負ける予定は無い!」

 

 

「じゃあ、負けたら明日から女子の制服で通ってね」

 

満面の笑みで行ってくるシャルル

 

……マジで?

 

「士の……女子、制服……姿」

 

「想像してんじゃねぇ!」

 

簪に突っ込む

 

「でも、本当に危なくなったら逃げてきてよ……」

 

不安げに俺を見つめてくるシャルルの頭を優しく撫でる

 

すると、くすぐったそうに目を細める

 

「しゃあ!……行ってくる!」

 

そして黒いISの中にいるであろうボーデヴィッヒにむかって叫ぶ

 

「おい、ボーデヴィッヒ!お前を引っ張りだしたら説教だからな!覚悟しとけ!」

 

『KAMEN RIDE・OOO』

『タ・ト・バ・タトバ・タ・ト・バ♪』

 

フォーゼから頭部はタカの赤、身体はトラの黄、脚部はバッタの緑という三色のライダー「オーズ」になる

 

カザリのヤミーの要領でボーデヴィッヒを取り出す!

 

『FORM RIDE・OOO・TAKATOLARTA』

 

タトバコンボからタカトラーターになる

 

 

ラウラSide-

 

嫌だ

 

私はあいつなんかに助けてもらいたくない

 

私は、私は…………

 

そしてまた二重にも三重にも私に靄が纏わった

 

それはもう嫌だ

 

 

助けてください教官…………士!!!!!!!!

 

士side-

 

「行くぜ!!」

 

チーターのスピードで一気に黒いISに近づく

 

黒いISは刀を振ってきたが、加速した勢いでのトラクローの一閃で弾く

 

黒いISの肩を掴み

 

 

「これで、どうだぁ!!!」

 

敵に組み付いて素早い連続蹴りを繰り出す-リボルスピンキック-を喰らわした

 

 

すると蹴り続けていると鎧が破壊でき、ボーデヴィッヒが見えた

 

 

だが蹴りの速度を緩めると徐々に靄が元に戻ろうとしたので

 

 

「ボーデヴィッヒ!!」

 

 

呼びかけると

 

 

「つ、士………」

 

「た…助けて…!」

 

小さな声で俺に助けてと言い、手を伸ばした

 

 

「助けてやるよ!絶対にな!」

 

 

俺も必死に手を伸ばし、そして

 

 

ガシッ!!

 

 

ボーデヴィッヒの手を掴み、引っ張りそのまま抱えた

 

 

「………士……」

 

 

俺の名前を呼んだ

 

 

「はぁ~、この馬鹿野郎が!」

 

突然、大声で怒鳴られたのに驚いたのかビクッと身体を震わせる

 

「憧れの人の背中を追うのはいいことだよ……でもな!

そのことでその人の顔に泥塗っちゃいけねぇだろうが!」

 

「わ、私は……間違えていたのか……で、では私は……どうすれば……」

 

「やり直せばいい」

 

「やり、直す」

 

「そうだ。誰にだって失敗はある!転んだことを悔やむんじゃない

 

 

転んだあとどうするかが大事なんだ!」

 

そして、ボーデヴィッヒが何かを思い出したかのようにハッと目を見開く

 

「ハハ……ドイツにいたときも教官に同じことを言われたな……

やはりあるのだな……私などでは入れない家族の絆のようなものが」

 

「入れるさ……」

 

「えっ……?」

 

「この世にたった一人だけ、たとえ世界のすべてを敵に回しても、家族の帰りを待ってる男がいる

同じくこの世にたった一人だけ、たとえ世界のすべてを敵に回しても、家族のために戦う女性がいる

普通は逆なんだろうけどコレが俺と千冬姉だ……だから、千冬姉を家で待つもう一人になればいい」

 

「お、お前は……」

 

「通りすがりの仮面ライダーだ……覚えておけ」

 

優しく頭を撫でながら優しく答える

 

「……ひっく……」

 

俺の胸にしがみつき泣き始めた

 

疲労が溜まっていたのか少しすると眠っていた

 

「「「「「士(さん)!」」」」」

 

「……やった……ね、士」

 

「でもよくあんなこと思いついたよね」

 

「まあ、あんたにしてはよくやったんじゃない」

 

「さすが士さんですわ!」

 

「やったな、士」

 

 

(上から簪、シャルル、アリーナに降りてきた鈴、セシリア、箒という順番である)

 

 

「まあな……さっさと帰ろうぜー

腹減った」

 

「「「「「士(さん)らしい……(ね)(ですわ)(な)(わね)!」

 

これですべて終わりかと思った

 

しかし黒いISはむくりと立ち上がった

 

 

「な、なんで!?」

 

 

「操縦者は今はいないはずなのに!」

 

 

「前回の無人ISと関係あるんじゃ………」

 

「そういや、お前にはボーデヴィッヒの借りがあったな……

きっちり落とし前……つけさせてもらうぜ!

箒、シャルルこいつを頼む……あと全員離れてくれ……」

 

全員がゆっくりと下がってくれる

 

『FORM RIDE・OOO・RATOLARTA』

『 ラ・タ・ラ・タ~! ラトラーター!!』

 

タカヘッドの赤も黄色に変わり全身黄色一色のラトラーターコンボになり

 

「うおおおおおおおおおお!」

 

 

強力な熱線-ライオディアス-を黒いISに放った

 

もちろん防ぎようもない黒いISには、大ダメージとなった

 

その証拠としてところどころショートしている部分が見える

 

「はあああああ!」

 

ライオディアスを消し、黒いISにトラクローで切り裂き

 

「はあっ!」

 

 

もう片腕のトラクローで突き

 

 

さらに切り裂き後ろへ吹き飛ばす

 

 

「止め……いくぜぇ……!」

 

 

『FINAL ATTACK RIDE・O,O,O,OOO』

『スキャニングチャージ!』

 

全身を輝やかせつつ前方に黄色い3つのリングを出現させ、チーターのスピードでリングを潜り抜け急接近し

 

「セイヤーッ!」

 

トラクローでX字に切り裂く-ガッシュクロス-で切り裂いた

 

 

黒いISは爆発し、煙がはれると待機状態のレッグバンドとなっていた

 

「はぁ…はぁ…」

 

コンボの疲労半端ないな

映〇くん凄いな

 

そのまま倒れこむ

 

あとは、任せた……

 

 


 
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