No.393065

IS ~運命を切り裂く剣~ 女性の中に一人だけ男!?/新しい教育実習生登場!?

ISを唯一使える男がいた。
運命を変えた一人の男がいた。
この二人が出会うとき、何かが起こる!
運命の切り札を掴み取れ!part3

2012-03-17 15:14:59 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2058   閲覧ユーザー数:2026

        ここは、『IS学園』。

 

 ここでは、IS操縦者を育成する場所である。

 

 教師や例外を除いて、全員女子である。

 

           そう、例外を除いて…。

 

 

 (はぁ、なんでこうなったんだろう…。)

 

 その例外の人物…織斑 一夏は非常に困っていた。

 

 なぜなら、彼の周りは今は女子だけ。

 これなら、反応に困るのも窺える。

 

 では、何故、彼がIS学園に行くことになったのか。

 

 それは、彼の勘違いにある。

 

 彼は、本来ならば私立藍越学園に行くはずだったんだが、試験会場を間違え、IS学園の試験機を動かしてしまったからである。

 

 まったくもって、勘違い男である。

 

 「では、自己紹介をお願いします。」

 

 (どうしよう、気まずい空気だ。

  この状況を打開しなきゃって思うけど、箒は助けてくれないし。)

 

 「…り…め君、織斑君。」

 

 彼が、思考回路を巡ってる間に彼の順番が来たみたいだ。

 

 「あの~、大声出しちゃってごめんね。

  でも、“あ”から始まって、いま“お”なんだよね。」

 「だから、自己紹介してくれるかな。」

 「駄目かなぁ?」

 

 そういって、お願いしてきたのは、山田 真耶先生だ。

 

 「いやぁ、そんなに謝らなくても…。」

 

 (チャンスだ!

  自己紹介なら、この気まずい空気を変えられる。)

 と、思ったのかいきなり立ち上がった。

 

 「あっ、えっと、織斑 一夏です。

  宜しく願いします。」

 

 と、言ったとたん、後ろ、≪キラーン≫と言う感じの視線を感じた。

 

 (なんか、悪いこと言っちゃったかな。

  だが、ここで黙ってると悪いイメージというレッテルが張られてしまう!)

 

 そう思い、強く息を吸い込む。

 

 ほかのみんなが、見守る。

 

 「以上です!!!」

 

 言った瞬間、他の生徒は、ガクッと倒れた。

 

 「え、あれ、だめでしt「ゴンッ!」ズゴック!」

 

 理解できてないのか、説明しようとしたら頭上から拳骨がふってきた。

 

 「うぅっ!いったぁ!って、千冬ねぇ」バゴン!

 

 本日二回目である。

 

 「学校では、織斑先生だ。」

 

 「先生、もう会議は終わられたんですか?」

 

 「あぁ、山田君。

  クラスへのあいさつを押し付けてすまなかったな。」

 

 と、言って山田と交代したのは織斑 千冬だった。

 

 (あれ?なんで千冬ねぇがここに?)

 (職業不詳で、家にも数回しか帰ってこない俺の姉が…。)

 

 そう思っていると千冬が自己紹介が始まった。

 

 「私が、このクラスの担任の織斑 千冬だ。」

 

 「君たち新人を1年で使い物にするのが私の仕事だ。」

 

 自己紹介が終わった瞬間、教室が一斉に騒ぎ始めた。

 

 「きゃー!わたし、織斑先生が目標できたんです。」

 

 「あえて光栄ですーーーーー!」

 

 「嫌いじゃないわーーーーーーーーーー!」

 

 「ったく。よくもこれだけ馬鹿者が集まるものだ。

  私のクラスだけに集中させているのか~?」

 と、言い千冬は、頭を抱え始めた。

 

 (千冬ねぇが俺の担任?)

 

 「で、お前はあいさつも満足にできんのか?」

 

 「千冬ねぇ、これはその…。」

 

 「織斑先生と呼べ。」

 

 「はい。織斑先生。」

 

 再び教室がざわめき始めたので、「静かに!」と、一喝した。

 

 「諸君らには、ISの基礎知識を半年で覚えてもらう。

  その後、自習だが、基本動作は半月で体にしみこませろ。

  わかっても、わからなくても返事をしろ。」

 

 ハイ!

 

 「では、教育実習生として、紹介しておく先生がいる、入れ。」

 

 はい、と、言いドアを開けはいいてきたのは…。

 

 「初めまして。剣崎 一真です。お世話になるかもしれませんが宜しくお願いします。」

 

 そういい、剣崎は頭を下げた。

 

     ついに、唯一Isを動かせる男…織斑 一夏と

         運命を変えた男…剣崎 一真が出会った。

 

            さあ、物語の幕開けだ!


 
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