No.392314

一刀の晋王転生録 第二章三話

k3さん

三話目を投稿します。
少し遅れたのは新キャラを出そうと急遽思ってしまったからです。

2012-03-16 01:27:08 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:6553   閲覧ユーザー数:5560

姓:司馬 名:昭  性別:男

 

字:子上

 

真名:一刀(カズト)

 

北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

姓:司馬 名:懿  性別:女

 

字:仲達 

 

真名:理鎖(リサ)

 

一刀と瑠理の偉大なる母。

 

 

 

 

姓:司馬 名:師  性別:女

 

字:子元

 

真名:瑠理(ルリ)

 

母を目標にする一刀の姉。一刀を溺愛している(?)。

 

 

 

 

姓:張  名:春華 性別:男

 

真名:解刀(カイト)

 

一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

姓:王  名:元姫 性別:女

 

真名:美華(ミカ)

 

一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

姓:鄧  名:艾  性別:女

 

字:士載

 

真名:江里香(エリカ)

 

後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

姓:賈  名:充  性別:女

 

字:公閭

 

真名:闇那(アンナ)

 

司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

姓:王  名:濬  性別:女

 

字:士治

 

真名:澪羅(レイラ)

後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 第三話

   「止まらぬ崩壊」

 

司馬家の逃亡から僅か、ひと月程度、

 

十常侍達による重すぎる重税、

 

さらに少しでも悪口言うものならば容赦のない死刑。

 

その人物が実際には言っていなくても、疑わしければ実行という、残酷なる政治。

 

洛陽の民達から悲鳴は絶えなかった。

 

今、洛陽の状態を表すならばこの四文字、

 

”阿鼻叫喚”

 

当然、漢帝、漢王朝の評価は上がるどころか下がり続ける一方、

 

何進、何皇后はこの事態に何も出来ずにいた、

 

いや、正確にはどうしたら良いのか分からなかった。

 

何皇后は政の能力が皆無だったからである。

 

だからといって何進では十常侍の暴走を止められなかった。

 

二人はようやく、司馬家が十常時の暴走を食い止めていたことに気づく、

 

(・・・だから、あの人(霊帝の事)は司馬家を庇い続けたというのか・・・)

 

何皇后がそう気づいてもすでに遅い、

 

かといって呼び戻そうとしても十常侍達がそれを許すはずも無い、

 

そう悩んでいたその時、十常侍達がある人物達を洛陽に招待しようとしている話を聞く・・・・・

 

何進、何皇后には、もはや手はそれしか残ってはいなかった。

一方その頃、

 

理鎖、解刀、瑠理、一刀、美華、闇那の六人は長安に向かっていた。

 

そこには、一刀達の親族がいるからだ。

 

江里香、澪羅の二人は洛陽に残った。

 

そして自分達の兵達は彼女達に預けた。

 

司馬家で働いていた者達も二人によって安全に洛陽から脱出している。

 

こうして見事に逃亡に成功した六人はその親族の屋敷に向かうと、

 

「理鎖様、解刀様、お待ちしていました・・・」

 

屋敷の前にはすでに分かっていたと言わんばかりに屋敷の主が迎えていた。

 

「理奈・・・世話になる。」

 

理鎖は彼女が自分たちが此処に来たことの経緯は分かっているだろうと判断して、世話になるとだけ言った。

 

「瑠璃、一刀、お久しぶりですね。」

 

「・・・久しぶり、理奈。」

 

「お久しぶりです。理奈様。」

 

瑠璃、一刀も返事をした。

 

彼女の名は司馬望、字を子初、真名を理奈と言った。

「そうですか・・・そんな事が・・・」

 

理奈は六人を向かい入れたあと、瑠璃、一刀から詳しい話を聞いていた。

 

大体は予想は出来ても、真相を聞く必要はあると彼女は判断したからである。

 

「それにしても・・・」

 

理奈は唐突に話を切り、

 

「瑠璃、理鎖様に似て美しくなりましたね。」

 

改めて瑠璃の姿を見てそう思った。

 

そして・・・

 

「一刀もすごく素敵な殿方になりました・・・ふふふ。」

 

一刀を見てうっとりとした。

 

「理奈・・・」

 

瑠璃が睨み付けると、あらあら、と言い微笑んだ。

「!!!!!」

 

「王元姫様、どうなさいました?」

 

作業の最中に美華が顔色を変えて一刀のいる方向を振り向いた。

 

「いえ、何でもないわ賈充、作業を続けましょう。」

 

「は、はい。」

 

(司馬望・・・少し警戒が必要ね・・・)

三人はある程度話を終えると、

 

「そういえば・・・」

 

不意に一刀がある疑問を理奈に聞いてみた。

 

「此処って、董卓さんの統治しているところですよね、董卓さんは俺達が此処にいることを知っているのですか?」

 

董卓について聞いてみると、

 

 

 

 

 

 

「董卓殿なら、少し前に洛陽に向かいましたよ。」

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして董卓軍が何進、何皇后と共謀して十常侍を誅殺した。

 

しかし、漢王朝の崩壊は止まらなかった。

 

何と今度は董卓軍が十常侍と同じく悪政を行っているという。

 

さっそく一刀は闇那に調べてもらったがどうやら事実であることが判明した。

 

(彼女が?、どうして・・・)

 

何度か董卓に会ったことがある一刀は信じられなかった。

 

(十常侍の誅殺で何かあったのか?)

 

一刀達はしばらく董卓軍に何があったのかを調べることとなった。

 

そして時が経ち、

 

袁紹の檄文が諸侯に回った。

あとがき

 

ここから一刀達の出番はしばらくありません。

 

そのため、此処から大事な場面以外は少し進行が早くなると思われます。


 
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