とある教室の掃除道具入れから聞こえるひそひそ声
???「んっ、センパイ・・・・・・・あんまり動かないで」
短髪が似合う眼鏡をかけた女の子が普段とは違う声が出そうになるのを我慢しながら注意すると
???「あ、あぁごめ「しっ、センパイ静かに」んなさい」
どこかに触れたであろう柔らかい感触に戸惑いながら最後は小声で謝る男
???「センパイ・・・・・・こういうの好きか?」
動くなと言っておきながら身体を更に密着させてくる女の子
???「ちょっちょっとちゃるちゃん!?」
な、なんでこんな事になってるんだ!?
-30分前-
???「第1238回河野貴明恋愛対策対策会議~♪」
女性のシンボルである二つの膨らみが大変立派な短髪美少女がタイトルコール(?)をすると
???「・・・・・・わーわーぱふぱふどんどん(棒読み)」
女性のシンボルはちょっと残念な短髪美少女が無表情で合いの手を入れる。
???「な、何もこんなところでやらなくても」
美少女二人の勢いに押され怯みながら訴える少年
三人にとってはありふれた光景であった・・・・・・が、少年の言葉を借りれば場所が悪い。
???「なーにいってるんすかセンパイ?」
腰に左手を当てながら右手で少年を指差しながら非難するかのような視線を伴う表情でのたまう少女A
???「センパイ・・・・・・何を言っている?」
首だけを傾げ感情の読めない表情で少年を見詰める少女B
貴明「ちゃるちゃんもよっちゃんもそんなコトをする為にウチの教室に来たわけじゃないでしょ」
項垂れながら困った表情のままで懇願するように言った。
そうここは教室でしかも寺女と貴明の学園で合同で行う学園祭の芝居の打ち合わせ中の場である。
よっち「だってセンパイのへっきーを治すことのほうがあたしたちにとっては大事ッスよ」
握りこぶしを作りながら力説する。
ちゃる「そーだそーだ(棒読み)」
無表情で合いの手を入れる。
どこまでも女性に強く出れない我らがヘッキー『違うもんタカくんは女の子に優しいだけだもん(このみ談)』こと河野貴明
そのスタイルの良さはヒロイン5本の指に入るよっち『クラスじゃトップなんスよ、センパイの周りが化け物多すぎるんス(本人談)』こと吉岡チエ
そのスタイルのスレンダーさはヒロイン5本の指に入るちゃる『えへー仲間なのですよ(このみ談)』山田ミチル
この三人の会議がまさかあのような出来事に発展するなんて誰も知る由もなかった。
本当に隠れているのは誰ですか?-前編- 完
あとがき
初めての方もおられると思いますので改めて遅筆駄文製作者のshirouです。
普段は別美少女ゲーの二次製作を投稿させていただいております。
カノン様の絵を見てインスパイア許可を頂いてから4ヶ月以上も経ってしまってる上に前編のみという事態ですが興味をもたれましたら後編をお待ち願います。
短い文なので感想の抱きようもないでしょうがコメント・感想・指導等いただけましたら幸いです。
Tweet |
|
|
4
|
1
|
追加するフォルダを選択
ある絵を見てそこから情景を思いついた作品です。ありきたりのシチュエーションかもしれませんがまぁ温かい目で見てやってください。インスパイア許可してくださったカノンさんありがとうございました。