白葉陽司は高校３年生の夏を境に変わった。
人気者であった彼がすっかり覇気を失くし、徐々に周りの興味の中心から遠ざかって行ったという。
所謂「ひと皮剥けた」等の俗な事柄ではなく、心身に大きな影響を与えた何かがあったのは間違いないだろう。

中吉 音子（なかよし ねこ）

続きを表示

　人生中吉を地で行くご当地当時少女。地味な田舎娘だが陽司が珍しく恋心を抱いた。
　月見をして「最も結婚に近づいた女子」と言わしめた。祖父は小吉（こよし）で父は大吉（だいきち）である。
瀬多 晴海（せた はるみ）
　高校時代のライバルで陽司の変化に関わる重要な情報を持つ女史。正史では陽司のはぢめての人でもある。