No.229650

恋姫無双~天の断罪者~19

ノエルさん

もし恋姫無双にこんな設定があったらと書いてみました。

世界の守護者の一人である一刀が外史と呼ばれる三国志の世界で魏・蜀・呉の人々と触れ合い?ながらその世界が破戒するのか、それとも存続するのかを見定めていく物語です。基本中立的な立場からどの勢力にも属しませんが、一時的に属することはあります。

基本的に一刀に関わった女性は惚れますが、本人はいつものことなので相手からきちんとした気持ちを打ち明けられない限り気がつきません。

2011-07-21 22:50:16 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1790   閲覧ユーザー数:1488

 

 

 

 

 

常にぐだぐだな状況で進んでおります。

 

注意していても誤字脱字も多々あるかと思いますが、気晴らしに読んでくだされば幸いです。

 

一刀は劉備たちと別れ、次の場所へ向かおうとしたが、例の薬の件が片付いていないことを思い出し

 

「なぁ、劉備の件で忘れていたけど、薬の件を先に片付けようか?」

 

「…私は別に構いませんけど、一体どうしたというのですか?」

 

「そうですね。いつもなら、卑弥呼か貂蝉に任せるところじゃありませんか?」

 

「紅鳳様、珠凰様の言う通りですわ。一体どういう風の吹き回しですか」

 

「離れる前に…何所かに連絡…していたようだけど…それと何か関係が…」

 

四者がそれぞれ一刀に問いかけると

 

「あぁ、卑弥呼は華陀と一緒に居るから、下手に仕事を頼めないし、貂蝉にいたっては………連絡が取れないというよりも、どうも、いじけて着信拒否を決めているらしい」

 

「…やっぱり、珠凰の生け花がいけなかったのよ」

 

「紅鳳姉様、それを言うなら黒耀のキノコの方がよっぽどいけないと思います」

 

「珠凰様…私達を…愛人と呼んだ…あれには…丁度いいと思う…それよりも…紅鳳様と瑪瑙姉様…真空パックの方が…駄目だと思う」

 

珠凰による、貂蝉の全身を覆うように矢を突き刺す。同じく黒耀による、薬物によるキノコを使ったミイラ化。そして、紅鳳と瑪瑙による貂蝉を布で包んだ上で、周囲を真空にする。といった、事をしていたのを始めて知った一刀は、『貂蝉だし、まいっか』というように頷いていたが

 

「まぁ、過ぎたことはいいとして…それで不貞腐れたのか分からないが、連絡が取れないのは事実だからなぁ。仕方ないだろう(というよりも、こいつ等がいる中で華琳に会いに言ったら、何言われるか分からないからな。少しでも、先延ばしにするに越したことはない)さて、とっとと行くぞ」

 

「何か不穏な考えをしたように感じましたが、まぁいいでしょう」

 

「ええ、それに、一刀を独占できますから、貂蝉に感謝…する必要はありませんね」

 

「処で、誰に売ったのか、分かっているのですか」

 

「うん…それは気になる…あの女に邪魔されて…余り聞けなかった…んでしょう」

 

「そのことだが、外で観戦しているあいつ等に任せることにした。(対価として、仕事の肩代わりなどをする事になったが)…薬の使用者及び、所持者の気配は独特だから直ぐに見つかるだろう」

 

実際、一刀が質問したのは一・誰に使ったのか。二・何人分売ったのか。三・相手は薬の効果を知って買ったのか。の三点である。問四で誰に売ったのか聞こうとしていた。質問の途中での劉備達の関与は予定外である。仕方なく、観戦しているほかのガーディアンに頼み、独特の気配を探してもらっている所である。それを聞いた紅鳳達は呆れながらも、劉備達をもう少しいじめておくべきだったと後悔した。

 

「……どうやら、分かったみたいだし、行くぞ」

 

「「「「…ええ」」」」

 

 

 

一ヵ月後、華琳が張角を討伐した頃。あらかた薬の所有者を処分、被害者を治療と事の顛末の説明したあと、残りの人物について向こうに問い合わせをしていると

 

『兄様、実は残りは洛陽にいるのですが、兄様が手を出さない方がいいと結論がつきました』

 

「何故だ?基本的にこの世界の歴史を大きく変えない限り問題ないはずだが…」

 

『今回はそれに該当するかもしれんのじゃ…まぁ対応はこっちで検討するから、とりあえず洛陽に向かっておくのじゃ』

 

「それで、貂蝉とはまだ連絡が取れないのですか。取れたのなら、あの変態に任せられますよね」

 

『うむ、未だに連絡が取れん。卑弥呼も探してはいるが…。ちと、調査をしてみる必要がありそうじゃ』

 

『そういうわけです。一刀と紅鳳王女達は洛陽に向かってください』

 

「わかった……あの変態だけがとりえの物?…のせいで、一刀の…仕事が遅れることになる…許せない」

 

「ええ黒耀の言う通り。やはり塵にして宇宙に返した方がいいのかもしれないわね」

 

『あぁ、瑪瑙さんと黒耀さん…余りやり過ぎないようにあと、紅鳳王女と珠凰王女…王族としての立場を忘れないように』

 

レイスが、瑪瑙と黒耀の言動に注意をする一方で、その横で怪しい笑みを浮かべている紅鳳たちに釘を刺す

 

「ええ、分かっております。王族としてやり過ぎない様に注意します。ね、珠凰」

 

「はい、ようはやり過ぎなければいいのでしょう紅鳳姉様」

 

「レイス、いまさら無駄だろう…」

 

一刀の言葉に全ガーディアンが呆れたように頷く。そして、準備が整い一刀達は洛陽に向かうことにした

 

 

 

それからさらに二ヵ月後、袁紹から各国に檄文が届き、集結し始めているころ一刀達は、最後の雑用を済ませるため、洛陽に向かっていた。

 

「さて、一刀はここにいると思う?」

 

「さぁ、色々周るといっていましたから、いる可能性は大きいと思いますが、期待は余りしないほうが…」

 

「そうですよ。あんな(いいかもしれないけど)人の悪口をいって、優しくするような一刀のことはお忘れください。それに、一刀は約束も守らずいつまでたっても現れないんですから」

 

「…桂花、貴女も一刀にあったことがあったの「ええ、あります。まぁそのときは鈴華も一緒でしたが」そう、やっぱり。最近鈴華の様子がなんだか落ち着きないと思ったらそういうわけなの」

 

「何だ、桂花も会ったことがあるのか。それにしてもあの北郷というのは、一体何者なのだ」

 

「……姉じゃ、しかし、北郷はいつ来るんですかね。再び会うことが楽しみですね。男嫌いの桂花も会いたそうにしていますし」

 

「ちょっと秋蘭、言いがかりはやめて頂戴。あいつには蛙風呂を用意すると約束しただけよ」

 

華琳が首飾りを見ながらいつまでたっても来ない一刀に対してイライラし、にやけた状態で桂花が秋蘭にいじられていると典韋が疑問に思ったのか秋蘭に質問をした

 

「あ、あの、秋蘭様、先ほどから話している人は一体誰なんですか」

 

「ああ、なんと言うか、変わった御仁とだけいっておこう。我等も少ししか一緒に居なかったのでな」

 

「そうね。ただ、流琉と季衣は近づかないほうがいいかもしれないわ「華琳様、そんなに危険なやつなんですか」危険といえば危険ね」

 

「そうですか。ある意味あの強さは危険かもしれませんが誰構わず振っているわけではなさそうですけど…それと桂花、蛙風呂はこなかったときに用意するはずじゃぁ…」

 

「いいのよ。いつまで待っても来ない一刀が悪いんだから」

 

「うにゃ、けど、いつかはその兄ちゃんは華琳様のところに来るんですよね」

 

「ああ、そう約束してなにやら大事な首飾りを華琳様に預けていったのだ。これで来なければただではおかん」

 

「そうね。ここまで待たせておいてこなかったら…ただ首をはねるだけじゃすまないわよ。一刀」

 

「華琳さん、いくらなんでもそこまですること無いんじゃ。(あんな素敵な人そう居ないし)桂花も同調しないで止めてください」

 

華琳が一刀に対してどうするか考えていると、桂花が今まで見たことも無い笑顔で『それよりも…』など同調し、それに対し春蘭が賛成し秋蘭が呆れ手見ている中、典韋と許緒が疑問を感じていると顔亮が出迎えた

 

 

「曹操様、よく来てくださいました。皆さんお待ちかねです。ご案内します」

 

「そう、それじゃこの話はまた後でしましょう…私は麗羽のところに行きましょうか。春蘭、秋蘭ついて来なさい」

 

「「はっ!!」」

 

華琳達が袁紹のところに行きそれぞれ自己紹介を済ませ、これからどうしようか話し合おうとしたとき、華琳が

 

「ねぇ、麗羽、北郷一刀という何聞き覚えはあるかしら」

 

「誰ですのその貧相な名前の持ち主は…」

 

「あの、男色家の疑いのあった母様の恩人がそんなだったような」

 

「優しい(面白い体の)お兄さんのことかな」

 

「あぁ、一刀の事かえ、よく知っておるぞ。童も世話になったからな。のう、しぇ…孫策」

 

「ええ、危うく死ぬところだったけどね」

 

「えっと、それって、断罪者さんのことかな」

 

「はい、たぶん。それにしても、ホント色んな所に行っているんですね。ちょっと嫉妬しそうです」

 

袁術、劉備はその名に反応を示したが、袁紹は何のことか分からずおいて行かれたことに腹が立ったのか急に切れだした

 

「きぃーーーー、今はそんな人のことはどうでもいいんですのよ。それよりも、この連合の指揮官を決めないと話が進みませんわ」

 

その後、袁紹の発言によりというよりも、劉備が袁紹を指揮官に指名した。それにより、劉備が先方を務めることになった。それから、袁術と孫策の力添えで何とか巳水関を突破した。

 

 

華琳達が集合場所に到着するころ一刀達は、ようやく洛陽の近くに着いた。

 

「ハ、ハックション!!…誰か噂でもしているのか。それで何の話しだっけ」

 

「一刀大丈夫…えっと、話を戻すけど、どうするの?向こうの話の通り、彼等を私達が殺したら、かなりこの世界のバランスが崩れるわよ」

 

「どうせ、何処かの女性が一刀のことを話しているんでしょう。それで、今までのように小さな物なら修正する必要はないけど、彼等に関してはそれなりの代償を払うことになるわね」

 

「あぁ、それについては、向こうでも話し合っている。最悪の場合、俺が手を下すんだろうな…」

 

『一刀、話し合いの結果。お前の部下を何人か使ってもかまわないから彼等はお前が確実に殺せ…が、使ってくれないと中和できないんで。そうだな、4人で事足りるだろう。すでに話しておいたから、洛陽の街で合流するといい』

 

「わかった。こいつ等もいるんだし、4人は多すぎる気がするが」

 

「そうですよ。私達がいるんです。応援は必要ありません」

 

「うん…彼等には…私達だけ…で十分」

 

『…それだけ、お前の力を削がないで歴史を変えることは大変だということだ。我慢しろ…あと貂蝉追跡調査の結果、今回の反董卓連合影の首謀者が貂蝉であることが判明した…理由が酷い扱いを受けたことに対する復讐だそうだ…あぁ何だ、貂蝉のことは卑弥呼に一任したから、お前達は薬のことにだけ集中してくれ』

 

「わかった。それにしても貂蝉がねぇ。全く、何やっているんだか。あぁ…それと、あいつ等には団員服でなくこっちの仕事着で来るように言っておいてくれ『?よくわらないが、伝えておこう』よろしく」

 

「それで一刀どうするの?こんな状況で洛陽で仕事できるでしょうか?」

 

「余裕でしょう?問題は、あいつ等が彼女達に手を出さないようにするかでしょうね」

 

「それについては、問題ないだろう。あいつ等の居場所は、この状況を利用してあぶりだそうと考えている。部下には、洛陽の周囲を警戒。例の気配の持ち主が離れようとしたときは捕らえてもらうとしよう…黒耀、あいつ等はまだ洛陽を出ていないか」

 

「うん…けど、いつ残りの…薬を使っても…おかしくない…急いだ方がいい」

 

その言葉で、一刀達は洛陽に急いだ。途中で、不満顔(今の仕事着で仕事をするのに)の部下と合流。紅鳳達はその服装を気に入り、はしゃいぎながらも、彼等の元に急ぐ。そして、反董卓連合が虎狼関につくころ洛陽に到着、それぞれの仕事に取り掛かる。

 

一刀の部下達は、周囲を探りながら彼等が逃げないか監視を行ないつつ包囲を狭め、一刀達はまっすぐ彼等の元に向かい、到着するや否や

 

「ちょっと邪魔するぞ。…さて、罪人を裁くとしようか」

 

「何だ、貴様等は!!ここをどこだと思っている。それに、わし等が罪人だと!!ふざけるのも大概にしろ…警護の者はどうした」

 

「彼等は安らかに眠って(死んで)もらっている。あなた達も直ぐに逝ってもらう」

 

「ふざけるな!!わし等よりも、董卓のほうが民を苦しめる罪人だろう」

 

「私達が調べたところ、董卓さんは民を苦しめるどころか2人の皇帝と共に豊かにしていましたよね。それをあなたたちが、自分達の悪事を彼女等に擦り付けたのではないかしら?」

 

「それに、皇帝を傀儡どころか、仲がいいと聞きました。まぁ、誰かを取り合って時折、話し合っていたとも聞きましたが」ギロッ!!

 

「…(ばれているか)それに、あんた達はある薬を所持しているだろう。それを所持しているだけでも十分に罪人と呼ぶにふさわしい」

 

「確かに薬を持っているが、そんなものとは…」

 

「残念だけど、薬の効果を知って買っていることは調べがついています。それじゃ、一刀…後は任せます」

 

瑪瑙の言葉を最後に一刀は鋼線にて彼等を縛り一人ずついつも以上に苦しめるように首だけ残して切り刻んだ。仕事を終えると、所持していた薬を回収すると、突如扉が開かれた

 

 

「ちょいと邪魔するでぇ…って、外もそうやけど一体どうなっとるんや。一刀、説明してもらえるんやろうな」

 

「霞か、久しぶりだな。元気にしてたか「元気にきまっとる。それで、これはどういうこっちゃ」ああ、仕事とは別の雑用があってな。それを片付けたところだ」

 

「雑用って、十常時を殺すことが雑用なんか…一人足らんなぁ」

 

「一人足りないって、ここにいた連中は全員残らず殺したはずですが」

 

「って誰やあんた等は、いつからいたんや」

 

「私は扇姫といいます。初めからいました。…貴女が一刀と仲良く話し込んでいるから気がつかなかっただけでは。ね、珠凰」

 

「私は弓姫といいます。私達は幽霊ですか…瑪瑙どう思いますか」

 

「いや、無視したわけやのうて…」

 

「私は月下と申します。それにしても、私達はそんなに存在感内かしら。はぁ、この人をどうしましょうか黒耀」

 

「私は…毒炎………とりあえず…殺しましょうか」

 

「ちょいまちぃ、あっていきなり殺すって、そんな節操な。気がつかなかったのは謝るさかい、勘弁してぇなぁ」

 

「それなら、ご自分の名前をおっしゃってください。一応、私達は自己紹介しましたが」

 

「紅鳳、劉備の件でイライラしているのは分かるが、それを霞に当たらなくても…人にあたりたくなる気持ちは分かるが…俺もこいつ等に八つ当たりしたが」

 

「八つ当たりの域を超えとるような気もするが一体何があったんや」

 

「あの、あなたの名前をいい加減教えてもらえないでしょうか?…狩りますよ」

 

「狩るって…分かったわ。うちは張遼、真名は…」

 

「それはいいです。あなたが認めても、私達があなたを認めない限り、呼ぶことはありませんし…」

 

「珠凰の言う通り。それに私達はそこの一刀と違って、大切な名前を誰構わず名前を教えません」

 

「なんやあんた等も名前を名乗ってなかったんやないの。それでよくうちの事狩るっていえたなぁ」

 

「私達はちゃんと名乗りましたよ。通り名ですけど」

 

「基本…私達は…自分達が認めない…限りは…名前を教えていない…国の民でも」

 

「黒耀、貴女方はそれでいいかもしれませんが、私達は一応王女ですから民は私達の名は知っていますが」

 

「他の国では通り名のほうが知られています。まぁ、私達が認める人がいないのが現実ですが」

 

「分かったわ。それで、一刀一体何があったんや。それと、いまさらやけど、彼女達は一体なんなんや」

 

「本当は、霞に説明するわけにはいかないんだが、まっいっか。かいつまんで説明すると、こいつ等一人除くが…は、ある違法な薬を所持及び使用したことでこうなったわけだ。それと彼女達は俺の婚約者だ」

 

「よう分からんが、いったいどんな薬やねん…………って、一刀の婚約者やて初耳やそれは。なに、一刀婚約者がいたんか?」

 

「いってなかったか」「初耳や…それよりも、さっきの薬の話、賈駆っちにも話してもらうでぇ。ついてきてもらおうか」

 

霞の言葉に紅鳳達は不審な顔をしたが一刀はあっさり了承。周囲を見張っている部下にも連絡をし、霞案内の元、月の元に向かうことになった。

 

 


 
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