常にぐだぐだな状況で進んでおります。
注意していても誤字脱字も多々あるかと思いますが、気晴らしに読んでくだされば幸いです。
「貴様、何故この人を狙う」
「…だからさっきから言っているだろう。それにこいつにはまだ聞かなきゃならないことがあるんだ。これ以上被害を広げたくなければ引いてもらえないか?」
「断る!!武器も持たぬものを悪とぬかすこと自体、おかしい話だ。それにお前は商人の商品を無断で燃やしたと言うではないか。それが貴様が悪だという証拠だ…はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「無断ではなく、通告はしたんだが…フンッ!!」
ブゥン!!…ヒュン!!…ドカ!!
「懲りない人たちだな…(まだ商人から聞かなければならないことがあるというのに)そもそも、あんた達が逃がした商人は善良な人ではないのだが」
「ふん、そんな事信じられるか!!」
周囲には気絶した少女の部下とおぼしき人間が多数転がっており、少女もまた重症ではない者のかなりの傷を負っていた。もう一人の少女もまた同じく傷を負いながらも、一刀を先に行かせないように立ちふさがる。
「………(まったく、確かに俺は善人とはいえないが…とはいえ、商人を殺したくないから普段以上に加減しているせいか、なかなか先に進めないな。はぁ、こういう戦闘は得意じゃないんだよなぁ)まぁ、いまさらあれが逃げたところで、被害は拡大しないが、あれにはまだ聞かなければならないことがあるんだ、いい加減通してもらえないか」
「うにゃ、それは無理な相談なのだ。愛紗は頭が固いのだ!!」
「そうか。それで君も彼女と同じ考えなのか?」
「うにゃ。う~ん鈴々はなんとなくお兄ちゃんと遣り合って見たいだけなのだ」
ブゥン!!…ガシッ…ヒョイ!!…ズシャャャャ!!
「そもそも、それほどの武を持ちながら盗賊にまで落ちるとは…武士の風上にも置けぬ者の言葉を誰が信じるか!!」
「……(自分達が絶対の正義と信じる人はどうにも苦手というか嫌いだねぇ。それにしてもこっちは人の話を聞きゃしない)……「どうした。本当のことを言われてとうとうだんまりか!!」……ハァ、あれにはまだ聞きたい事もあったが、まぁいいか。ある程度の検討はついているしな」
「何をぶつくさ言っている。ハァァァァァァァッ!!」
(捕らえた!!)ブゥン!!
「四神流剣術無・心柱!!」
紅鳳達が一刀に言われ、とある薬の生産場所を燃やし破壊尽くした後、一刀に合流するとそこには巨大な柱が2本とそこから伸びる鎖に宙に繋がれている人が1人と、十字架に張り付けにされた少女とその部下とおぼしき人たちには、それぞれ一本ずつ半透明な剣(鎖に繋がれた人は半透明ではない)が刺さっていた。それと、なにやら一刀と話し込んでいる子供が1人
「そうなのか。お兄ちゃんも何かと苦労しているのだ」
「苦労はしていないな。なんだかんだ言っても、あいつ等が大切な存在なのは確かだからな。それよりも君のほうが苦労してそうだが」
「そうなのか。けど、愛紗は何かというと鈴々を子ども扱いするのだ」
「ねぇ一刀。一体何があったのか聞いてもよろしいかしら」
「そうね。まぁ、この現状からある程度察しはつくけれど…この子は誰なの」
「紅鳳様、珠凰様どうせいつもの『あれ』でしょう。けれど、今回は派手にやらかしたわね」
「一刀…一応ちゃんとした…説明を求める…何があったの?」
「ん、ああ。それはなぁ。あの商人を見つけたまではよかったが、なかなか口を割らなくてな…」
雪蓮たちと別れた後一刀は、紅鳳たちに地図のある場所を指差しながら恐らくそこで薬が作られているだろうから、薬は完全に燃やしその場所も完全に破壊してきて欲しいと頼み(色々ぐずられたが、とりあえず1週間のデートと引き換えに了承)一刀は、取り扱っているであろう商人から薬の回収と売った相手と聞き出すためにいったん別行動を取ることとなった。
商人はすぐに見つかったが、なかなか薬も渡さず売った相手も言わなかった為、薬に関しては相手の了承もなしに問答無用で燃やし、改めて誰に売ったのか聞こうとした。
「いい加減、誰に売ったのか話してもらえないか」
「ふん、だから何のことだ。それに俺は商売品である荷物を燃やされてこれ以上何が望みだ」
「だから、さっき燃やした薬を誰に売ったか聞いているんだけど…というか言葉通じてるか」
「だから何の話をしている、それに商品を誰に売ったかなんて何でそんな事お前のような盗賊に言わなければならないんだ(折角手に入れた薬を燃やしやがって…まぁ、またあそこに取りに行けば…)」
「だから……もしかして、自分で誰かに使ったことあるのか」
「な、何のことだ(ま、まさかあの薬のことを知っていたのか)」
「知っているようだな。それにしゃべる気がないのなら、強制的調べるまでだが」
ジャララララララッ!!
「??何の話だ…って何だこれは」
突然現れた巨大な柱から出現した鎖が商人の体を捕らえ、宙に引っ張り上げた。そして、商人の周囲を無数の剣が取り囲む
「おい、お前は妖術使いだな。これは一体どんな妖術だ」
「四神流剣術零・断罪柱。…別に妖術でもなんでもない。ただ氣によって具現化されたものだ。さて、これからお前に十の問をする。その質問に答えてくれ。ただし、全て嘘偽りの場合、貴様の体を剣が貫き死ぬことになるが、一つでも真実を答えれば、いくつか傷を負うだけで、命まではとるようなことにはならない。…分かったか」
「(ふん、本当のことなんてこいつに分かるはずがない。張ったりだ!!)…わかった」
「それじゃ、問の一……」
「愛紗さん、先ほど炎が上がった辺りで承認さんとおぼしき人が、誰かに襲われていると報告が…」
「何、朱里よ本当か。か弱い者を襲うとはゆるせん!!桃香様そのもを助けに行ってまいります」
「うん。愛紗ちゃんお願い。その人を助けてあげて、鈴々ちゃんもお願いね」
「分かったのだ。って愛紗、鈴々を置いていくなぁ」
「あわわ、愛紗さん、いくらなんでも1人で行かないでください。皆さん、愛紗さんに着いて行って下さい」
「桃香様、私たちも行きましょう」「うん」
繋がれた商人を掠める様に三本の剣の刃が伸びていた。その光景を見ながら一刀は
「はぁ、初めてだよ、3本連続は…まぁいい、それじゃ問のよ…」「はぁぁぁぁぁぁっ!!」
ブンッ!!…スゥゥッ!!…ガキンッ!!…ドサ!!
「貴様!!弱き者に刃を向けるとは一体どういう了見だ!!」…グググッ…ブンッ!!
「どういう了見も何も、俺はこいつに聞きたいことがあるんだとりあえず、邪魔しないで貰いたいものだが…フンッ!!」ガシッ!!ブンッ!!
「うにゃ。うにゃゃゃゃゃゃっ!!」ひゅゅゅゅゅゅゅッ…ドカッ!!
「鈴々!!くっ、それよりも早くこちらに来なさい」
「っておい、そいつをどうするつもりだ!!」
「どうするも何も、貴様のような賊から保護するに決まっていよう」
「賊って…まぁやり方はそうかも知れないが、俺よりもそいつの方があくどい事していたのだが」
「うにゃ、そうなのか?」
「ああ、それに少し聞きたいことがあったから「鈴々どうしてそいつの側にいるのだ!!」…お呼びみたいだけど」
「さて、貴様は善良な商人「善良じゃないぞ」…うるさい!!とにかく、罪もないものに刃を向ける行為を見過ごす訳にはいかん」
「だから、そいつは善良な商人じゃなくて…なんか増えてきたな」
「とにかく行くぞ!!はぁぁぁぁぁっ!!」
「という訳だ。途中でこの人たちに邪魔されてな。聞きたいことの三分の一しか質問できなかった」
「で、腹が立ってこれを使ったというのですか?」
「一刀、いくらなんでもやりすぎですよ?それにあれは死んでもいいとして、まぁどうでもいいですが、他の人も死んでいたかもしれませんよ」
「珠凰様の言う通り、もう少し考えてから行動してくださいね」
「…ところで…どうしてこの子「鈴々は張飛なのだ」…とにかく張飛さん…は無事なのです」
「さぁ、鈴々ちゃんは「…へぇ、真名を呼ぶ仲なんですか」…とにかく、間違えた判断をしなかったということだろう」
「よく分からないのだ。ただ、こうだって思ったことをしたら普通に立っていたのだ」
「…そうですか。自分に正直ということですか。それはそうと一刀、彼女達は一体誰なんですか?」
「…さぁ、鈴々ちゃんの名前から察することは出来るが、こんなところに一体なんの用なのやら…答えてくれるよね」
「はわ、え、えっとですね、私達は黄巾党を叩く為に移動していたら…」
「あわ、斥候の方から炎が立ち上がるのと商人が襲われていると報告を受けた瞬間、愛紗ちゃんが先行したんです」
「それよりも、どうしてこんなことになっているのか説明して欲しいな。あと、愛紗ちゃんたちを解放して貰えないかな?」
「ああ、それはな…」
鈴々と話している最中に来た物達が何事もないように話に加わりながらちゃっかり仲間の解放を要求しているあたりしっかりしているというかなんというか。しかも、説明しても理解していないのかしきりに捕らわれている人の解放を訴えていた。
「そちらから仕掛けておいてよくそのようなお願いが出来ますね」
「え、えっと、そういうわけじゃなくて、か、彼女も悪気がなかったというか、私達の早とちりというか…とにかく、ごめんなさい」
「一刀、どうしましょうか?解放しなくてもしてもどっちでもいいですけど…まぁ、7から14日はまともに動けないでしょうが」
「あの~。それは、どういう…」
「それよりも、解放したほうがいいのか?するなら、早くしないと死ぬぞ彼女達…」
「あわ、何でそれを早く言わないんですか」
「…聞かれなかった…から…」
「はわ、そういうことは聞かれなくてもいうものでしょう」
「私達には関係ないことです。それに、大丈夫な人は大丈夫ですから」
「どういうこと?」
「さぁ、それよりも急いでいたんだろう。なら解放するが…」「お願いします!!」
「はわわわ!!…」「あわわわ!!…」
リーダーと思われる人物が顔を輝かせ、顔を近付けて声を荒げた。一刀に顔を近付けたのを見た紅鳳達はそれぞれ得物を抜いた
「何一刀に近づいているんですか!!」「そうですね。たかがお礼を言うのにそんなに近づく必要はないでしょう?早く離れなさい」チャキッ!!
「紅鳳様、珠凰様。落ち着いてください。こんなことで腹を立てていたら身が持ちませんよ」「そうですね…そんなんじゃ…身が持ちませんよ…」チャキッ!!
「あ、あのいっていることとやっていることが違うんだけど」
「気にするな「気にするよ~」…それじゃ、彼女達を解放するな「ちょっと…」」
一刀が手を振ると彼女達に刺さっていた剣と縛っていた鎖が消えてなくなったが、地面に倒れたままであった。それを見た今まで慌てていた小動物が医者を呼んだり、彼女達を運んだりしていた。そして、進軍(何故か、一刀達も一緒に)していると帽子をかぶった小動物がごく当たり前のことを切り出した。
「あの、そういえば、貴方達のお名前はなんていうんでしゅか」
「気にするな、どうせ直ぐ分かれるんだ」
「えぇー、もう少し居ましょうよ。あっ、私は劉備っていいます」
「何勝手に自己紹介をしているんですか。この子は…一刀、この頭の螺旋が外れている人とは早く別れましょうよ」
「ちょっと、頭の螺旋が外れてるって誰のこと…」「そういうな珠凰。一応目的の人物の1人みたいだし、このままついていくのも手だが…どうするかな。(あいつに比べたら)人徳はそれそれなりにあるみたいだが一応見定めるか」
「…一刀の仕事の邪魔をするつもりはありませんが、人徳だけがとりえのような人を見定める必要はないと思います。それに、話に聞いたあの人に比べると質が劣っているように思えますが…」
「ねぇ、何の話?それにあの人って…」
「うん…それに…今は私達がいるのに…あの人のこと…思い出されると…少しへこむ…」
「瑪瑙、確かにその通りだが、どの程度の覚悟でその道を歩むのか確かめようじゃないか。それと、黒耀、確かに彼女のことは好きだったが、それ以上にお前達を愛しているんだ…そこでへこまれてもこっちが困るんだが」
「あのですね。桃香様を知るなら、直のこと一緒に居るべきです(はわわ、かっこいいね雛里ちゃん)」
「そうです。少し話しただけで桃香様のよさは分かりません(あわわ、雛里ちゃんもっとお近づきになりたいね)」
「…一刀が私達を彼女以上に愛しているというのでしたら、私は何も言いません。一応でも見定めることを決めたのでしたら自己紹介をしましょうか。…それとそこの小動物的な人」
紅鳳はそういいながら鳳統と諸葛亮を武器を手に2人を取り囲み「一刀に必要以上に近づかないでください。殺しますよ」と紅鳳達は警告以上の恐怖を与えた
「お前達余りからかうな。泣きそうだぞ。…それじゃ改めて自己紹介を俺は………断罪者という。ある事情からこの世界を見学に来たんだ。それで彼女達が俺の婚約者で…」
「一刀…私は扇姫です。宜しく」「何でそれを使うのよ…く、扇姫の妹で弓姫よ。宜しくではないけど宜しく」
「他に思いつかなかったのでしょう…私は月下それで妹の」「うん…そう思う…毒炎…気安く話し…かけないでね」
「えぇ~と、変わったお名前ですね」「それはそうだろう「はい…」だって、通り名だし」
「あわわ、あのですね。自己紹介というのは」
「知っていますが、名前を言いたくないのですから仕方ありません。まぁ、私達はいつもそうですけど、一刀が言わないとは驚きです」
「仕事を邪魔されて、一方的に悪と決め付けられれば誰だって、考えるだろう。本当は別のをと考えたが、今回のこの世界での仕事のことを考えるとこれが言いかなぁと思って」
「それじゃ、貴方が天の御使いなんですか?」
「なんですかそれは。劉備さん一刀をそんなふざけた呼び名で呼ばないでください。それに一刀が天の御使いはありえません」
「姉様の…言う通り…一刀が天の御使い………ないと思う……天の女たらしなら分かるけど」
「そうですね。その呼び名のほうがしっくりきます」
「珠凰の言う通り。所で一刀が天の御使い思うんですか」
「それは…」「あぁ、あの占いか」
それぞれ自己紹介?をすませると、劉備がとんでもないことを言い出し、紅鳳達がそれを否定した後、一刀が月達の所で聞いた占いの話を思い出した
「一刀、なんですかその占いって」
「それはですね。何ヶ月前から巷で噂されている占いで」
「実にくだらない占いだよ。大まかに言えば、『俺』を手に入れたものが世界の運命を決めるんだそうだ。な、くだらないだろう」
「くだらなくはないです!!」
「…くだらないわよ。一刀を手に入れた人が運命を決めるなんてまずありえないわね…」
「そうですね紅鳳姉様。一刀は人の信念というか、この世界をどうしたいのかによって決めると思うわ」
「そもそも、一刀を手に入れただけで、世界の運命が決まるなんてありえませんね」
「それはそうかもしれませんが、断罪者さんが居るそれだけでそれだけの力があると誇示する事ができます」
「…力の誇示ねぇ。…劉備さんはそれでいいのか?」
「え、うーん。それでみんなが幸せになれるなら、いいかもしれないけど…あっ勘違いしないでね。私達はみんなが幸せに暮らせる世界にしたくて、戦っているのだから…」
「みんなが幸せにね。まぁ、私達には関係のないことですが、それよりも向こうに感じる一団とはお知り合いですか?」
「はわ!!…桃香様こんなところでのんびりとしている場合ではありません。急いで大規模な黄巾党の一団のところに行かないと…」
「あわ!!…どうしよう雛里ちゃん」
「にゃはは」
「作戦って…あっ!!どうしよう。急がないと犠牲者が増えちゃうよ。朱里ちゃん雛里ちゃん。それから断罪者さんたちも…えっと、急いで行きましょう」
劉備達が目的に気がつき鳳統と諸葛亮が慌て、鈴々は能天気に劉備は慌てふためいていた。10日ほどして、関羽が目を覚まし、一刀に文句を言うがそれを無視すると斬りかかろうとするが、全く動けず、その姿を見た諸葛亮と鳳統が作戦の練りをしようとするが一刀が『自業自得とはいえ、責任は一応こっちにあるから、あれは俺達が何とかしよう』と言い出し、鈴々以外が疑問を感じていた。
目的の場所に着くと一刀が、紅鳳たちに殲滅を任せると嬉しそうに向かった。
「あわわ!!数万の軍勢に4人なんていくらなんでも無謀です。」
「はわわ!!そうですよ。直ぐに援軍に向かわないと」
「…問題ない。それに、彼女達もたまには戦いたいだろうしな」
「でも、いくらなんでも無茶なんじゃないかな?」
「そうですよ!!いくらなんでも4人でなんて無茶に決まっています」
「まぁ、いいから見てればいいさ。力の差というのを教えてあげるから」
一刀が一団を指差すと全員がそちらを向くと、信じられないようなことが起こっていた。相手はたった4人にもかかわらず、数万の軍勢がなす術もなく砕かれ、射抜かれ、切り裂かれ、血を吐いて倒れたりしていった。そして、紅鳳達は半刻もかからず彼等を殲滅し、一刀の元に戻ってきた。それを見た劉備たちはあっけに取られていた。
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もし恋姫無双にこんな設定があったらと書いてみました。
世界の守護者の一人である一刀が外史と呼ばれる三国志の世界で魏・蜀・呉の人々と触れ合い?ながらその世界が破戒するのか、それとも存続するのかを見定めていく物語です。基本中立的な立場からどの勢力にも属しませんが、一時的に属することはあります。
基本的に一刀に関わった女性は惚れますが、本人はいつものことなので相手からきちんとした気持ちを打ち明けられない限り気がつきません。