退魔士社会において形骸化した五行家は火を司る刀士の家系「焔木」の次期当主。
同じく土を司る槌士の家系「九重」が三代に渡り現代退魔業の新体系を築き上げて半世紀――
主要役職を九重家縁の者が占めるのは時間の問題であった。
かつて神話・伝説級の妖怪が跋扈していた時代は個人戦闘に秀でた退魔士家系が厚遇されていたが、
ここに来て力関係が逆転したようである。現代の退魔士需要を考えれば挽回の余地は皆無に等しいだろう。

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作中屈指の実力者ながら、これらの事情により研究機関で飼い殺されている。
趣味は休暇を利用して行う刀剣蒐集。最近移動先で印象に残ったのは魔剣「ストームブリンガー」を求めるアルビノ娘など。

【主な装備品】
太刀「籐」：刃こぼれせず切れ味が衰えない霊刀。
短刀「陽炎」：抜けば炎気を放つ名刀。焔木家筆頭(※当主で無くても良い)の証。
正装「八房ノ衣」：現代の技術で女性用に新調された。銃火器や近代兵器にも耐性を示す。