No.215018

真・恋姫夢想 夢演義 絶対に笑っちゃいけない二十四時in恋姫 結末編

狭乃 狼さん

おーーーし、おわったーーー!

漸く二十四時がこれで書き終えれました~w
・・・つかれた。

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2011-05-04 20:38:42 投稿 / 全15ページ    総閲覧数:16450   閲覧ユーザー数:12701

  

 いつ何時襲い掛かってくるかもわからない、笑いという名の死神の鎌。それらを何度もその身に受け、その度に強烈な足つぼマッサージという名のお仕置きを通過してきた彼女たちも、今はようやく、睡眠という名の安らぎの中にいた。

 

 現在時刻、AM02:30。

 

 草木も眠る丑三つ時を、少しばかり過ぎたその時、ベッドからもぞもぞと動き出すひとつの影があった。

 「……おトイレ、行きたくなっちゃった」

 ぺたぺた、と。ベッドから立ち上がって、待機所から出て行くのは蓮華だった。そして、そんな彼女の後をつけるかのように、同じくベッドから起き出す人物がもう一人。

 「……蓮華殿はトイレか……(ぶるっ)私も、お供するとするか」 

 蓮華同様、もそもそとベッドから起き上がり、その後に続くようにして部屋を出て行く愛紗。

 

 ……この時、彼女たちは思ってもいなかった。まさか、二人が向かったその先に、とんでもない恐怖が、待ち受けていようとは。

 

  

 

 「ふー、すっきりした。これで今度こそ眠れるかしら」

 「そうですな。……まさか、また先ほどのような”声”が流れてきたりしない……と思いたいですが」

 「そう、ね。……明命のあれは、さすがにきつかったわ……」

 ようへいへ~い(明命-周幼平を呼ぶ声)のことですね♪

 「ん?蓮華どの?あそこに何か影が……」

 「え?」

 愛紗が気づいたそちらには、なにやらV字型をした影が、なぜか廊下からにょっきりと突き出していた。

 「……気をつけて、愛紗。もしかしたら、また何かの罠かも」

 「なに、しっかりとした気構えでいれば、ちょっとやそっとのことではもう笑ったりなどは」

 といいつつ、その影にゆっくりと近づいていく二人。そして、だんだんとはっきりしてきたその影の正体は。

 「……だれか、助けてください~……はぅぅ~」

 なぜか、犬○家よろしく、まっ逆様な状態で突き刺さっている、どっかで見たような褌だった。

 「ぶふっ!!み、明命か?!ぶ、ぶふふふっ!!」

 「な、何やってるのよ貴女はこんなところで?!」

 じゃじゃーん。『……あ、しまった』 『愛紗ー、蓮華ー。あうとー』

 どどどどどど!『こ、こんな夜中まで?!そんなに時間外労働しなくてもい』ぐりぐぐりぐりぐりぐぐいぐり!『いーのに、あーーーーーーーーー!!』どどどどどど!!

 

 「ぷはー。ようやく元に戻れましたー。お二人とも、ありがとうございましたー」

 ぺこり、と。愛紗と蓮華の二人に頭を下げて、突き刺さっていた廊下から抜いてもらったことに礼を言う、周泰こと明命。

 「で?結局何がどうしてあんなことになっていたのだ、お主は」

 「いえその。廊下を歩いていたら、気持ちよさそうに寝ている猫神さま-いえ、うたまるさまを見かけまして。で、その隙にちょっとだけモフらさせていただいていましたら」

 『……気持ちよく寝ていたのに、いい加減うっとうしいにゃ!』

 「……といって、思い切り猫パンチを食らってしまいまして」

 「で、思い切り吹き飛んでああなった、と」

 「はい♪……でも後悔はしていません!猫神さまをモフれた以上、もはや私の人生に一片の悔いなしです!」

 『……あー、そうですか……』

 目をきらきらと輝かせ、満足そうに宣言する明命に、思いっきりあきれる二人であった。

 

 

 まあとりあえず、そんな明命と別れ元の部屋へと戻ろうと、先ほど通ったばかりの廊下を歩く愛紗と蓮華。

 「明命の猫好きも、あそこまでいったらもう病気の類よね」

 「……何を今更」

 「それもそうね……って、何、あれ」

 歩く廊下の先に何かがあるのに、今度は蓮華の方が気がついた。

 「なにか、大きな影が四つんばいになっています……ね」

 と、愛紗がそう言った時だった。

 『……ぶるわあぁぁぁぁぁぁああっっ!!』

 『ひぎゃああああ!!こっちに来たああああ!!』

 ざかざかざか、と。地をはいずるゴキブリよろしく、まるで暴走した初○機のように、二人をめがけて迫ってくるその影。

 「何で私がこんな目にーーーー!!」

 「化け物来る化け物来る化け物来るーーーー!!」

 『むうぅぅぅぅあぁぁぁぁぁぁてえぇぇぇぇぇぇ!!』

 『ぎいぃぃぃぃぃやあああぁぁぁぁぁぁ!!』

 ・

 ・

 ・ 

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 「……も、もう追ってきてないわよ……ね?」

 「あ、ああ。……一体、なんだったんだ、”あれ”は」

 「どこかで聞いたような穴子声だったけど」

 「……深く考えずにおきますか」

 「……そうね……」

 乱れた息を整えつつ、二人は待機部屋へと入っていく。すると、

 「……二人とも、何かあったの?」

 「あ。ごめんなさい、起こしてしまった?」

 と、桃香を除いた残りの面々が、戻ってきた二人を出迎えた。ちなみに、桃香はただいまぐっすり夢の中である。

 「むにゃむにゃ……もう食べられない……にゅふふ」

 「というべたな寝言を言ってる娘は置いといて。で?一体どうしたの?」

 『……暴走したエ○ァ初○機のようなわか○と声に追いかけられたんです……』

 『……は?』

 

 

 

 でもって。

 「……まあ、それはともかくとして。私もおトイレに行ってこよ」

 「桃香様?」 

 「……いつから起きてたのよ」

 「あははー。たった今ですー♪」『だらーん♪』「……へ?」『桃香、あうとー』「えーっ?!」

 どどどどどどど!「き、厳しすぎるー!!」ぐりぐりぐりぐり!!「はきぷやあーーーーー!!」どどどどどど!

 「……働き者ね、あの黒子たち。……一体誰が中に入ってるのかしら」

 それは秘密です♪

 「あうあうあう……と、とにかく、おトイレいってきま~す……」

 「あ、なら私も」

 「……じゃあ、私も行っておこうかしら」

 「私も行ってまいります、蓮華さま」

 『……行ってらっしゃ~い』

 

 で。

 

 「はあ。それにしても愛紗も蓮華も怖がりね。たかだかわか○と声に追いかけられたぐらい」

 「……」

 「?桂花?どうかしたのか?」

 用を済ませてトイレから出、部屋へと戻ろうとした一同だったが、ふと気がつくと、桂花が廊下の先を見て固まったままでいることに気がついた。

 「……」

 「桂花?いったいどうしたと」”ずる、ぺたっ”「……え?」

 「な、なんですか、この音?」

 ”ずるっ、ぺた。ずるっ、ぺた。ずるっ、ぺた”

 何かを引きずるようなその音。そして、それとともに、ゆっくりと一つの影が、彼女たちの前に現れた。それは、

 『----ッ!?』

 ……全身血まみれで、なぜか片腕を失った状態の、蒼(あおい)こと、BLUE、だった。

 「な、な、な、な、なッッッ!?」

 「……ああみなさん、ちょうどいいところに。……ねえ、僕の片腕、知りませんか?……気が付いたら見当たらないんですよ……ウフ、ウフフ、ウフフフフフ」

 ぶんぶんぶんッ!!

 全力全開で首を振る少女たち。

 「そうですか。じゃあ、仕方がないですね……。代用品で、我慢しますか……」

 「だ、代用品、って、な、なに?」

 「ちょ!桃香!こういうときはそれ聞いたら……!!」

 「……クス。……お前たちの、その腕だあああああああ!!」

 『いいいやっぱりいぃぃぃぃぃぃい!!』

 「その腕おいでげえええええええっっっっっ!!」

 ざざざざざざー!と。歩くのではなく、まるで超高速のベルトコンベアにでも乗っているかのように、残っているもう片方の腕に持った刺身包丁を振り上げたまま、四人に向かって動き出すBLUE。

 『いいいいいいいやあああああああああっっっっ!!!!!!』

 

 そんな悲鳴を聞きつけた愛紗と蓮華も、(よせばいいのに)思わず部屋から飛び出して。

 「桃香さま!一体何があったんです……かあああああああっっっ!?」

 「思春!みんな!一体どうしたっていう……のおおおおおおぉぉぉぉぉぉっっっ!?」

 『その腕おいでげえええええっっっっっ!!』

 『ひぎゃあああああああっっっっ!!』

 迫り来る血まみれのBLUEから、全員一緒になって必死で逃げ出す。……まさか思春まで、こんなに怖がるとは思ってなかったけど。

 そして、追いかけられた六人は、とある通路へと差し掛かった。不自然なぐらいに、狭くなった通路にw

 はい。もちろんそうなれば、”例の”お・や・く・そ・く♪

 

 ごばあっっ!!

 

 『あぎゃあああああっっっっっ!!??』

  

 壁(もちろん張りぼて♪)から突然飛び出た大量の手に、完全に身動きできなくなる彼女たち。さらにそこへ。

 『……おおおおいいいいいでええええけえええええっっっっっ!!』

 『たあああすけてええええええええ!!』

 

 夜の校舎にこだまする、少女たちのそんな悲鳴でしたw

 

 くーっくっくっくwww 

 

 

 

 「おはよう諸君!夕べはよく眠れたかね?」

 『……おかげさまで、よっっっっっく、ね』

 目の下に思い切りクマを作ったその顔で、一同を起こしにやってきた狼を、これでもかというくらいの殺意のこもった目でにらみつける面々。

 

 現在時刻は05:00。

 

 昨夜の悪夢のような出来事から何とか部屋へと戻った一同は、今度こそ穏やかに眠ることができた。……まあ、三時間程度の間でしかないが。

 「さて。それじゃあみんあ、これから朝食なんで、顔を洗って一階の宴会場に来てくれ。朝食はビュッフェ形式になってるから」

 選び放題耐食べ放題のあれですね。

 「……今度は何を仕組んでいる」

 「やだなあ思春さんてば。仕組むだなんて人聞きの悪い。ただのちょっとしたハプニングじゃないか♪」

 「……そのハプニングで、私たちはとんでもない目にあってるんだけど?」

 「まあ、それがこのゲームの趣旨なんで♪けど、そうだな。少しぐらいは緩める場があってもいいし。この朝食の間ぐらいは何もしないでおくよ。約束する」

 『じと~……(絶対に信用ならないという目)』

 「じゃ、みんな早いとこ下に降りてきてね。僕は先に言ってるから」

 そんな彼女たちの突き刺さるような視線から逃げるように、そそくさと部屋を出て行く狼。

 

 

 それから三十分後。 

 

 

 「わ~。すごいね~、愛紗ちゃん。こんなにたくさんのお料理があるよ~」

 「そうですね。夕べの満漢全席もすごかったですが、これはこれでまた違った感動というか」

 一同の前に並んでいるのは、ホテルなどでは定番ともいえる、ビュッフェスタイルにセットされた朝食の数々。和の朝食の基本とも言うべき、ご飯に味噌汁、しゃけ、納豆はもちろんのこと、洋中の様々なおかずまで網羅され、朝食会場となっている宴会場の一角を彩っていた。

 「さて、と。まずはどれから取ろうかしら。卵と海苔と納豆は定番として、こっちのスクランブルエッグもいいし、おじゃがの煮っ転がしも『どんっ!』あ、ごめんなさ」

 ビュッフェに並ぶおかずを一つ一つ物色していた蓮華が、同じく並んでいた誰かとぶつかった。で、彼女が頭を下げた方角にいたのは。

 「あ。ども」

 BLUEだった。

 『で、出たーーーー!!』

 「ちょ!!でた、って、そんな人を漢女(と書いて化け物と読むw)見たいに」

 「だ、だだだ、だって貴方!夕べは」

 「そ、そそそ、そうです!全身血まみれで片腕なくして『その腕おいでげええ!』って、私たちを追いかけてきてたじゃないですか!」

 「……えっ、と。あの~、何のお話でしょう……?夕べは僕、ちっと事情があってここから離れていたんですけど」

 『……へ?』

 そういうBLUEの全身を、彼女たちは上から下まで何度もよく凝視する。

 「だってほら。腕もちゃんとここにこうしてあるし」

 「た、たしかに」

 「……じゃあ、夕べの”あれ”は何だったのかしら……」

 『……考えたくないです……』

 ぞお~、っと。昨夜のあれを思い出し、朝から背筋の凍る六人であった。

 

 

 

 その後。

 朝食を終えた彼女たちは、待機部屋へと戻るため、狼とともに一階の廊下を歩いていた。そこに、保健室に入っていこうとするほわちゃーなマリアの姿を見つけた。

 「おやマリアくん。どこか調子でも悪いのかね?」

 「あー。これはみなさんおはようございます。……いえね。昨日、例のお馬鹿仮面’sにO・SI・O・KI・を、かましたでしょう?なもんでちょっと疲れがたまってまして。華佗に針でもうってもらおうかと」

 「華佗どのまでここに来ているのか?」

 「そりゃあね。一応医者ぐらいは用意しておいたほうが、何かあったときに困らなくていいしね。……そだ。みんなも一応、華佗に健康チェックをしてもらおうか」

 ということで、保健医役の華佗に、全員分の健康チェックをしてもらうため、マリアとともに保健室へと入った一同。

 とりあえず、先客であるマリアの治療が済んでから、ということで、六人はそのまま見物をしていることになった。

 「さて、と。マリアは確か疲労回復をすればよかったんだな?」

 「です。いつものやつ、ひとつよろしくお願いします」

 「(いつものやつ、ということは、やっぱり例の”元気になあれえー”ですか)」

 「(まあ、そういうことだろうねえ)」

 と。愛紗と狼が小声で話していると、華佗が少々困った顔で腕組みをした。

 「……どうした、華佗?いつもみたいに必殺治癒!!……って、やらないのか?」

 「いや。そうしたいのは山々なんだがな。道具が見当たらないんだ」

 『……は?』

 「……ああ、そうだそうだ!確かさっき、卑弥呼のやつが貸して欲しいと言って持っていたんだった」

 『(いやいやいや!そんな大事なこと忘れちゃ駄目でしょ!てか、何に使うんだあのヒゲ!?)』

 もう、突っ込みどころ満載なので、ここは軽く流すことにしますw

 「ふむ。じゃあ、残ってるこいつを使うとするか」

 ぱぱぱっぱぱーん♪

 「ごるでぃおんはんまあー」

 『お、大○○ぶよ声!?』

 どこかで聞いたような(笑)声とともに、華佗が取り出したもの。それこそは五斗米道(ごっどぶぇいどー)究極の医療つーる。その名も、”ごるでぃおんはんまー””であった!(ばばーん!)w

 『いやいやいや!それどう見ても、ただのぴこぴこハンマーですから!』

 「大丈夫だ!五斗米道適に問題はない!さあ、はじめるぞマリア」

 「ちょ!ほんとに大丈夫なんだろうな!?」

 「さあいくぞ!はんまああああ!こねくと!」(がしいぃん!)

 『おいおいおい!』

 「さあ、病魔はどこだ!?……む!見えた!!はんまああああ!へる!」(どごおっ!!)

 「ふぐげっ!?」

 ごるでぃはんまーの持ち手の部分から出た杭(?)のようなものを、ほわちゃーなマリアの体に、何の躊躇もなく打ち付けた。

 「はんまああああああ、へぶん!!」

 「ほぎょおおっ!」

 今度はその打ち付けた杭を、同じくハンマーについていたくぎ抜きのような鉤爪(?)で、一気に引っこ抜く。

 「病魔よ!ひ・か・り・に!なああああれええええええええっっっっっ!!」

 「ああーーーーーーーーーーーーーっっっ!!」

 室内に広がる金色の光。そして。

 「……う。なんていうまぶしさなの……って、あれ?」

 「……マリアさん?」

 「……誰も居ない、な」

 「誰も居ません、ね……華佗殿?」

 「……医術に犠牲は付き物だ」

 「……そうか。ほわちゃーなマリアは、医療の発展のための、尊い犠牲になったのか」

 「ほわちゃーなマリア、君の事は、決して忘れない」

 「……どうか、安らかに眠ってください」

 

 ちーん。

 

 『……って!無理やりいい話で終わらせようとすなーーーー!!』

 

 霊体の声は聞こえません。あしからずw

  

 『9(゚Д゚)ぎゃーす!』

 

 

 

 星になったほわちゃーなマリアはさておいて(笑。

 

 現在時刻、AM06:30

 

 一同は現在、狼に先導される形で、敷地内にある、とある場所へと移動をしていた。

 「ちょっと。いったいどこに行こうって言うのよ?」

 「慌てない慌てない。すぐそこだからさ。……あれ?」

 先頭を歩いていた狼が不意に立ち止まり、前方にとあるものを見つけて反応する。

 「ねえ、あれって確か森羅じゃなかった?」

 「そだね。なにしてんだあいつ、こんなところで」

 通路の真ん中にぽつんと立っていたその人物。それは、やはり狼の仲間の一人である、クリエイターズの一人、森羅だった。

 「おーい、森羅ー」

 「ん?ああ、これは皆さんどうも」

 「あの~。何やってるんですか?道の真ん中でぼ~っとして」

 「……いえ、その。なんと言ったらいいか……」

 もごもごと。なにやら言いにくそうにどもる森羅。

 「だから一体何なのだ?言いたいことがあるならはっきり言え!」

 「わ、わかりました!わかりましたから!……じつはですね」

 『……実は?』

 「…………ネタが出なかたったんです」

 『……は?』

 「ほんとならね。ここで皆さんを思いっきり笑わせる予定でいたんですけど、そのためのネタが何にも浮かばなかったんです!」

 『…………』

 ひゅう~~~~。

 「……えっ…と。とりあえず、元気だそう?な(ぽんぽん)」

 「思春さん……こんな僕を慰めてくれるんですか!?そ、それはもうプロポーズと受け取って良いんですね?!」

 「はあっ?!な、なんでそうなる!?」

 「いえ!もうみなまで言わなくてもわかっています!さあ!僕と一緒に新しい世界のアダムとイヴになりましょう!」

 「ちょ!?お、落ち着け森羅!私は何もそんな」

 「思春~!愛してる~っっっ!!」(思春に向かってル○ンダイブw)

 「あほかああ~~~~~!!」

 ばきいっっ!!

 「ああああれええええ!!照れた思春もかわいいよおおお~~~!!」(きらっ)

 「あ。森羅が星になった」

 「……で。結局なんだったの、あれ?」

 『さあ?』

 

 

 とまあ。星になった森羅はさておいて(あれ?なんかデジャブな気が。まいっかw)。

 

 一行が到着したのは、本校舎から少し離れた場所にある旧校舎。

 「またずいぶんと趣のある建物だな」

 「まあね。旧校舎風味を演出しようとして凝ってみたらこうなった」

 木造二階建てで、建物中にツタが生い茂る、その古びた校舎を見ながら、狼が愛紗にそう答える。

 「それで?ここで一体何をしようというのかしら?」

 「……じつはさ。この旧校舎内のどこかに、俺の仲間たちが何人か隠れてる。で、今から君たちには、連中を探し出してもらおうと思う」

 「……ようするに、”かくれんぼ”、ですか?」

 「ぶっちゃけそういうことです。ちなみに、このゲーム中ももちろん、いつものルールは適用されますので。あ、それからもう一つ」

 「……何よ?」

 「制限時間は今から四時間なんだけど、その間にもし、全員を見つけることができなかった場合は、”特殊な”、お仕置きが待ってますので♪」

 「……私たちにメリットは?」

 「……もし、時間内に全員見つけ出せたら、一刀の抱き枕を全員に進呈。……どうかね?」

 『やるに決まってるじゃない!!』

 「そういうと思ったよ♪……でも、桂花と思春も、一刀の抱き枕がほしい訳?」

 「べっ!別に使い道ぐらい、い、いくらでもあるでしょうが!///」

 「そ、そうだとも!修練の的に使ったりとか、その、サンドバッグにしたりとか///」

 「そうそう!別に抱いて寝たいなんてこれっぽっちも思っちゃいないからね!///」

 ……顔真っ赤にしていっても説得力無いと思いますけどね。

 

 「ま、いいや。じゃ、さっきも言ったとおり、もうじき七時になるから、そこから四時間の間に、ジョージ、黒山羊、戦国、村主、大ちゃん、森羅の、以上六人を見つけ出してくれ。諸君の健闘を祈る!」

 『さー!いえっさー!』

  

 まあ、何でその返事なのかはよくわからないが、とりあえず、恋姫組対クリエイター組による、史上最大?(笑)のかくれんぼが開始された。

 

 

 「さて。まずはどこから手をつけましょうか?」

 旧校舎内、その玄関先にて。まずは作戦会議を行っている恋姫組。

 「華琳さま。やはりここはそれぞれ別行動をとって、各自で対象を探した方がよろしいかと」

 「そうだな。何のかんの言ってもかくれんぼなわけだから、ただ探し出して見つけるだけで良いわけだし」

 「ふむ。桂花と愛紗のいうとおりね。このくらいの広さの建物なら、隠れるところなんて知れてるでしょうし。じゃ、ここは手分けして探しにいくとしましょうか」

 『応!』

  

 玄関からばらばらに動き始めた六人。まずは桃香の様子から見ていこう。

 

 「む~……ここかな?それともこっちかな?」

 一人校舎の三階へとやってきた桃香は、各教室を出たり入ったりしながら、どこかに隠れているであろうクリエイターズを、懸命になって探していた。

 「いないな~。……あれ?」

 とある教室内に入った彼女は、そのさらに奥にも扉があるのを発見した。そこには、”理科準備室”と書かれたプレートが。

 「……ここに誰かいないかな~?おじゃましま~す」

 扉を開け、そっと中へと入る桃香。すると、明らかに不自然な格好でいる人影を、人体模型のその影に見つけた。

 「あのアロハシャツは、たしかジョージさんだったよね?あは。こんなに簡単に見つけちゃった。らっきー」

 そうほくそえんでその人体模型に近づく桃香。そして、その影に立っている人物の名を呼びながら、ひょい、と覗き込んだ。

 「ジョージさん、み~っ……け?」

 「む!?もう見つかったか!」(注:アフロかつらを被ってます♪)

 「あははははははは!やだすごく似合ってる~!!」

 『じゃじゃーん』「あ」『桃香ー、あうとー』どどどどどどど!「もうやめて!私の足のHPはもう!」ぐりぐりぐりぐりぐりぐり!「ゼロ、あーーーーーーー!!」どどどどどど!

 「ふっふっふ。桃香、残念だったな。では、またどこか出会おう!さらば!」(ぴうっ!)

 「ふえっ!?ちょ!何で逃げちゃうの!?ちゃんと見つけたのに!」

 ぴんぽんぱんぽーん。

 「ほへ?」

 『え~。ただいま校内にて探索中の恋姫組。さっき言い忘れていたことがあるんで補足させてもらうけど。みんなを見つけた場合であっても、その時点で笑ってお仕置きされた場合は、その発見は無効となりますので。じゃ、そゆことでがんばってね~』

 ぴんぽんぱんぽ~ん。

 「そんな~~~……あぅぅ。お仕置きされ損だよ~……(泣」

 

 

 

 「くっ。あの腐れ男、なかなかこすいことしてくれんじゃないの」

 と、先の放送に悪態をついているのはもちろん桂花。彼女ただいま一階の職員室にいる。

 「まあいいわ。要は笑いさえしなければいいんでしょ?さってと。ここには誰かいないかしら……」

 室内をぐるりと見渡す桂花。その視界の中に、とある花瓶が目に入った。……なんか羽がはみ出して、ぴこぴこと動いてます。

 「ふ。あれは間違いなく大ちゃんよね?あれで隠れているつもりかしら」

 そ~っと。その花瓶に近づき、そして、勢いよく中を覗き込む。

 「大ちゃん、み~つけ……た?」

 「あらん。見つかっちゃった♪」

 そこにいたのは大ちゃん……ではなく、なぜか貂蝉だったりして♪

 「ひぎゃああああ!!化け物がちっさくなってちっさい花瓶に入ってる~~!!う~ん(ぱた)」

 「あ~ら。人を見て気絶しちゃうなんて、桂花ってばい・け・ず」

 (……至極当然の反応だと思うけど?)

 同・職員室内の、壁にかけられた額縁の裏からそれを見ていた、大ちゃんの感想でありました。

 

 

 「……なんか、いま桂花の悲鳴が聞こえたような気がしたが……気のせいか?」

 職員室から少しばかり離れた場所にある保健室。そこに現在いるのは愛紗である。

 「ふむ。とりあえず、保健室に来ては見たものの、まさかな。こんなわかりやすい所に隠れているやつなど」

 そう言いつつ、ベッドを一つ一つ調べていく愛紗。すると、一つだけ不自然に盛り上がっている布団が。

 「……おい。まさかとは思うが、何かの冗談ではなかろうな?誰かは知らんが、人を小馬鹿にするにもほどがあるぞ!」

 ばさあっ!と。その布団を思い切りめくる。そこにいたのは、

 

 おっきなあ○るーin村主でしたw 

 

 「ぷーーーーっ!!」

 『じゃじゃーん』「いやちょっと待て!今のは不可抗ry」『問答無用♪愛紗、あうとー」どどどどどどどど!「もう足つぼはいいかげ」ぐりぐりぐりぐりぐり!「んあきたーーーーーーーー!!」どどどどどどど!!

 

 「二度も同じ手に笑うとはねー。まだまだ修行が足りんよ、愛紗♪じゃあねー」

 

 

 所変わって、二階にある視聴覚室では。

 「……う~ん。なかなか見つからないものね……ほんと、一体みんな、どこに隠れているのかしら」

 室内で眉間に皺を寄せてうなっている蓮華がいた。室内にあるのは、いくつかの長椅子と大きなスクリーンのみ。正直、隠れるような場所があるとは思えないけど、と呟きつつ、蓮華はとりあえずスクリーンのほうへと歩き出す。すると、

 「……あら?あれ何かしら?」

 スクリーンの端から、何か棒のようなものがはみ出しているのに気がついた。

 「……そうだ。たしか、戦国の持ってる刀の鞘が、あんな形だったはず。よし」

 つつつ、と。気配を殺してそこへと近づく蓮華。そして、

 「戦国見つけた!」

 「うわっ!な、何でわかったんですか!?」

 「鞘がはみ出ていたわよ?気がつかなかった?」

 「あっちゃー。僕としたことがとんだドジを……くっ。不覚だ」

 「ま、その辺は後でじっくり後悔して頂戴。さて、と。それじゃあ次の人を」

 と、蓮華がスクリーンに背を向けたときだった。

 ぶん、と。室内の明かりが突然消え、部屋の中央においてあった映写機が、何かを映し始めた。

 「な、なに?」

 スクリーンに映し出されたもの。それは、

 『どっどっどりふのだいばくしょ♪』

 全員、某雷さまの格好をして、そんな歌を歌う、祭、桔梗、紫苑であった。

 「ぶはははははは!!さ、祭ってばなんて格好……っっ!!あは、あは、あはははは!」

 『じゃじゃーん』「……はっ」どどどどどど!「さ、祭のばかー!」ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり!「あ゛っーーーーーーー!!」どどどどどどど!

 

 「らっきー。たすかっちゃった。祭さんたちには感謝しないとなー。年も考えずにあんなことをしてくr(どすどすどすっっ!!←どこからともなく飛んできた矢)……っ!!……ごめんなさい、お姉さま方……ガク(ちーん)」

 

 

 

 「で?貴女はここで何をしていたのかしら、沙和」

 別の階にある教室の一つにて。隠れているメンバーを探しにきた華琳は、そこで沙和と出会っていた。

 「沙和はねー。とある人に頼まれて、とある人をコーディネイトしていたのー」

 「……誰よ。そのとある人っていうのは」

 「頼んできた人は秘密なのー。これだけは華琳さまでも教えられないの。コーディネイトしていたのはねー、黒山羊さんなのー」

 「……黒山羊、ですって?かれ、ここにいるの?」

 「はいなの。そこのついたての裏に」

 と、沙和が少々大きめのついたてのほうを指差すと、その裏に居ると思しき人物が、あわてた感じでごそごそと動いた。

 「そう。つまり、変装して私たちの目をくらまそうとでもしたのね。ふん、浅はかな考えだったわね、黒山羊」 

 そう言ってそのついたての方へとつかつか歩み寄る華琳。でもってそこには、沙和の言葉どおり、黒山羊がいた。

 

 ゴスロリ着てましたけど♪

 

 「ぶふーーっ!」

 『じゃじゃーん』「……しまった」『華琳ー、あうとー』どどどどどど!「……好きになさいよ。逃げも隠れもできやしな」ぐりぐりりぐぐりぐり!!「いいっーーーーーーー!!」どどどどどどど!

 

 「……そんなに笑うほど似合わないかなー?沙和はどう思う?」

 「……のーこめんと、なのー」

 

 

 「……それで?貴様は何をしているのだ、北郷?」

 「えー。ベツニナニモシテナイデスヨー。時間稼ギナンテコレッポチモデスー」

 思い切り棒読みなその台詞を、目の前で自分をにらみつけている思春に返す一刀。ちなみに、ここは旧校舎の屋上です。

 「……なるほど。つまりここに、隠れている連中のうちの誰かが居るわけだな?」

 「やだなあ思春ってば。誰もいやしないって。……俺たち以外は、さ」

 すすす、とまじめな顔で思春のそばへと近づく一刀。

 「な、何の真似だ北郷?わ、私に何をする気だ?!」

 「別に。思春の武が封印されてる今なら、普段言えない事も言えるかと思ってね。普段なら、こんなこと言ったその瞬間に、鈴音が俺の首めがけて飛んでくるし」

 「な、何?いったい何を」

 「……思春。愛してる」

 「んなあっ!?///」

 突然の愛の告白。それによって一瞬で茹蛸のように真っ赤になる思春。

 「思春、好きだ。君を愛してる。この世で一番、誰よりも、君の事を」

 「な、な、な、な、な!!ば、馬鹿も休み休み言え!お、お前が私を一番に愛しているなど、そんな事が」

 「本当だよ、思春。だから……結婚しよう、この僕と!」

 ばさあっ!!

 と。一気に顔の皮をはいで(!)服を脱ぎ捨てた一刀(?)。というか、まあ、この時点で誰だか分かりますよねーw

 「お、お、お、お前は森羅!!」

 「さあ思春!ここなら誰の邪魔も入らない!今度こそ僕と新世界のアダムとイブに!」

 「……………貴様というやつは、性懲りもなくーーーーーー!!」

 どぐばきゃっ!!

 「ほんぎゃーーーーーー!」(きらん)

 「……今度こそ、本当に星になってろ。ふん!」

 自業自得、ですねー♪はい。

 『僕は絶対にあきらめないぞー!!』

 

 

 そんな感じで、笑い声と悲鳴が交錯する中、四時間に及ぶ壮大なかくれんぼは続けられた。ようやくといった感じで最初に捕まったのは、森羅だった。髪を下ろしてウェディングドレスに身を包んだ思春を囮にされ、のこのこ出てきたところをとっ捕まった分けである。……まあ、ある意味漢らしいかもしれない(笑。

 

 そしてその後も、本領を発揮した桂花の策により、次々とおびき出されて発見されていったクリエイターズの面々。しかし。

 「くっ!後は戦国だけだって言うのに、どうして見つからないのよ!?」

 「分かりません……。彼の好きなものは分からないですし、これ以上は策の弄しようも」

 「はーい。残り時間一分ー」

 「ええー!もうそんなに経ってるんですかー!?」

 そこはそれ。文章量の都合というやつですw

 「残り十秒ー。九、八、七、六」

 「蓮華さま!」

 「思春!どう、居た?!」

 「……無念です」 

 「よーん、さーん、にー、いーち、しゅーりょー」

 ぴりぴりぴりぴり。

 かくれんぼの終了を知らせる笛の音が、高らかに鳴り響く。

 『……あ~あ』

  

 『じゃじゃーん』 『んげ?!このタイミングでくるの?!』 『はーい。全員、あうとー』

 どどどどどどど!!『ひ!は、羽箒、来たあああ!』こちょこちょこちょこちょこちょ!!『にゃはははは!ふひひひひひ!あははははは!!も、もうらめええええええ!!』

 どどどどどどど!

 

 と。お仕置きが無事に済んで、恋姫組がぐったりとしたところに、今まで隠れ続けていた戦国が、ひょっこりとその姿を現した。

 「おー。戦国お疲れさんー。てか、いったいどこに隠れてたわけ?」

 「えっとね。保健室のね、ベッドの下で寝てた」

 『……は?』

 「いやー。意外と見つからないもんだねー。愛紗さんが村主を見つけた後、ずっとあそこに居たんだけど。……灯台下暗しって感じ?」

 「……微妙に違うような気がするけど」

 『……なんかもう、どうでもいいです……』

 

 「まあ、それはともかく、だ。とりあえず、この勝負は俺たちクリエイターズの勝ちってことだ。……ただし」

 ぐる~り。

 「え?あの、な、何?」

 森羅の方へと黙って視線を回す狼。

 「……森羅。一番最初に見つかってとっ捕まった君には、とりあえず罰を受けてもらおう。私情に走りすぎたって言う事も含めて、ね」

 「えー……」

 「えー、じゃない。というわけで、卑弥呼ー。出番だぞー」

 「ぬふううううん!ようやく出番か?」

 「うげ!ちょ!俺に何をする気だ!」

 「……卑弥呼の往復ビンタ。今度こそそれで星になっちゃいなさい。……やれ」

 「ちょーーー!?」

 「ぬふうううん!歯あくしばれ男よ!おらおらおらおらおらおらおら!!」

 びびびびびびびびびびびっ!!

 「ぶへらばああああああっっっっ!!」

 ぴゅーーーーーーーーん。きらっ。森羅はこうして星になったのであった(笑。

 

 「さ~て。それじゃあ今回はこれでかいさ」

 「あ~ら。ま~だおわってないわよ~ん」

 『元祖お化け来たーーーー!!』

 しなをつくって颯爽登場。それは僕らのちょ~せんちゃん♪(違w

 「どぅふふふふ。最後まで見事発見されず、頑張って隠れ通した戦国ちゃんに、私からの愛のプレゼントをおくるわ~ん」

 「全っっっっっ力で拒否します!!」

 「プレゼントはわ・た・し♪この貂~蝉ちゃんの愛の抱擁よ~ん。……むぎゅっとな」

 

 

 「うんぎゃああああああああああっっっっっっっっっっっっ!?!?!?!?!?!!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 あまりにもおぞましい場面のため、一部カットさせていただきますw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……我々は、この日をけして忘れないだろう。戦国よ、われらが友よ。とわに、安らかに眠れ……合掌」

 

 『な~む~』

 

 ちーん(笑。

 

 

 

 きーんこーんかーんこーん。

 

 終業のベルが高らかに鳴り響く。

 

 そう。

 

 それは、今イベントの終了を告げる、本当に最後のベルである。

 「……え~。長いようで短いようで長かったようなこのイベントも、ついに終わりのときを迎えました」

 『……』

 少女たちは、ただ無言で彼の話を聞いていた。ところはせいふらんちぇすかの門の前。絶対に笑ってはいけない二十四時in恋姫も、彼女たちがこの門をくぐったと同時についにその終わりのときを迎える。

 

 「さて。とりあえず、みんなが気になっているであろう、今回の結果についてなんだが」

 『……(ごくり)』

 「……優勝者は……」

 『優勝者は?!』

 

 「……該当なし!」

  

 『……………は?』

 

 「いやー。一応集計はしていたんだけどさー。最後のかくれんぼのところで、全員総数五十回で並んじゃったんだよねー」

 もちろん、文章に書かなかったところも含み、です。くすw

 「とうわけでー。今回の商品は無しってことで♪皆さんお疲れ様でしたーw」

 『……言いたい事はそれだけ?』

 「お?もしかして手を上げるつもりかな?結界の張られた中で」

 「ぐ。……まさか、そこまで見越していたんじゃあないでしょうね?」

 「さ~?いったい何のことやら♪ぼくにはとーんと。へっへっへ」

 『……その心配は要らないですよ』

 「へ?」

 「結界ならたった今、僕が解きましたので」

 「ろ、老仙!おま、なんてことを!?」

 「璃々ちゃんにあんな事(一刀とマリアを鞭でしばかす)をさせた罰です。……さあみなさん。遠慮なく、今までの恨みを彼に向かって晴らしてください。じゃ、僕はこれで」

 どろん、と。煙とともに消え去る南華老仙。

 『……ふっふっふっふっふっふ。……覚悟はいいわね?狭乃狼?』

 「……え~っと。……DEAD END、ですか?」

 『……あたりまえだああああああっっっっ!!』

 「ぎいいいやああああああっっっっ!!」

 

 

 

 

 ……え~っと。

 

 とにかく、なんかもう、色々と、BAD END、ていうことで(笑。

 

 終わり。

 

 

 

 以上。

 

 笑っちゃいけない二十四時in恋姫。

 

 漸くの終了でございます。

 

 まあとにかく、カオス、の一言ですなw

 

 最後はちょっとだけ笑っちゃいけないの趣旨から外れましたが、そこはそれ、笑ってスルーしてくださるとうれしいですw

 

 ではここで改めて、ネタをたくさん提供してくださった、そしてご登場いただいた皆様の名を、ご紹介させたいただきます。

 

 

 ジョージさん。

 ほわちゃーなマリアさん。

 BLUEさん。

 南華老仙さん。

 戦国さん。

 村主7さん。

 森羅さん。

 うたまるさん。

 黒山羊さん。

 大ちゃんさん。

 

 本当にありがとうございました。

 

 一応、ご提供いただいたネタは、多少の改変はあるかもですけど、全部使ったはず・・・ですw

 もし抜けているのがあったらご一報ください。謝ります。

 

 でも、書き足しはしませんw

 

 

 ではそういうことで、また今度は北朝伝、もしくはツンルートにてお会いいたしましょう。

 

 それでは皆様、再見、です♪

 

 

 

 

 おまけ。

 

 

 「ごしゅじんさま~!はやくはやく~」

 「わかったわかった。ちょっと待ってって、璃々ちゃんてば」

 

 ここは正史のとある町。そこにて元気よくはしゃぐ璃々ちゃんと、引率役の一刀の姿があった。

 

 「でも良かったのかな~?りりがごしゅじんさまと遊びにきちゃっても」

 「いいんじゃないの?みんなも喜んで譲ってくれたわけだし。今日は目いっぱい遊ぼう。璃々ちゃんのいうこと、何でも聞いちゃうからね」

 「ほんと!?わーい!!」

  

 まあ要するに。

 

 実のところ、一刀との一日デート権を獲得したのは雪蓮だったりするのだが、その権利を雪蓮は璃々に譲ったのである。

 「まあ、ね。いい大人の私が一刀を独占するより、璃々ちゃんにたくさん遊んでもらったほうが、やっぱ気持ちがいいじゃない」

 ・・・・・という事だそうである。

 

 おそらく、だが。雪蓮としてはこれをネタに、後でたっぷり一刀を自由にする気で居るのは目に見えている。

 ほかの面子からはそういわれた一刀は、それに対して笑顔でこう言ったという。

 「ま。それぐらいお安い御用さ。……璃々ちゃんが喜んでくれれば、それで、ね」

 

 結局、みんな璃々には甘い、という事である。

 

 

 おしまい。

 

 


 
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