今回も自分の文才のなさにあきれ返りながら書いています。
注意していても誤字脱字も多々あるかと思いますが、気晴らしに読んでくだされば幸いです。
一刀が紅鳳たちと合流して数日、ようやく孫策が治める街までやってくることが出来た
「なぁ、いまさらだが本当にこっちに来てよかったのか?」
「何をいまさら言っているのです。一刀の側が私達の居場所とあの時から決まっているではありませんか」
「…いや、決まってないと思うが。なに、瑪瑙達はまだいいが、紅鳳たちは父親(国王)に連絡しないとまずかったんじゃないかと思ってな」
「別に構わないわ。その辺は母上が何とかしてくれると思います…それよりも、そろそろ街につきますが、どのようにして、孫策殿とコンタクトを取るおつもりですか?」
「それは、特に策はないんだが、とりあえず飯を食いながら考えようかと思ってな」
「相変わらず…計画性がないの…だからこんなことになっているって…自覚はあるの」
「そうね。その辺の自覚はあるのかしら」
「ぐっ、それを言われると返す言葉もないが……すみません。本当は武官や文官の募集があればそれに乗っかろうかと思ったんだが「だがなんでしょうか?」…お前たちがいると、それも難しいからなぁ「…なぜ?」分かってて聞いてるだろう。お前達のことだから全員一緒がいいんだろう「当然です」そうなると、本来、孫策のところに行くはずだった人が少なくなることは避けたいから」
「…それもそうですね。それに、丁度お昼時みたいだし、食事をしながら考えるのもいいかもしれないわ」
「紅鳳姉様がそういうんなら…ところで、瑪瑙貴女先ほどから黙っているけど、どうしたのですか」
「……いえ、私の勘がなんだか食事をすると良い事と悪いことが同時に起こるって感じているんだけど…落ち着いてみると、今回は気にする必要はなさそうね」
「ならとっとと行くぞ。こうも腹が減ると考えるのも億劫になる」
クゥゥゥゥゥ
その言葉と共に全員のお腹がなと互いを見つめ頷くと、街まで急ぐのだった。
そして街につくと、食事の出来そうな場所に入りさっそく注文をする5人。食事が来るまでの間、今後のことを話し合うわけでもなく、思い出話に花を咲かせていた。
「…お待たせしました」
「食事も来たことだし、食べるか」
ガヤガヤガヤガヤ
「騒がしくなってきましたね…」
「ええ、でもこのような雰囲気で食事というのも悪くありません」
「ええ。でも、なんだか騒々しすぎのような気もします」
「…私たちに危害が及ばなければ無視すればいい」
「そうだな…んっ「…どうしたの」いや、あれ」
一刀の指差す方向を見ると「孫堅様のほうがよい政策だった」「いや、孫策様はこれからの呉のことをだな」などと言い争いをしている2人がいた。
「…貴様、孫堅様を侮辱しているのか」「違う、孫策様は俺達のことを考えてだな…「それを侮辱しているといっているのだ」
などと酒も入っているのか不毛ないい争いを繰り返していた。そこに小さな子供が料理を2人女性が座っている場所に料理を運ぶ最中のようだ。が、丁度2里が言い争うをしているところを通ろうとしたとき
「此処まで言っても分からないなら、力ずくでも分からせてやる」「…望むところだ」と売り言葉に買い言葉といった風に互いに武器を抜くが周囲はいつものごとくやんややんやと囃し立てていた。が、今回は運悪く子供が料理を運んでいたことに誰も気付かず、剣が振り下ろされた。
「…相変わらずですね」「ええ、これだから誰かまわず彼に惹かれるんですよ…付き合う瑪瑙も瑪瑙ですが「出遅れた事が…悔しいの」…かなり悔しいです」
振り下ろされた武器はぶつかり合う事無く一刀と瑪瑙の手によって喉下に突き立てられていた。子供のほうは一刀は抱き抱えられながら震えていた。一方運ばれていた料理は、お盆ごと瑪瑙が手に持っていた。
「…大丈夫か「うん、料理は」そっちのおねぇちゃんが持っている。危ないから、受け取ったら此処から離れな「うん」」
トコトコトコ
「さて……おっさん達「な、なんだよ」酒の席だ、暴れるなとは言わない。けどな…」
「子供に斬りかかるなんていき過ぎだと思うわよ」
「あ、あれはあの子供が勝手に近づいてきただけで…」
「なら、あの子に仕事をするなといいたいわけ」ギロ!!
「そういうつもりじゃなく」「ならどういうつもりなんだ。答えてくれると俺も瑪瑙もありがたいんだが…」
「「………ガクガクガク」」
「…その辺にしておいたら」
2人の静かだが、異常な威圧感に2人は戦意を失いかけたとき、横から待ったの声がかかった。2人は声のほうを向くと、子供が料理を運んだ席の2人のうちの1人だった。
「なぜだ。「その2人も、もう反省しているみたいだし。この辺じゃ日常茶飯事だし」…そうか「…(ヴンヴン)」…瑪瑙、此処はこの人の言うと通り引くか」スッ
「…分かったわ。これ以上騒ぎを大きくしても仕方がないものね」スッ
「ありがたい。お前たちも、勘定を払って出て行くんだな」
「ああ…ちょっと調子に乗りすぎた…」
周囲が今までの出来事についていけず、放心している中で紅鳳達は一通り食事を済ませてから一刀達の下に合流した。周囲が今の状況に気付いたのは少し後である。
「ところで、さっきの動きは見事ね。でも、逆に貴方たちが危険だったんじゃないの」
「危険だったか…」「さぁ…」
「ハァ……心配するだけ無駄みたいね」
「…えぇ、それでは私達は戻りますね」
「…面白い子達ね…」
「一刀、瑪瑙お疲れ様でした」「お疲れ様…瑪瑙、今度は負けないわよ」「一刀…姉様お疲れ様…」「こればかりはいくら早い者勝ちです」
「興が殺がれたことだし、そろそろ本題に入ろうか」
「…ねぇ、本題って…」
「それはもちろん、どうやって孫策さんに会うかに決まっているだろう…ってあんたはさっきの…」
「こんにちは、何か面白そうだから、相席いいかしら…」
「俺は別にかまわんが…」
「そっ、それじゃ、失礼するわね…ほら、祭早く来なさいよ」
「策殿そういうなら手伝ってくれてもいいじゃろう「…それで、何の話だっけ」…策殿」
問答無用で話に入ってくる女性に対し、紅鳳達はあきれているが何処となくまぁいいかと思っていた。そこに大量の酒を持ってもう一人もやってきた。
「全く、少しは年寄りをいたわって欲しいものじゃ…それど、何の話をしておったのかのう」
「いやね、この子達が私に会いにわざわざ此処に来たんですって」
「…ハァ、あなたが孫策さんですか「驚いてくれないのかしら…」十分驚いているけど」
「そうですね。此処を治めているはずの人が昼間っから酒を飲んでいるなんて想像しませんものね」
「…うっ、それは、ほらあれよ息抜きよ息抜き…」
「策殿、儂には政務から逃げているだけのように思えましたが…」
「…な、何のことよ」
「…まぁ、いいじゃないか。とりあえずこんな形ではあるが、孫策さんに会えたんだ…まずは自己紹介としようか。俺は北郷一刀といいます。それで彼女達が…」
「一刀の婚約者の紅鳳です。けれど扇姫(センキ)と呼んでください」「同じく珠凰です。同じく弓姫(キュウキ)と呼んでください」
「私は一刀の婚約者兼紅鳳達の護衛の瑪瑙よ。私は、月下(ゲッカ)と呼びなさい。」「…瑪瑙姉様何でこの人に…名前を名乗らないといけないんですか…不愉快です「…スッ!!」…………黒耀…一刀の婚約者……毒炎(タイエン)と呼ぶように」
「あぁ黒耀のことはすまん…人見知りが激しいんだ」
「……分かったわ。しかし、彼女達は2つ名乗っていたけど…字とかのこと」
「あぁこいつらの場合は、2つ目に名乗ったのは通り名でね、どうやら名前は呼ぶなということらしい。すまん」
「…そうところで、あなたにはその通り名はないの」
「色々言われているが、俺の部隊の名にもなっている竜帝が良く使われているかな」
「ふぅーん「…何か」別に、私はさっき言ったけど孫策よそれで…」
「儂は黄蓋じゃ。それにしても先ほどは見事じゃったのう。儂にも先ほどの技教えてくれんか?」
「…それで、さっきの技のことは秘密です」
「えぇ、何でよ」
「知り合って間もない人に…教えるわけないじゃないですか……それに、自分で努力もしないで…人から教わろうなんて…生きていても意味ないですよ…これを飲めば楽に逝けますよ…ゴスッ!!…痛いです…」
「いやすまない。この技は、おいそれと人に教えるわけにはいかないものでね…戦いの中から盗むんなら別だが…」
「そうか。しかし、毒炎じゃったか、そこの娘っ子は年上に対する礼儀がなっとらんのぉ…」
黒耀の口の悪さに瑪瑙が、鉄建制裁を行なうと、黒耀は黙り込む。黄蓋は、毒を吐いた後とにもかかわらず平然としている黒耀を見ながら、そんな言葉を投げかけると
「…ああ、言ってなかったか。黒耀は恐らく貴女達よりも年上だぞ」
「なんじゃと…それにしては若々しいが。もしかして、妖術でも柄って若さを保っているのか!!」
「そういうわけじゃない。彼女達の世界は時間の流れが極端に早かったんだ」
「「…彼女達の世界??」」
「説明がまだだったな。俺達はこの世界の者じゃないんだ「……??」説明するとだな…」
…説明中…
「つまり私達いる所とお前達の居た所は別の世界で、しかもその世界は複数存在すると。そして北郷と彼女達の住む世界も別であるということ?」
「かいつまんで説明するとそんな所だ。で、紅鳳達のいた世界は少し前までは、生物以外の時間の流れが速くてな、その分年齢も他の世界よりも高くなるんだ…今では同じ時間が流れているが」
「それはどういう意味ですか?今も同じように時間の流れが速いのでは…」
「詳しく話せませんが、私達の世界の時間の統治者が死んだ為に、他の世界と同じになったのです」
「そう、それじゃ彼女達は一体いくつなよ」「…女性に年を尋ねるものではありませんよ(ニコ)!!」
ゾク!!「…分かりました」
孫策の発言に紅鳳達の目つきが変わり、周囲の気温が一気に下がると、頷くことしかできなかった。
その後、たわいもない話をしていたが、一刀が思い出したかのように周瑜に質問もとい尋ねた。
「孫策さん実は聞きたいことがあるんだが…」
「何かしら、まぁだいたいは予想できるけど…」
「それなら話が早い。俺達をそうだなだいたい60日間ではあるが客将として雇って欲しい…」
「面白そうだし、さっきの立ち振る舞いを見た限りだと問題ないから、別にいいけど…ただ、今つれて帰るとうるさい人がいるから、冥琳に相談してからね、興相談するとして…明日にでも城に来て頂戴…」
「…分かった。なら、明日の朝にでも城に伺います。「…宜しくねぇ。門番には話しておくから」……分かった。あ、それから俺のことは一刀と呼んでくれ「…なんで」…確か此処では、信頼した相手になら真名というものを許すと聞いたけど「それと何の関係があるのじゃ」あなた達のことは信頼できるしだから、俺の真名に当たる一刀を受け取ってもらいたいんだ」
「ふーん、それだけで真名を呼んでいいのかしら」
「…私達は認めたくありませんが、一刀の人を見る目は確かですから、信頼に足る人物と感じたのでしょう。ちなみに、だからといって貴女方が真名を一刀に預ける必要はありません!!…(というよりも預けないで下さい)」
「なら、儂もおぬし達に真名を預けておくかのう「…何故?」おぬし達が気に入ったのじゃ。儂は祭じゃ」
「ホント面白いわね。なら、私のことも雪蓮でいいわよ「おい良いのか」ええ、あなた達のことは気に入ったし、なんだか、面白いことがおきそうな予感がするのよ」
「ハァ、またですか(何でこう一刀は誰かまわず名前を許すんでしょうか)…私達は今まで通りで呼ばせてもらいます「それは何故かしら」一刀の目は信用してますが、私達はまだ貴女方を信用していません。ですから、信用できるようになったら呼ばせてもらいます。その時は私達の名前も呼んでください」
「(一刀のこの天然は死んでも治りませんね)私も姉様と同じ気持ちです」「(死なないから、後でたっぷりとお仕置きしましょうか)私もかしら。黒耀は…」「(一刀のこの節操のなさには…あきれるけど…それが一刀らしいから好き)………それでいい」
「なにか別の信用のような気もしなくもないけど、分かったわ。それじゃ祭、さっそく城に戻って冥琳にこのことを知らせるわよ」
「それではまた明日城で会おうぞ」
2人が会計を済ませた後、一刀達は宿などのことを話し合った後、押し切られる形で4人1部屋で宿泊することになった。しかも、まだ日が高いうちから宿に入り、紅鳳達は一刀に対し折檻(直ぐに名を教えることと胸に目を集中していたことに)をにしていた。決して自分の体型に対するコンプレックスに対する八つ当たりではない…たぶん。一時ほど続いた後、紅鳳達は夜を十分楽しんだ。翌朝になると、一刀はやつれ紅鳳達は肌が艶々になっていたとか、夜通し変な声が聞こえたとかいないとか噂になった
実際は十分な睡眠により肌が潤い、紅鳳たちに寝言と寝相の悪さにより、部屋の壁を壊したりするのを一刀は夜通し修復していたため、寝不足によってやつれていただけだったが周囲からはそうは見られなかったとか…………
「なぁ、名前を教えただけであそこまで折檻することないだろう「当たり前のことです」…お前達には唯一妹しか知らない俺の通り名を教えていたはずだが「…ぐっ!!」…あれが俺が俺である唯一の通り名だって教えたはずだ。「それはそうですが…」まぁいい。それより、あの寝言と寝相の悪さどうにかならないか。自宅ならまだしも、外だとこっちが眠れないんだが」
「ええとまぁ、名前のことはいいとして、寝相等の改善は無理ではないかしら」
「そのことは分かりましたが、あれは昔からですので、たぶん無理かと」
「そ・れ・よ・り彼女達の胸を見ていたことに対しては反省しているの」
「…あれは、男の性だ、しょうがないだろう」
「私達がいるのにか…まだ、摂関が足りないらしいな」
「…お前達への愛は変わらないんだ。その辺は許してくれないか?」
「……善処してみるわ」「…………無理…けど、一刀が毎日抱いてくれるなら…大丈夫だと思う」
「「「確かにそれなら問題ないわ」」」
「いや、問題あるから…それに、そんなことしたら父親が泣くんじゃないか」
「婚約者ですし大丈夫ですよ。それに、父様は泣くよりも、婚約破棄ですると喜びますよ…無駄でしょうけど」
「そうですね、問題ありません。そんなことしたらお母様がお父様にお怒りになるだけですし」
「…あの人の怒るとこは恐ろしいから想像したくないな…」
「なので問題ありません。それに、ただでさえ一刀がいるのに未だに私達の婿を影で探しているような人ですよ…いくらあの時、国にいなかったからって、一刀を認めてないんですから。母様に怒られたほうがいいんです」
「私達は関係ないから「お前達もあの人が泣くだろう」…それはないわね。むしろよくやったと褒めると思うけど…」
「うん…私達の家は…みんな一刀のこと認めてる…だから問題ない…」
今現在そんなやり取りをしながら歩いているが、周囲からは「惚気か」「羨ましい」等の声が聞こえていたが、4人が一緒だと何時もの事なので無視しながら城に向かった。
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もし恋姫無双にこんな設定があったらと書いてみました。
世界の守護者の一人である一刀が外史と呼ばれる三国志の世界で魏・蜀・呉の人々と触れ合い?ながらその世界が破戒するのか、それとも存続するのかを見定めていく物語です。基本中立的な立場からどの勢力にも属しませんが、一時的に属することはあります。
基本的に一刀に関わった女性は惚れますが、本人はいつものことなので相手からきちんとした気持ちを打ち明けられない限り気がつきません。