No.203548

恋姫を戦国風にしたらss ~僕っ娘メイド(浅井長政拠点イベント)

宇和さん

インスパイア元(三国志の次は戦国との安易さで戦国版恋姫を予想したものです)を具体的にssにしてみました。
今回は「僕っ娘メイド」です。

※ネタssです・・続きません。

2011-02-24 21:36:59 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2894   閲覧ユーザー数:2702

「キャラ設定」※詳細はインスパで

 

 

・浅井長政

 

秋蘭的クールな性格。

 

 

男装の麗人、六角家の重臣の娘と婚姻(和解)するため男として育てられる。

再度六角家と敵対(同時に前妻と離縁)、後に信長の妹市を娶る。

 

信長の朝倉討伐に対し、朝倉家への恩義を重視する父久政と織田家の姫で親友の市の間で苦しむ。

最終的には朝倉氏への恩義+義景個人への複雑な感情から朝倉氏に付く。

 

その後度々織田氏と争うが、長浜城の戦いで父が久政が死を契機に。

北郷・市の説得に応じる、長政は義景と共に月・詠と同じ流れでメイドに。

 

 

・朝倉義景

 

美羽的な名門駄目キャラ。

 

信長と度々争う、姉川の戦いにて決戦を挑むが敗北。

さらに国許の一族に裏切られ浅井家に庇護される。

浅井家滅亡時、長政に説得され降伏し、月・詠と同じ流れでメイドに。

 

実は朝倉家の血は流れておらず、六角家からの招かれた養子。

かつては六角家の非主流派の娘として扱われる。

 

後に朝倉氏本流同士の家督争いを防ぐため、第三者として当主に迎えられるが、養子であるため朝倉一族とは対立しがちであった。

姉川の戦い中の国許の反乱も、それが遠因であった。

 

本人は「名門」との言葉を多用し自己を表現するが、六角・朝倉両家とも名門であり。

どちらの自分を指して「名門」を称するかは不明であり、その辺りが複雑な性格を生み出す。

 

幼い時六角家で長政は不遇時の義景と出会っており。

その後の義景の複雑な事情を知るため、友情と同情が入り混じり見捨てることが出来ない。

 

 

・市

 

小蓮的な御転婆娘キャラ。

 

浅井長政に嫁ぐが・・実は長政は男装の麗人であり夫婦関係はない。

だが、長政とは親友関係でお互い相手を思いやっている。

「やじゃ~!予はこんな服、絶対着ぬぞ!!」

 

「よっちゃん!わがまま言っちゃ駄目だよ!!

 

「予は名門じゃぞ~このような雑用係が着る服などいやじゃ~!」

 

「よっちゃんは元名門!今は北にいさんの世話係だから着るの~!」

 

「いやじゃ~!いやじゃ~!」

 

服を持った市が裸の義景を追い回し騒いでいる。

どうやら・・新たに届いた南蛮メイド服で一悶着してるようだ。

 

そのメイド服は僕の膝の上にも置かれてる。

これは僕用のだ。

 

メイド服・・なんかヒラヒラしていてかわいい服だ。

市や義景みたいに可愛い娘なら似合うだろう。

 

でも、男っぽい僕にはこんな可愛い服は絶対似合わない・・。

僕がこの服を着た姿を義景と揃ってご主人様に見せれば、今でも差がある御主人様との義景と僕の距離が余計広がってしまうだろう。

 

 

義景は、なんだかんだで御主人様に愛されてる。

義景だって、「下種人様(げすじんさま)」と悪口を言いながらも御主人様に惹かれている。

 

それに対してご主人様は僕にはあまり構ってくれない。

自分で言うのもなんだが、義景に比べ僕が手にかからない存在であるためだ。

 

僕が御主人様のメイドになり立てのころ。

僕は命を救ってくれた御主人様に迷惑をかけない事ばかり心がけていた・・。

迷惑をかけない・・その思いは今も変化しないし、最初はそれだけで満足だった。

 

でも・・この数ヶ月ご主人様の傍にいて僕の仲の何かが変化した・・。

僕も、もっと義景みたいに構ってほしい、義景ばっかりずるい。

 

・・僕に初めて芽生えた嫉妬心だった。

たぶん・・僕はご主人様にお、女の娘にされたんだと思う・・。

 

 

だから・・僕はこれ以上義景に差を開かれたくない。

もっとご主人様に女の娘として可愛く見て欲しい・・。

だから・・「女の娘」の勉強も色々した。

 

 

先生は市だ、市は元大名で世間に疎い僕や義景の為に様々なことを教えてくれる。

男の人の好きなしぐさや、好きな言葉とか・・そ、その御主人様を魅了する方法が中心だ。

 

でも、一度市が「魅了するのはいいけど・・男の人は女の娘に対して、怖い獣なので気をつけろ」と注意された事がある。

 

義景は怖い獣と聞き、純粋に怯えていたが。

 

ぼ、僕はご主人様が怖い獣になっても・・が、頑張るつもりだ。

もちろん・・二人には恥ずかしいし、はしたないので口にはしないが。

 

でも・・顔には出ていたようで僕は真っ赤だった。

そんな僕を見て義景は怯えていると思ったらしく。

 

「あの下種人様は衆道(男×男)は嫌っておるからの、長政は大丈夫であろう」

そんな事をさらっといいやがった・・さすがに温厚な僕も一瞬義景に殺意が芽生えたよ。

 

義景の事だから悪意はないんだろうけどさ。

さすがに腹が立ったので怖い幽霊話をして・・義景を眠れないようにしてやった。

まあ、結局その付き添いで僕も睡眠時間をだいぶ削ったけど。

 

義景のいうとおり。

たしかに僕は男ぽいし、ここ十数年・・男装してた事もあるけど、誰にも女である事を気づかれたことは無かった。

それぐらい僕は女性としての魅力が無いんだと思う。

 

でも・・ぼ、僕は今は・・御主人様の「女の娘」だ。

それなのにあんなハッキリと衆道の相手としてしか魅力がない=「女の娘」としての魅力がないと言われると傷つくよ・・。

「はぁ~・・」

僕はこのごろご主人様に事ばかり考えている。

信長姉さまと戦っていた数ヶ月前とは大違い・・ちょっと悶々としているが穏やかな日々。

大名としての地位や浅井長政の名は失ったけど・・僕は今幸せだ。

 

 

「「どうしたの(じゃ)?」」

ため息を吐いた僕に市と義景が不思議そうに話しかけてくる。

 

「いや・・たいしたことじゃ・・この服がね」

御主人様の事を考えてたら幸せで息が出たなんて恥ずかしくて言えないので。

はぐらかす為に、胸の辺りのフリフリを見ながら「可愛すぎて僕には似合わない」・・そう言葉を続けようとするが。

 

「おお・・そうか」

そう言う前に義景が手をポンと叩く。

 

「長政の洗濯板では、胸の辺りが引っかからぬから困っていたのであるな」

義景の目はメイド服の膨らみの部分と、僕の胸を交互に見た。

 

「市、下種人様に頼んでメイド服の胸のふくらみ部分は縫ってもらおう。膨らみは長政には無駄じゃ」

義景はそういった後、さも名案であるかのように自慢げに笑い出した。

 

義景の事だから悪意はないんだろうけどさ。

・・さすがに温厚な僕も確実な殺意が再び芽生えたよ。

あいも変わらず人気がない戦国版恋姫・・。

そのテコ入れで『メイド」・『ぼくっ娘』・『萌え』を宇和なりに盛り込んだ当ssを作りました。

 

ただ、結構露骨な『萌え』物なので・・逆に反感を買いそうで若干怯えてます。

なので事前にお伝えします・・誹謗中傷だけはご勘弁くださいw


 
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