一刀「ここ…どこ?」
馬を走らせて数時間一刀は呉羽達の陣からだいぶ離れた所まできてしまっていた。
そうです一刀君はただいま迷子中です。
当然この世界には交番や迷子センターは無いのでどうすることもできない。
どうすることもできないので一刀は呉羽の言いつけを守りその場所で待機することにした。
しかしそれも裏目に出てしまった。
黄巾A「あんな所に誰かがいるぞ」
黄巾B「いい馬乗ってるしそれに見たことのない服も着てるし」
黄巾C「売ればいい貢物が買えるな…よしやっちまうぞ」
黄巾A,B「「おう!!」」
黄巾党一味が一刀の事に気付きやってきた。
黄巾A「おい!!」
一刀「はい?」
黄巾B「その馬と服欲しいんだけど」
一刀「嫌です」
黄巾A「そうかよ…」
そう言うといきなり剣を鞘から抜いた。
黄巾C「おい…血は付けるなよ売る時値切られるからな」
その頃少し離れた所ではある部隊が動いていた。
???「賊はこの辺に逃げたはずだ………殿」
???「そうだな………隊賊を発見次第斉射」
兵「は!!」
刀を見た一刀はすぐ走って逃げようとした。
しかし黄巾党の方が一枚上手で逃げようとする一刀の進行方向に回りこんでいた。
黄巾A「待てや!!こら!!」
黄巾C「そっちに行ったぞ!!」
黄巾B「ああ!!」
一刀「うわ~ん!!母上様~」
泣きながら一刀は母親に助けを呼んだ。
当然助けを呼んだ所で助けは来るわけなかった。
しかも本当は5歳児であるが外見はいい男で泣きながら母親と叫んでいるので黄巾党達は笑っていた。
黄巾A「おいおい!!母上様って」
黄巾B「まだ乳離れ出来てねえのかよ」
黄巾C「ああいう奴を『マザコン』って言うんだぞ」
黄巾党「「「が~ははは!!」」」
一刀「うわ~ん!!助けて~」
黄巾C「さてと遊びは終わりだ!!」
黄巾A,B「よっしゃ~」「あばよ!!」
そう言うと二人は一斉に剣で一刀を攻撃しようとした。
しかしそれはある者に防がれてしまった。
???「見つけた!!」
黄巾C「誰だ!!…って女か」
黄巾A「いい乳してるなしかも上玉だな」
黄巾B「こいつ殺る前にその女を犯ろうぜ」
???「ゲスが…は~!!」
黄巾党の言葉に呆れながら偃月刀で黄巾党の一人の首を切った。
一刀「!!」
それを見た一刀は気絶し残る二人は怒りをあらわにした。
黄巾B「貴様!!」
黄巾C「ふ…馬鹿な女だなたった一人で俺たちに戦うつもりか」
???「そうだ!!と言ったら」
黄巾C「やっぱり馬鹿だな」
黄巾B「仕方がない…脳に行く栄養がすべて乳に行っちまってんだろうからな」
黄巾C「違いねえ…が~はは!!」
黄巾B「俺たちは黄巾党だぞ!!しかも俺はその小隊長だ…このことが分ったら…」
しかしある者の到着により絶望に変わった。
???「遅くなったな…黄巾党の小隊殲滅したぞ」
???「さすが、曹操殿の片腕ですね…夏候淵殿」
夏候淵「ふ…あとはそいつらだけだ関羽殿」
関羽「分った。すまんがそこの方を連れて離れてくれ」
夏侯淵「ああ…」
夏侯淵は一刀の使っていた馬に乗り一刀を乗せその場からはなれた。
関羽「さてと…貴様らどうする」
黄巾B,C「くっそ~」「落とし前つけろや!!」
関羽「せっかく命は助けてやろうと思ったのだがな…死ね!!」
そう言うと関羽は偃月刀を一振りしそいつらの首を切った。
関羽「よし…気がついたらいろいろ確認しないと……それにしてもあの人、街にいたらもてそうだな」
などと思いながらその場を後にした。
一方夏侯淵は一刀が倒れた所から少し離れた木の下で関羽の戻りを待っていた。
夏侯淵(なぜこんな所にいたんだ?賊の一味ではなさそうだが、まあいい…それにしてもカッコイイな………って何を考えているんだ私には華琳様と姉者がいるんだぞ)
そう思いながら気絶している一刀の顔を眺めていた。
つづく
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ご無沙汰しています。
言い訳させてもらいます!!
全て仕事が悪いのです!!約2週間出張ばっかりで書く暇が無かったのです!!
(なので信ONもなかなか進められない…)
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