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「まったくご主人さまは…仕事放棄して」
「まあまあいいじゃないですが」
愛紗と斗詩は執務室にいた。
北郷夫婦が絶賛バカップル喧嘩中の為急遽文官として2人を起用したのだった。
「すまんな愛紗,斗詩」
「冥琳殿が謝る必要はない。帰ってきたらご主人さまに説教しますから」
「そうですよ…でも大丈夫なんですか?」
王夫婦が喧嘩していると他国に知れるとすぐ攻められてしまうだろう。
しかし冥琳は落ち着いていた。
「ああ…それについては手を打ってある」
その頃呉や蜀に手紙が届いていた。
「孫策様!!呂蒙殿より手紙が届きました」
「亞莎からか…なになに」
『孫策様
火国に潜入して長くなりますが依然として魏軍との関係は良好です。
また北郷と妻,権の関係も良好で最近第2子もできたそうです。
もし攻め入る隙が出来たら報告申し上げます。
あと…蜀に不穏な動きがあります。
気を付けてください。
呂蒙』
「なるほど…とりあえず今後の為に軍備を強化しましょう…祭」
「御意…」
「劉備さま~!張梁殿より手紙がきました」
「やっときた~」
『劉備様
火国に潜入成功
火の王である北郷,権も仲が良く魏との関係も良好
最近ある噂が流れている
呉の一部が火に寝返ったと言う内容です
もし攻めるとしてもそこを考える必要があるでしょうね…
また何かあったら連絡します
張梁』
「ふ~ん…雛里ちゃん」
「そうですね…とりあえず様子を見ながら国力を上げることを考えましょう」
「うんわかったよ」
などと言って両国は同盟国の動きを注意しながら国力を強化していった。
当然手紙に書いてあることは嘘であるが…。
一方の火国は淡々と仕事をこなしていた。
「どれどれ…」
斗詩はそう言って内容を確認した。
「遊技場の件ですか……今までの集客率と収益,店の設定指示ってわかりますか」
「少しお待ちを…」
書かれていた内容は最近著しく遊技場(パチンコ店)の収益が落ち込んでいるという物だった。
斗詩の指示で文官の一人が過去のデータを持ってきた。
「これは…無計画すぎますね……」
データを確認して斗詩は呆れてしまった。
開店当初は物珍しさで集客と収益は上々だった。
しかし最近は収益を増加させたいために台の設定を悪くしていた。
また本来なら地区ごとに全体の設定を変化させたり定期的にイベントなどを行って集客や収益を安定させるのだがそれすら行っていなかったのだ。
原因のわかった斗詩はすぐさま地区ごとに設定やイベントの周期,換金率の変更などを指示した。
「とりあえずこれで様子を見て下さい…次は」
そして斗詩は賭けごとに関する案件を次々と解決していった。
「動物園の計画についてか…どれ」
「はい……一刀様と権様が計画していたものです」
斗詩が案件をこなしている頃、愛紗も仕事をこなしていた。
動物園の建造は毎回人事で揉めていた。
「確かに問題はなさそうだが…責任者などが決まっていないのは困ったものだ…そうだ」
愛紗は内容を見てすぐ人事が閃いた。
園長として恋を事務員として愛紗本人と翠を起用しようと考えたのだった。
恋と愛紗は現代でも動物園を運営しており残りは霞のポジジョンを騎手をしていた翠にしようと思ったのだった。
「これでどうだ…」
「…これでいくのですか」
この内容を見た文官は現代での仕事を知らない為なぜこの人事でいくのかわからなかった。
確かに見た限りでは天下布武の呂布や関羽,錦馬超といった武将が動物園を運営するというは想像できなかった。
「ああ…冥琳殿に確認してもらえ」
「わかりました」
「それで次は…」
などと言いながらも愛紗も文官としての仕事をこなしていった。
余談ではあるが一刀達が帰った時一刀のパンツや服などが気持ち少なくなっていたという…。
つづく
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喧嘩中の敵国及び自国の動きです…
花蓮最近全然出ていないのは気のせいか?
うまく書けたかな…?
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