呉羽が目覚めて翌日…
月達に復帰報告をし詠と共に持ち場に戻った。
戻る途中詠はある事を思い出した。
詠「そういえば…」
呉羽「?どうしたんだ詠」
詠「一刀君って呉羽将軍の事母上様って言ってるわよね」
呉羽「ああ…」
呉羽にしてみれば当然だった。
しかし詠から見てあまりにもおかしかった。
詠「でも確か呉羽将軍って…未婚だったわよね」
呉羽「なるほど…詠」
確かに呉羽は結婚し一刀を産んだ。
だがそれは正史の出来事であり外史であるこの世界では結婚はおろか恋人もいなかったのだ。
呉羽は詠の言いたい事がわかりあの事を言う事を決意した。
詠「なによ」
呉羽「初めに言っておくがかず君…一刀とは血がつながっている」
詠「そn…」
呉羽「話は最後まで聞け…実はだな…」
呉羽は正史であった事を詠に話した。
話を聞いた詠はある意味納得した。
詠「なるほど…」
呉羽「こんな話をしても信じないよな」
詠「信じるわよ」
呉羽「どうして」
詠「呉羽将軍…目覚める前と後で全然雰囲気が違いますから」
呉羽「なるほど…」
詠にしてみれば目覚めてからの呉羽は異様に見えていた。
今の呉羽には何とも言えない落ち着きがあったのだ。
しかし呉羽の話を聞き納得したのだった。
そして詠は本題を切りだした。
詠「それで…相談なんですが…」
呉羽「ああ…私の経験が役に立つならな」
呉羽は今までの流れからして天の知識について教えてほしいと言うと思った。
しかし詠は全く違う事を言い放った。
詠「お義母様…て呼んでもいいわよね」
呉羽「は~~~~~~~~~~?」
詠「心配しなくていいわよ。一刀君を一人前の男にして婚約したいから…いいわよね」
いきなりの発言に呉羽は驚いた。
確かに一刀は身体は大きくなり傍から見れば好青年に見えるが精神は5歳児のままであった。
詠は一刀を教育し自分好みの男にしようと考えたのだ。
呉羽は詠に反論した。
呉羽「許さんぞ!!詠よ…一刀の嫁は私が決める!!詠には渡さんぞ!!それに月を支えるのではなかったのか!!」
詠「月は支えるわよ…でも月はしっかりしているからほっといても大丈夫よ……それ以上に一刀君を支えたいの、付き合いたいの…いいでしょお義母様」
呉羽「駄目だ!!それとお義母様と呼ぶな!!」
などと言っていると中庭の方で声が聞こえた。
その声色は本来この時間では聞こえて来ないはずのものだった。
霞「一刀~一緒に市でもいかへんか~」
一刀「行く~」
張遼(真名:霞)が一刀と一緒にいたのだった。
その姿を見た呉羽と詠はすぐ霞たちの元に行った。
詠「ちょっと霞!!部隊の調練はどうしたのよ」
霞「げ…詠」
呉羽「そうだぞ張遼…神速の張遼と謳われているお主がよもや怠業なんぞ…」
霞「華雄まで…」
詠「それに一刀君!!ボクが言ってた課題は終わったのかな~」
一刀「!!……」
呉羽「一刀…お前もサボろうとしたのか」
一刀「ごめんなs…」
呉羽「許さんぞ一刀!!お説教だ…来い!!」
そう言うと呉羽は一刀の腕を掴んだ。
その姿を見た詠は呉羽に願い出た。
詠「お義母様…その役目は私が」
呉羽「駄目だ!!それと詠よさっきも言ったがお主に『お義母様』と呼ばれる筋合いはない!!あと私の眼が黒いうちは一刀は婿には出さん!!」
詠「そんなお義母様」
そして呉羽は一刀を連れて自室に戻った。
詠はその後について行った。
そして一刀のお説教は呉羽,詠の2人で行った。
しかし詠は一刀を庇おうとしたので呉羽のお説教の時間が延びてしまった。
一方1人ぼっちになった霞は…
霞「ウチは放置かいな…」
などと呟いた。
つづく
あとがき✝無双
零「どうも…水無月零です」
一刀君「うわ~ん」
詠「大丈夫よ一刀君」
呉羽「全く…」
零「あの…お2人さん」
詠「なによ」
呉羽「なんだ」
零「なんで一刀君が泣いているんです?」
詠「ああ…お義母様がお説教できつい事を言ったからよ」
呉羽「それは北郷家の教育方針だから仕方がないだろ…それとお義母様と言うな」
零「教育方針はいいとして…呉羽さんもお義母様って言うの許したらどうです」
呉羽「駄目だ……まあ一刀が詠の事をどう思っているかにもよるが…」
零「なるほど…詠さん」
詠「分かってるわよ…一刀君」
一刀君「?」
詠「母上様と私どっちが好き?」
一刀君「う~~~~~~~~ん…詠お姉ちゃん」
((ブチ))
零「あ……」
詠「今すぐ結婚しよ~ね一刀君」
呉羽「許さ~~~~~ん!!詠!!そこになおれ!!」
一刀君「うわ~~~~~~~~~~」
零「…まあ……あの二人なら…いいコンビになりそうだな………それではまた次回!!」
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華雄…大好きなキャラだな…
詠…王道なツンデレキャラだな…
出張…疲れるな…
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