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初めての作品ですので
「読みにくい!」や「誤字脱字ばっかじゃねぇか!」や「なんか文法ちげぇよ!」が
大量にあるはずです。
ご指摘いただければありがたいです。
あと「こんなん一刀ちゃう!」とか「恋姫の原型とどめろや!」とか
「キャラ崩壊するな!」があるでしょうが、
自分のはこんなもんです。あしからず。
ではでは
北幻庵が魏や呉の軍師でなくてよかった。彼の恐ろしいところは財力でなく
まるで未来を見透かしているかの様に動くことである。
~諸葛孔明語録より~
「10人程で適当な積荷を持って連合軍のとこまで行って来い。」
一刀は店に着くなり部下達に命じた。当然部下達は訳が分からない。
「行くのはいいですが・・・なにか取引で?」
「いや・・・そうじゃない。説明するから。」
簡単にまとめるとこうだ。
洛陽から物資を運ぼうとしたが董卓軍に襲われ物資を奪われたという噂を流せというのだ。
「董卓軍はうちの人間が変装したものだから死なないから安心しろ。
装備もうちが売ったものだからまるっきり一緒だからばれない。」
「いやいや!董卓様はお得様ですぜ?なんでそんなことを・・・。」
「董卓は負ける。十中八九な。今のうちに向こうにつく意思を示さなくてはならない。
だがそちらにつくと言うだけじゃ信用されん。襲われ物資を奪われたと言い、もう董卓は見限った。と、
言えば信用とまではいかないが董卓側の商人として敵視はされなくなるさ。」
「しかし・・・。」
「ハハハ・・・心配するな大丈夫だ。俺が今まで失敗したことがあったか?」
一刀は好青年の笑顔で部下達に笑いかける。
こう言われてしまえば部下達は何も言えなくなる。今まで一刀が損失らしい損失をしたことがないからだ。
損失といってもそれは必要経費のようなものばかりであった。
「それではいってきやす。」
「おう。」
10人の部下が洛陽を出発した。一刀には珍しく見送りに来ていた為、部下達も重要な仕事だと改めて感じていた。
全員が見えなくなると一刀は傍にいた女に声をかけた。
「元直・・・わかっているな?」
「はい。すべては手筈通りです。」
「お前もすぐにあいつらを追いかけろ。あぁ・・・偽董卓軍の奴らもついでに始末しておけ。」
「了解しました。幻庵様。・・・真名を呼んでくださって構いませんのに・・・。」
「気が向いたらな。早く行け。」
「畏まりました。では。」
女が去っていくのを見ながら一刀はいつもの怪しい笑みを浮かべる。
その女の名は徐庶。演技では劉備に仕えるはずの軍師であった。
結果としては董卓軍は他の村へ物資を運ぶことすら許さず物資を略奪するとか
重税を課しているという噂が流れ、それがあたかも真実のように民衆、連合軍にも広まっていた。
ただでさえ心象の良くなかった董卓軍はますます追い詰められていくこととなる。
ちなみに略奪を行った董卓軍はどの将軍の所属かは分からないが確かに董卓軍の装備であったという。
そして物資を奪われた10人程の商人は襲われた際の傷が悪化し死亡したと言われる。
いったい何人が彼に泣かされたであろう。いったい何人の命が彼に救われたのであろう。
~孫仲謀語録より~
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オリキャラ注意報が出ています!ご注意下さい!
コメントをくださった皆さん感謝感激です。