No.186001

D.C.Ⅱ ~Another conclusion drawn in the remaining time low~第2話

FESさん

遅くなりましたが、2話目更新です。

第一話の閲覧数が100人超えました!

拙い文章ですが、読んでいただき、ありがとうございます!

2010-11-22 19:02:05 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1485   閲覧ユーザー数:1437

ーSIDE義之ー

 

「さてと、今日の晩飯は何にするかな。」

 

冷蔵庫の中を眺めながら、今晩の献立を思案する。

 

 

今日は、珍しくさくらさんが早く帰っているから、さくらさんの好きなものにしてあげたい。

 

さくらさんの好きなものは、ハンバーグ・オムライス・カレーetcこど・・・・・

 

もとい、誰でも好きそうな王道のものばっかりだ。

 

しかし、この冷蔵庫の内容なら・・・・・ハンバーグにしますか。

 

献立が決まったところで、材料を取り出し、下準備を始める。

 

ある程度の準備が進むと、

 

ーピンポーンー

 

と玄関から音がした。

 

この時間帯なら、滅多に聞かない音なので、少し驚いた。

 

なぜなら、由夢や音姉なら呼び鈴を鳴らさずに入ってくるし、郵便物にしても時間が微妙だ。

 

まあ、いずれにせよ誰かが用事があって訪れているわけだから、出ないわけにはいかない。

 

そこで、

 

「さくらさん。すいませんけど、でてくれますか?」

 

さくらさんに出てもらうことにした。

 

こたつでまったりしているところ、申し訳ない気持ちがするが、生憎こちらも手が離せないため

 

しかたがない。

 

ーピンポーンー

 

再び玄関からの音色が届いた。

 

その直後、さくらさんの嬉しそうな声が聞こえた。

 

なにを言っているのかは、分からなかったが、とにかく嬉しそうだ。

 

ガラガラと玄関に閉まる音がしたので、作業を一時中断し、居間に顔を出す。

 

「さくらさん、なにがあったんですk・・・・・」

 

ふと足音が聞こえ、さくらさんが入って来るであろう居間の入り口を振り返ると、

 

そこには、なぜかさくらさんをおぶっている幼馴染が居た。

 

「「「こんばんは~」」」

 

そして、タイミングが良いのか悪いのか、お隣の朝倉家三人組が来てしまった。

 

ーSIDE OUTー

 

さて、今の状況を確認しよう。

 

背中には、母親のさくらさん。

 

目の前には、昔と変わらない義之。

 

後ろには、大きなリボンを付けている音姉と、お団子の由夢。

 

そして、朝倉姉妹の母・由姫さんがいて、さくらさん以外は目が点になっている。

 

「えと、六斗だよな・・・?」

 

と恐る恐る義之が確認してくる。

 

「うーん、俺以外に芳乃六斗て言う奴がいなければ、必然的に俺だけど?」

 

と冗談交じりに返答する。

 

「ほ、本当に六斗くん(りっくん)なの?」

 

「本当も何も、こうして帰ってきたじゃないですか。」

 

二度目は由姫さんと音姉が同時に聞いてきた。同じ質問に、少しため息交じりの返答をする。

 

「本当に、本当に六斗さんなの?」

 

お前もかブ○ータス。三度目の質問で少々不機嫌になる。

 

「だーかーらー、本当に本島から帰ってきたんだってば!!!!」

 

何故か質問がループしそうな予感がしたので、少し強い口調で返答した。

 

そして

 

ドンッと、先程玄関で受けた衝撃が襲ってきた。

 

手前に居た由夢が、抱きついてきた。

 

「し・・ん・・・ぱい、したんだからね・・・」

 

ズキューン

 

(少し涙目+上目使い)×至近距離×由夢補正で俺のライフポイントは、一撃でゼロになった!!

 

由夢ちゃん恐ろしい娘!!

 

なんて考えるまで0.05秒。

 

そして、体勢を立て直すまで1.43秒。

 

コラ、そこ、中途半端な秒数とかい・わ・な・い・の。

 

「本当に心配したんだからね。」

 

「そうそう、急に居なくなるから驚いたんだから。」

 

音姉と由姫さん。こちらも、涙目になって言ってくる。

 

ああ、本当に心配させていたんだな、としみじみ思う。

 

それに対して

 

「みんな、ただいま!」

 

と、精一杯の笑顔で返した。

 

そしたら、みんなも

 

「「「「「お帰りなさい、((六斗くん))(六斗)(りっくん)(六斗さん)」」」」」

 

と笑顔で返してくれたのだった。

はいっ、FESです!

 

プロローグならびに第1話を閲覧してくださった方々、本当にありがとうございますm(_)m

 

TINAMIの恋姫環境の風にめげずに、D.C.Ⅱを更新してまいりますので、よろしくお願いします!


 
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