No.164563

学園黙示録HIGH SCHOOL OF THE DEAD ACT.1  異常事態

robeboさん

学黙の小説も始めました~

2010-08-09 20:02:46 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:6194   閲覧ユーザー数:5965

オリキャラ

 

加藤恭一

授業中はほとんど寝ていてたりするため頭は悪いが運動神経がよくコータと同じガンマニアなので射撃も得意また剣道部に所属しているため接近戦も得意、コータとは同じガンマニアということで仲がいい。常に竹刀袋を持ち歩いている。(中身は刀や実銃のサイレンサー付グロック18やそのマガジンを入れているため普通のより少し大きい)

授業中突然同じクラスメイトの小室が宮本井豪を連れてどこかにいった。

 

「ったくいきなり入ってきたと思ったら宮本ひっぱたいて井豪と三人で教室でていくは何やってるんだ小室の奴」

 

すると今度は放送が始まった。

 

「全校生徒・職員に連絡します!全校生徒・職員に連絡します!」

 

緊急の用事なのか妙に慌しかった。

 

「現在校内で暴力事件が発生中です、生徒は職員の指示に従って直ちに避難してください!!」

 

物騒な放送で教室の中がどよめきだした。

 

「繰り返します、現在校内で暴力事件が発生中で(ブッ…ガキン…)ギャアアアアアアッ!!」

 

何かの音が聞こえたとたん職員の叫び声が聞こえた。

 

「どうしたんだ!?」

 

「あ、助けてくれっやめてくれったすけっひいっ痛い痛い痛い痛い!!助けてっ死ぬっぐわぁぁあ!!」

 

「な、なんなんだ…!?」

 

職員の絶叫を最後に放送は止まりしんと少しの間静まり返った後我先にといわんばかりにクラスの人間が逃げ出した。

教室には恭一と平野コータに高城沙耶の三人が残っていたがコータはこっそりと教室を抜け出そうとしていたが沙耶に呼び止められた。

 

「平野」

 

「たた、高城さん…」

 

「しっ逃げるわよ、加藤も早く行くわよそれともここに残る?」

 

「おともさせていただきますよ、天才様」

 

恭一の言葉にイラッときたのか沙耶のこめかみがピクピクと動いていた。

 

「それと平野暴力事件如きでそんなにガタガタ怯えんなよ巻き込まれなきゃいい事だろ」

 

肩をすくめて言うとコータは控えめな声で話した。

 

「で、でも加藤君ほ、放送で話してた先生が…」

 

「運が悪かったんだろ、それにヤバクなったら…」

 

ポンポンと机の脇に立てている竹刀袋を叩いた。

 

「あ、そっか」

 

「あんま人前で使いたくないけどな」

 

「アンタ達ボサッとしてないで早くいくわよ!」

 

そう言うとズカズカと歩いていった。

 

「はぁ、んじゃ行きますか」

 

竹刀袋を肩に掛け野球部員の物らしき金属バットを無断拝借するとコータと一緒に沙耶の後を追った。

「なんでバットなんて持ってきてるのよアンタにはそれがあるじゃない」

 

竹刀袋を見ながら沙耶は言ってきた。

 

「あんま使いたくない、それでどうするよ?」

 

「なんでよ?はぁ、ま、いいわ騒ぎが起きているところを避けながらいきましょ」

 

「了解、ん?」

 

角を曲がる時恭一が確認すると何かを見つけた。

 

「どうしたの?」

 

「見てみ」

 

コータが角から顔を出して見ると廊下に男子生徒と女子生徒がおぼつかない足取りでうろうろしていた。

 

「何だか様子が変だよ」

 

「こんな所で何をしてるのかしら他の生徒はもう逃げ出したと思ったのに」

 

「俺が見てくるからここで待ってろ」

 

「ええ」

 

「き、気をつけてね」

 

恭一はバットを構えながら慎重に近づいた

 

「お前等逃げなくていいの…っ!?」

 

男子生徒と女子生徒が恭一の方に振り向くと恭一はその姿を近くで見て驚愕した。

 

「な、なんなんだよお前等!?」

 

制服には血が付いており体にはいたる所に噛み千切られた痕があった。

 

「っ!?俺に近づくんじゃねぇーーー!!」

 

バットを横薙ぎに振るい男子生徒の側頭部を殴り飛ばし傍まで来ていた女子生徒を蹴りひるんだところを額を掴んで壁に思い切り叩き付けると男子生徒同様頭蓋骨の砕ける音がした。

 

「はぁ、はぁ、はぁ…」

 

事が終ると角にいた沙耶とコータが駆け寄って来た。

 

「ちょっとアンタ何をして…っ!?」

 

「ひっ!?」

 

二人も生徒の体を見て驚愕した。

 

「い、一体何があったのよ?」

 

「し、知らねぇよ、俺はただ自分の中でヤバイと思ってやったんだからよ」

 

すると沙耶は顎に手をあてて考えるすぶりを見せた。

 

「技術室に行くわよ」

 

「え、何でですか?」

 

「確かにそうした方がいいなちょっとばかし危ねぇけど今後の事を考えると」

 

「加藤君一体どうするの?」

 

「武器を取りに行くんだろうが」

 

ACT.1 END


 
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