No.159902

北郷一刀争奪戦争勃発 !三国騒乱・番外 学園物で嫁ではなく友達にしたいキャラは? 勝者:華雄

叢 剣さん

後2つは無理そうなので、明日がんばります・・・・残りの2作を終わらせてから、萌え将伝をしようと思っています

2010-07-22 23:37:05 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:6982   閲覧ユーザー数:6026

 華雄と一刀が珍しく一緒に鍛錬をしている。

「主そんなものですか!」

「まだまだぁ!」

 何度剣をはじかれても、華雄に突っ込んでいく。

「はぁ!」

「ぐぅぅ・・・」

「この程度!」

 思いっきり弾かれ、体制を崩したところに本気の一撃を受け、一刀は空を舞った。

 空を舞う華雄は、自分がしでかした事態に気付いた、これが雪蓮や愛紗あたりであれば何の問題もなかったであろう、なんの躊躇いもなく思いっきりヤッてしまったのだ、最悪の事態が頭に浮かぶ。

「主殿!」

 顔を真っ青にして、一刀の元へ駆けつける華雄、その場には砕けた武器と気絶している一刀が居た。

「あの攻撃を、あの態勢で防いだ・・・・」

「うっ・・・・・」

「主殿!大丈夫ですか?」

「あぁ、なんとか剣で受けることができてたから・・・・・っう・・・」

「無理をしないでください、お体に触ったら大変です!(おもに自分の身の安全が)」

「大丈夫、大丈夫、祭さんの鍛錬はもっと厳しいから」

 そういうと、自分で立ち上がり、川の方へ向って歩き出す。

 さすがに一人で行かせるわけにはいかないと、後ろをついていく。

 川に着いて、一刀が上着を脱いだその下の体に華雄は驚きを隠せなかった、今まで何もせずにいたと思っていたので、体の至る所に着いている痣に驚いた、痣をつけたのは祭と雪蓮の2人であった。

「つっぅ・・・・・」

 なんとか防ぐことができたとはいえ、打撲程度の怪我はおっているのだ。

「主殿、これを・・・・」

 自分が持ってきた手ぬぐいを一刀に渡す。

「ありがとう」

 笑みを浮かべられれると、思わず華雄も赤面してしまった。

「少し失礼します」

 

 

 そう言い残すと、走って森の中へ入っていく。

「私は武人だ!武人が恋などにうつつを抜かしてどうする!」

 そこかしこの木に八つ当たりを繰り返し、木を数本倒したところで、気分が落ち着いたのか一刀のところに戻った。

「さあ、華雄帰ろうか」

「お待ちいただいてくださったのですか?」

「うん、すぐに帰ってきそうだったから」

「ありがたきお言葉です」

 

 

 城に帰り着いたとき、華雄を待っていたのは、怖いくらいの笑みを浮かべた雪蓮、祭、愛紗、凪、恋の5人であった。

「華雄、少し時間良いかしら?」

 言葉を発することなく、華雄は従い、明日生きていることを全力で願った。

 

 

 

「一刀、華雄のことどう思っている?」

「どうしたの冥琳、何時も聞かないようなことを聞いて」

「いや、気になってな」

「うーん、臣下の関係じゃないと思う・・・・う~ん、仲のいい友達・・・・ってところかな」

「そうか、それならよかった、この後用があるので失礼する」

 横を通る時に、軽く唇を合わせた。

 華雄の事を聞いたので一刀は不思議そうな表情を浮かべていたが、冥琳は大体想定の範囲内だったという顔をして、部屋を出て行った。

 

ちなみに華雄は本気になった5人に瀕死近くまで追い込まれ、その後一刀と一生鍛錬することはなくなった。

 


 
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