No.154428

雲の向こう、君に会いに-魏伝- 九章

月千一夜さん

遅れましたが、九章更新です
今回も、様々なキャラが登場していきます
皆さんが予想してた(?)、あの人も・・・ww

2010-06-30 21:16:19 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:36517   閲覧ユーザー数:29919

それは、まだ昼になる前

仕事も落ち着き、空いた時間で一刀の部屋を訪れた時のこと

 

私は今、一言で言うなら・・・『爆発寸前』といった状態かしら

 

 

 

 

その理由というのは・・・

 

 

 

 

「一刀・・・これはいったい、どういうことなのかしら?」

 

 

「かかか華琳さん!?

これは、その、そう事故!!事故なんだ!!」

 

 

 

寝台の上

 

乱れた寝具

 

寝転がる一刀の体に、覆いかぶさるように抱きつく・・・赤

 

 

 

「事故・・・ねぇ?」

 

 

「待て、本当なんだ!!ね、赤さん!?」

 

 

「北郷様が無理やり、私を・・・」

 

 

「赤さああぁぁぁぁぁぁぁん!!!??」

 

 

小さく震えながら言う赤に、一刀は大きく動揺する

 

この馬鹿・・・

 

 

 

 

 

「さて一刀・・・遺言はあるかしら?」

 

 

「あれ?ちょ、華琳さん!?

何で絶なんて構えていらっしゃるんでしょうか!?」

 

 

「そんなの決まってるじゃない」

 

 

ニッコリと笑いかけ、私は持っていた絶を振り上げた

 

対して一刀は、引きつった笑みのまま私を見ている

 

 

 

「念のため、聞いてもいいかな?」

 

 

「ええ構わないわ、簡単だもの

 

ただちょっと躾のなってない種馬に、お仕置きをするだけよ・・・♪」

 

 

「あ、ちょっとタンマ!!マジで!!その角度はあぶな・・・」

 

 

「大丈夫、すぐに良くなるわ・・・」

 

 

「ちょ・・・あ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!?

 

 

 

《雲の向こう、君に会いに-魏伝-》

九章 響く不安、広がる悲しみ

 

 

 

「御遣い様、お久しぶりです・・・って、うわ!?

な、なんですかこの状況は!?」

 

「み、御遣い様!?」

 

「やぁ、劉備さんに関羽さん

久しぶりだね・・・成都いらいかな」

 

 

しばらくして、春蘭と秋蘭に連れられて桃香と関羽が部屋へとやってきた

二人は入った瞬間に、驚き立ち尽してしまう

 

 

その視線の先には、私と一刀の姿がある

 

ボロボロになったまま寝台に体を寝かす一刀に、絶を突きつけ微笑む私の姿が・・・

 

 

 

「本当に久しぶりだね、元気にしてた?」

 

「はい、それはもう・・・って、いいんですか!?このまま続けちゃっていいんですか!?」

 

「ははは、気にしなくていいよ

こんなのもう、慣れっこだからさ」

 

「あら、それだとまるで私が毎日のようにこんなことをしているように聞こえるのだけど?」

 

「実際そうじゃ・・・あぁ、待った!今のなし!超冗談!!

だから、その危ないのどけてください華琳様!!」

 

 

半泣きになりながら懇願する一刀にほんの少し癒されつつ、仕方なく私は絶をおろした

それから、ニッコリと一刀にむけ微笑む

 

 

「わかったわ、そこまで言うなら・・・」

 

「許してくれるのか?」

 

「三つの罰のうち、どれか一つ選んでもらいましょうか」

 

「あれ? なんだろ、すごく嫌な予感」

 

「まずは一つ目

貴方のその首で、この絶の刃を砥ぐ」

 

「いきなり死亡確定なんですけど!?

言ってることが、首を刎ねるってのと全く変わってないよ!?」

 

「二つ目・・・貴方の【七性我漏】と、春蘭の【七星餓狼】での打ち合い

ふふ、まさに真剣勝負ね」

 

「華琳さん、誰が上手いこと言えと!?

ていうか、俺の【七性我漏】スパッといっちゃいますよ!?真っ二つですよ!?」

 

 

一刀の顔が青くなっていく

想像したのかしら・・・ふふ

春蘭なんて、顔を真っ赤にさせて・・・可愛いわね、二人とも

 

 

「三つ目は、そうねぇ・・・桃香の胸で溺れ死んでもらおうかしら」

 

「三つ目でお願いします」

 

「ふえぇ!?」

 

 

 

 

 

 

 

・・・即答

 

 

 

 

 

 

 

 

「春蘭・・・首を刎ねなさい」

 

「はっ!!」

 

「ちょ、冗談!!今の冗談だから!!」

 

「なんだと!? ええい、ならば私と打ち合え北郷!!」

 

「どうしてそうなった!?打ち合えるわけないだろ!?強度的な問題で!!」

 

「知るかそんなこと!!いいから早く脱がんか!!」

 

「おい、ちょ、マジでやめろ!今ならまだ間に合うから!!な!?

ていうか、見られてる!!劉備さんたちが見てるから!!!

ちょ、おま・・・いやあぁぁ、犯されるううぅぅぅぅぅぅぅぅうう!!!!!?」

 

「ひ、人聞きの悪いことを言うなあぁ!!!」

 

 

寝台に乗り、一刀の下穿きを脱がそうとする春蘭

その様子を『きゃ~』とか言いつつも、しっかりと見つめる桃香

頬を真っ赤にしながらも、気になるのかチラチラと二人の様子を見る関羽

そして寝台の上で騒ぐ二人を見つめ、優しく微笑む秋蘭

 

 

「ふふ・・・」

 

 

その光景に、思わず笑みがこぼれた・・・私

 

 

「華琳さん、どうかしたんですか?」

 

そんな私の様子に気づいたのか、桃香が声をかけてくる

それに私は、小さく微笑み首を横にふった

 

 

「なんでもないわ

ほら、桃香も遠慮せずに混ざってきなさいよ」

 

「ふええぇぇ!? そ、そんなことできませんよ!

そうだ!愛紗ちゃん、いってきなよ♪」

 

「って、何故そこで私にふるんですか!?」

 

「え~、だって愛紗ちゃんすっごく楽しみにしてたよね

昨日の晩だって、部屋で一人で『あぁ、明日はいよいよ御遣い様とお話できるのか

いったい何を話そう・・・趣味はなんですか?とかか

うん、なんか違う気が・・・』って感じでずっと練習してたじゃない♪」

 

「桃香様!?聞いてらしたんd・・・じゃなくて、そそそんなこと言っておりませんよ!!?」

 

「あぁ、姉者は可愛いなぁ」

 

 

つい最近までは、お互いに命を奪い合っていたはずの私たちが

 

 

譲れない信念のもと、戦っていたはずの私たちが

 

 

今こうして、同じ部屋の中・・・こうして笑いあっている

 

このように騒がしく、時を過ごしている

 

 

 

「ふふ・・・不思議ね」

 

 

 

このような光景、誰が想像できたろうか?

 

誰が、予想できたろうか?

 

 

いや、一人だけ・・・心当たりがある

 

 

誰よりも優しく、そして誰よりも真っ直ぐに・・・皆のため、そう信じて疑わなかった男がいる

 

 

 

 

 

彼・・・北郷一刀

 

 

 

 

 

 

一刀はきっと、こんな未来を夢見て・・・ひたすらに頑張ってきたのだろう

 

そう思うと不思議と、自然に笑ってしまう自分がいたことに気づく

 

 

まいったわね・・・私としたことが

 

 

でも・・・悪くない

 

こんな毎日もきっと悪くない

 

そう思えること自体、私にとって信じられないことなんだけれど

 

 

今は・・・これでいいわ

 

 

 

「今は、この平穏を楽しむとしましょうか」

 

「はい?」

 

「ふふ、なんでもないわ」

 

 

乱世は終わった

 

私たちが終わらせた

 

この先には、きっと・・・見たこともないような『楽しみ』が待っている

 

たくさんの『幸せ』が、私たちを待っている

 

 

「なんて・・・ね」

 

 

ガラにもなくそんなことを考えて、私は苦笑してしまった

 

 

 

 

 

 

 

「ええい、早く脱がんか北郷!!そして、さっさと固くしろ!!」

 

「無茶言うなよ!!俺の【七性我漏】は夜行性なんだぞ!?日中は眠ってるんだぞ!?

起こしちゃ駄目なんだよ!!大人しく寝かせてやってくれよ!!」

 

 

 

 

 

まぁ、今はとりあえず・・・あのまだ日が昇っている間にはしないような馬鹿なこと言ってる二人を、さっさと止めるとしましょうか

 

そう思い微笑む私は、傍らに置いてあった絶を手に取り・・・二人のもとへと歩み寄っていった

 

 

 

 

「華琳様、ちょっと報告したいことが・・・っと、おぉ!?

これはいったい、何があったのですか~?」

 

「あら、風

見ての通りよ」

 

 

一刀の部屋に入ってきた風が、珍しく驚いたよう声をあげる

そんな彼女にむかって、私は微笑んだ

 

その風の視線の先には、『土下座』をする春蘭の姿と

 

寝台に入り上半身だけ起こした状態で、首もとに絶を突きつけられた一刀

 

そして、部屋の隅で苦笑いする桃香と関羽

 

 

 

 

風はこの光景に、しばらくなにか考え込むような素振りを見せたあと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐぅ・・・Zzz」

 

「って、寝るのかよ!?

せめて、なんかつっこんでくれよ!?」

 

「おぉ!あまりに凄惨な光景に、思わず防衛本能が働いてしまったのですよ」

 

 

一刀のツッコミに、すぐさま起きる風

それから彼女はすぐに、私の方へと向き直った

 

 

「さて、愉快なお兄さんはとりあえず放置しとくとして・・・華琳様、孫策さんがもう近くまでいらっしゃったそうなんですよ~」

 

「雪蓮が・・・もう?」

 

「ええ、もう来ちゃったみたいですね~」

 

 

『しかも』と、風はわざとらしく溜め息をつく

 

 

 

「一族郎党、重臣たちと名だたる面々は皆ついてきたみたいですね~」

 

「な・・・雪蓮まで?」

 

 

 

風のその言葉に、私はもはや呆れることしかできない

まさか、彼女まで国をがら空きにするなんて

 

代理などは立てたのでしょうけど、そんなのじゃいざという時に対応できないわよ・・・まったく

 

 

「でも、もう来てしまったものは仕方ないわね

秋蘭、春蘭、出迎えに行くわよ!」

 

「「はっ!」」

 

「華琳・・・俺はどうしたらいい?」

 

 

そこで、一刀が言った言葉に・・・何故か風が顔をしかめた

彼女はそれからツカツカと一刀に歩み寄り、一刀の頭を軽く叩く

 

 

「お兄さん、なにやらまだ顔色が悪いようですが・・・大丈夫なんですか?」

 

「え・・・?」

 

 

その風の言葉に私は・・・いや、私達は首を傾げる

それから皆、一斉に一刀の顔を見つめた

 

 

本当だ・・・確かに、顔色があまりよくないわね

 

 

「一刀、貴方本当に具合が良くなったの?」

 

「え? 当たり前だろ、もう大丈夫・・・ゴホッゴホ!?」

 

「北郷!?」

 

「一刀!」

 

 

 

言葉の途中、突然咳き込む一刀に・・・私達は驚き、声をあげる

その間にも一刀は、苦しそうに咳を繰り返していた

 

 

「北郷様、大丈夫ですか?」

 

「ゴホ・・・っ、ああ大丈夫だよ赤さん」

 

赤の心配に、笑顔でこたえる一刀

だけどその笑顔はどこか無理をしているようにも見えて・・・何故か、胸が締め付けられた

 

 

「ちょっと・・・風邪引いたのかな?

ははは、なんか体もだるくなってきた

それに・・・」

 

何かを言いかけ、一刀は苦笑する

その手を、自身の足にのせながら・・・一刀は、どこか悲しげな笑みを浮かべていた

 

 

「留守番してるよ・・・皆にうつしたら大変だしな」

 

「そう、わかったわ」

 

「あと、風・・・ちょっと頼みがあるんだけどさ」

 

「はいはい、なんですか~?」

 

「真桜に・・・出来てたら持ってきてくれるよう、言っといてくれないか」

 

「っ・・・!」

 

 

一刀が風に頼みごとを言った瞬間だった

 

風の表情が、微かだが・・・険しいものに変わった気がした

 

それから彼女は、深い・・・深い溜め息をつき、一刀に向かって微笑む

 

 

 

 

 

 

「わかり・・・ました、すぐにいってくるのですよ」

 

 

 

 

 

 

その微笑に、私は・・・小さく震える体を、抑えることができなかった

 

 

 

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「久しぶりね、華琳・・・元気だったかしら?」

 

「ええ、久しぶり雪蓮

貴女はいつも通り元気そうね」

 

 

桃色の髪をなびかせながら、彼女・・・雪蓮は颯爽と馬からおり、私に向かって手をふった

それに私は、小さく笑みをかえす

 

そんな彼女の後ろには報告通り、名だたる面々の旗が全て並んでいる

 

 

「桃香にも呆れたけど、まさか貴女までやってしまうなんてね

で、重臣たち全員をここに連れてきた理由は?」

 

「勘よ」

 

「そ・・・そう」

 

 

あぁ・・・頭が痛い

 

なんでそんなにハッキリと、とんでもない発言ができるのかしら

 

 

「とりあえず、連れてきてしまったものは仕方ない・・・って、昨日も同じことを言った気がするわ

まぁとにかく、ようこそ魏国へ

歓迎するわ、雪蓮」

 

「歓迎されるわ、華琳」

 

 

そう言って、ニコリと微笑む雪蓮

本当に、彼女はどこまでも自由ね

 

 

「すまないな、曹操殿

私は止めたんだが・・・雪蓮はこんなだからな

止めきれなかった

一応代理には信用のおける者をたてたつもりだから、大丈夫だとは思うんだが」

 

 

そんな彼女の後ろからやや疲れ気味の表情で現れたのは、雪蓮の親友にして呉の大都督・・・周瑜だ

彼女は馬から下り私に向かい軽く一礼をする

 

 

「久しぶりだな、曹操殿」

 

「ええ、相変わらず苦労しているようね」

 

「それはもう」

 

「ちょっと冥琳!?」

 

「本当のことだろうが、まったく・・・」

 

「ああ、もう冥琳なんて嫌い!こうなったら、今日は自棄酒よ!」

 

「貴女は普段から浴びるように飲んでいたでしょうが・・・まったく」

 

 

 

そう言って溜め息をつく彼女を見て、本当に苦労しているのだということが伝わってくる

相変わらずね、この二人は

 

 

 

 

 

「孫策殿・・・周瑜殿はまだ病み上がりなんだと何度言ったらわかるんだ?

あんまり、無理はさせないでくれよ」

 

 

 

 

 

ふいに、二人の後ろから・・・どこかで聞いたことがある男の声が聞こえてきた

 

視線を向ければ、そこにいたのは赤髪の男

 

彼は・・・確か

 

 

 

 

 

 

 

「お久しぶりだな、曹操殿

頭痛のほうは、もう大丈夫か?」

 

 

「貴方は・・・華佗」

 

 

「お、覚えていてくれたのか

御遣い殿は元気にしているのか?」

 

 

 

そう言って、ニッと笑う彼

 

その彼の口にした名前に、私は胸が苦しくなる

 

気づいたときには・・・

 

 

 

「華佗・・・貴方に、診てもらいたい者がいるのだけれど」

 

「・・・む?」

 

 

 

 

私は、そんなことを口走っていた

 

 

 

 

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「このようなところで、何をしているのじゃ?」

 

「おぉ? 赤さん・・・ですか」

 

 

華琳様が呉のお出迎えに行ったあと、風は一人・・・中庭でボ~ッとしていました

そんな時、彼女・・・赤さんに声をかけられたのです

 

 

 

「ちょっと、空を見ていたのですよ」

 

「そうか・・・」

 

 

 

風はその声に、ただ静かに返事を返します

 

 

それから、再び空を見上げました

 

果てしない青空を

 

 

 

「もう、時間はないのですか?」

 

 

 

ポツリ・・・風は小さく呟きます

 

その呟きに、赤さんはゆっくりと頷きました

 

 

 

「ああ、もう・・・殆ど残ってはおらんじゃろう

いや、本当なら今だってもう倒れてしまってもおかしくない状態じゃ」

 

「そう、ですか」

 

 

ギリっと、歯を食いしばるような音が聞こえてきます

それは他ならぬ、赤さんが出した音

 

赤さんは腕を組んだまま、悔しそうに息を吐き出しました

 

 

 

「悔しいのう・・・ワシにはもう、奴の生き様を見届けることしかできん」

 

「赤さん・・・」

 

「まいったのう・・・本当に」

 

 

 

その悔しそうな呟きを聞き、風は空を見つめ続けます

 

そうすると、いつか自分が言った言葉が頭に浮かんでくるのです

 

 

 

華琳様が『日輪』なら、お兄さんは・・・

 

 

 

 

 

 

「お兄さんは・・・馬鹿なのですよ

『空』がなくなってしまったら、風は・・・風たちはいったい、どうしたらいいのですか?」

 

 

 

 

空に問いかける

 

だけれど、答えは返ってきません

 

 

変わりに、また視界が歪むほどの涙が・・・どんどんと流れてきます

 

 

 

 

「お兄さん・・・」

 

 

 

それでも・・・風は、空を見続けました

 

 

 

そうすることしか、風には・・・できなかったのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『三国会議』まで・・・あと二日と迫った日のことでした

 

 

あとがき

 

まずは、すいませんでした!

仕事が忙しすぎて、更新が大分遅れました

しかも、今回はいつもよりボリュームが少ない気が・・・今回は、これで勘弁してくださいww

 

さて、今回はいよいよ様々なキャラ達が『彼』の周りに集まってきましたよww

 

 

まぁ、まだまだ出てないキャラのが多いんですがww

次回には、もっと出せると思います

 

そして、張三姉妹はさらに先送りな予感ww

もうしばらく待っててください

 

彼女達も、かなりの見せ場とかあるんで

 

 

それでは、またお会いしましょうw


 
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