No.153611

真・恋姫†無双【黄巾編】 董卓√ ~風と歩み~ 第五話 ~命削りの花婿修行~

GILLさん

GILLと名乗る作者です。
今回も頑張りました。 修行内容の構成に手間取りました。
夜中にこっそり投稿しますww
拙い文ですが、見てやってください。

続きを表示

2010-06-27 03:13:30 投稿 / 全12ページ    総閲覧数:5565   閲覧ユーザー数:4557

 はじめに

 

 GILL(ギル)と名乗る作者です。

 

 この作品は、真・恋姫†無双のみプレイした自分が

 

 『俺は、風が大好きなんだ!!』

 

 と、いう感じでタイトル通り【~IF~】『もし、風達と一刀が同行したら・・・』

 

 という妄想がタップリの作品です。

 

 でも、作者は風以外に目が入っていないので、もしかしたらキャラが変わっている可能性も出てきます。

 

 そして、オリジナルのキャラクターも出すかもしれません。

 

 ですから、『あ、そういう系のSSマジ勘弁』という方はお控えください。

 

 それでも、『別に良いよ』という方は是非とも読んでやってください。

 

 それでは、ご覧ください!

 やぁ、諸君!

 俺の名前は北郷一刀だ!

 え? 今更どうでも良い事だって? ふふ、甘いな。

 

 だって、こうでもしないと……重圧に押し潰れそうなんだもん!

 

 「……呂布さん。 お兄さんから離れてください」

 「……そっちこそ、邪魔しないで」

 

 重い! 重いよ!! この部屋の空気が異常に重いよ!

 廊下と比べると、約5kgは違うと思うよ、俺!

 

 「……お兄さんは、風の『将来を誓った人』です。 呂布さんには渡しません」

 「……一刀は恋と『結ばれる』と決まった人」

 

 ……ちょっと待て。 話が色々とおかしくないか?

 『将来を誓った?』 『結ばれる?』

 いやいやいや。 有り得ない。……っていうか気が早くありませんか? お二方。

 

 「ちょっと二人共……落ち着いて――――」

 

 喧嘩はいけないよね! やっぱり。 ここは俺が鎮め―――

 

 「「煩い!!」」

 

 ―――――すまん、無理だ!  迫力が……違いすぎるっ!!

 

 ……っていうか、何故こうなったのだろうか……。

 ~回想~

 

 「と、いうわけで……。 恋は一刀のお師匠様」

 「ごめん。 話がまったく見えない」

 

 未だに、仰向けになっている俺に対して、呂布は覆いかぶさっている。

 

 「それより、呂布。 そろそろ降りてくれないかな?」

 「……恋」

 「え? 何?」

 「……恋って呼んでよ、一刀」

 

 ちょ、ま……それって。

 

 「……それって、君の真名だよね?」

 「……ん。 一刀になら……許す」

 「俺にならって……どういう事?」

 

 俺以外にだって、真名を許している人は居るだろ?

 じゃあ、なんで俺に『なら』?

 

 「一刀は……恋『だけ』の男の人」

 

 そう呟きながら、赤面し両手を自分の頬に押し付けながら、首を横にブンブン振る呂布。

 

 ……ック! 今更だが……なんて可愛い! 小動物みたいジャマイカ!!

 いかん! 俺の萌えパラメーターが振り切れそうだ!!

 この、触覚みたいなものがピョコピョコ揺れるのもまた……たまらんばい!!

 

 何か……気を紛らわすものを――――――なっ!!

 

 「ふ……風」

 「……??」

 

 枯れたような一刀の声に、不自然さを感じた呂布は……一刀の向いている視線に目をやる。

 そこには―――――風はジト目でこちらを睨んでいた。

 

 ……現実って……なんて残酷なのだろうか。

 

 一刀は、誰にも見られぬよう……空に向けて、涙を流した――――。

                                 ~回想終了~

 「風は、お兄さんとずっと一緒に居ました。 呂布さんよりずっと……ずぅっとお兄さんに相応しい女です」

 「……そんな事ない。 恋の方が魅力的」

 

 ちょ、そんなに引っ張るなよ……。

 腕が折れてもしらないぞ……っていうか困るじゃん。 俺が。

 

 互いに互いを睨みつける。

 目線に稲妻が走って火花が飛び散っているような感覚を覚える。

 

 ……っていうか、熱い! 熱いよ、二人共!!

 熱い! 重い! 痛い!

 

 ……痛い? え? 何が?

 

 「……痛ってぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!!」

 

 「「!!」」

 

 ぐぉぉ!! 痛い! なんだ……この痛みは、何なんだ!

 

 「お兄さん! しっかりしてください!!」

 「一刀! 駄目! 死んじゃ絶対駄目!!」

 「ぁぐ……あぁぁ!!」

 

 三人の悲鳴を聞いて、詠が走ってやってきた

 

 「どうしたの! 何かあった!??」

 「詠! ……一刀が!」

 「賈詡ちゃん! お兄さんが!!」

 

 慌てて助けを求める二人―――――が。

 

 「……アンタ達ねぇ……」

 

 頭が痛くなる、とでも言わんばかりに額に手を当てる詠。

 大きく溜息を着いた後。

 

 「怪我人引っ張っておきながら、何を言っているのよぉぉーー!!」

 

 大きな詠の叱り声が部屋中に響く。

 この声で、部屋の窓に……亀裂が入ったのは言うまでもないよ……ねぇ?

 

 そう、一刀は……恋との勝負の後、体を酷使したため、全身筋肉痛に見舞われていた。

 

 ……っていうか、この世界に来て、二回も筋肉痛になるなんて、思わなかt――――。

 そして、俺の意識はそこで途切れ、目の前が真っ暗になっていった。

 「取りあえず! 二人はその部屋に近づくんじゃないわよ!」

 「あぁぁ~~。 お兄さぁ~~ん」

 「……一刀」

 

 詠に引きずられながら、一刀が居る部屋に両手を伸ばそうと頑張る恋と風。

 しかし、思った以上に……詠の腕力は凄かったという……。

 

 そして……

 

 「少しは、反省しなさい! このバカ共!!」

 「あぃた!」

 「……ふみゅぅ」

 

 中庭まで引きずられた二人は、詠に思いっきり庭まで投げられた。

 

 「次!! 北郷の部屋に入ったら、物干し竿に縛り上げるからねっ!」

 

 人差し指を勢い良く突き立てた詠は、風と恋を指した。

 その後、足場をズンズン踏み砕くように歩き、どこかへ行ってしまった。

 

 そして、暫くの沈黙の後―――

 

 「……呂布さん」

 「……何?」

 

 風が突然、何かを思いついたように呂布に喋りかける。

 

 「先程の話ですが……どちらが立派なお兄さんの師匠に成れた方が勝ち……と、いうのはどうですか~?」

 「……乗った」

 

 そう呟くと、二人はフッと笑い、立ち上がる。

 そして、互いの手を握り……『握手』

 

 「風は、『智謀』で!」

 「……恋は、『武術』で!」

 

 互いの視線をしっかりと確かめながら、真っ直ぐ見つめる。

 

 「「いざ! 尋常に……『勝負』!!」」

 

 ――――――今、この瞬間より……二人の恋姫の、誇りと男を賭けた熱き勝負が幕を切った!!

 

 ……一刀君終了のお知らせ。  チーン(合掌)

 暗い暗い闇の中で、俺は気持ち良く浮遊していた。

 

 正直、ここが心地好くて癖になりそうな……そんな感じだ。

 

 ほら、良く言うじゃん? 冬って何かと布団の中の温もりが愛しくて、中々起きたくないっていう事が。

 俺は、正にそれのようなものを感じているのさ。

 中々、居心地が良くてねぇ……。

 

 「……と。 ……かず……。 おき……」

 

 ん、何だよぉ。 もう少し、寝かせてよ。 眠いよ……。

 

 「……一刀。 起きないなら……チューする?」

 「起きます! 今、起きました! もう目がパッチリ開きました!!」

 

 冗談じゃない! おはようのチューなんてされてみろ!

 世界各国の人間から呪い殺されるよ!!

 だって、こんな可愛い子だぜ!?? 皆もそう思わないか? ……ねぇ?

 

 「……ちぇ」

 

 舌打ち!?? そんなにしたかったの!??

 

 「……それよりも、恋。 どうしたの? いきなり」

 

 俺は、あの日から三日程寝ていたらしい。

 三日経った後に、起きた俺はすっかり元通り。

 でも、まだ安静が必要(かもしれない)という医師の判断で、最低でも一日の休養が必要との事らしい。

 だから、寂しく布団の中で温もりを感じて、浸っていたのだ……が。

 突然、恋に起こされ……今に至る。

 

 「明日から……特訓!」

 「……あぁ。 例の武者修行?」

 「うん。 花……武者修行」

 

 恋さん? 今、何を血迷った発言をしようとしたのですか?

 ……やっぱり、現実って残酷だよね。

 

 ――――――――――――こうして、一刀の(文字通り)命懸けの修行が始まった。

 恋から修行の通知をされた後、俺と恋はとある山の奥に居た。

 

 「それで? 修行って言っても、何をやれば良いのかな?」

 「……簡単。 恋とひたすら戦う」

 

 おぅ! それは簡単DA♪ 解り易い!

 シンプル・イズ・ザ・ベストですね。 解ります。

 ……っていうか―――――

 

 「無理に決まっているだろぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」

 

 あまりにも過酷な真実を前に、一刀は地球に響く程の悲鳴を上げた。

 

 「……大丈夫。 成せば成る!」

 

 いやいやいや。 恋さん、ガッツポーズされても困ります!

 飛将軍とのタイマンって、死亡フラグが幾つ有っても足りないよ!!

 

 「……それに、一刀にはあの『ピカピカ』が有る」

 

 恋さん。 人が死ぬ思いでようやく手にした技になんていう名前を付けるんですか。

 

 「……それもそうだな! 成せば成る!」

 「うん!」

 

 触覚をピョコピョコさせながら、期待の眼差しで此方を見てくる恋。

 その笑顔が、一体……何人の男を萌え死に至らしめるのだろうか。

 

 「……よっしゃ! 根性!!」

 

 そう言ってみせると、俺は拳を構えた。

 恋も、それ見て、自分の得物を構えた。 その眼つきは、もはや先程の少女の面影は無く、正に獣のようだった。

 

 「……ウォォォォォォォォォ!!」

 

 低く、唸るように呟きながら、気を凝縮し、溜めて行く……。

 

 「……??」

 

 不意に、恋が首を傾げた。 構えは解かれ、無防備な状態だ。

 

 「ん?」

 

 あまりにも可笑しいと感じ、俺は恋の視線の先のものを見た。

 

 ―――――――光ってない。

 

 「……あれ? 可笑しいな……」

 

 何故だ! 何故、光らない! あの時は上手くいったじゃないか!!

 

 「ック! もう一度!!」

 

 俺は、もう一度、自分の拳に気を溜める。

 

 俺の拳が真赤に燃えるぅぅ!!(※真赤に充血しています)

 お前を倒せと轟き叫ぶぅぅ!!(※筋肉と骨が悲鳴を上げています)

 

 

 「―――――――ゼェゼェ……。ゲホッ!ゲホッ!」

 

 ――――結局。 何度頑張っても拳は光る所か、稲妻が走る感覚すら無かった。

 

 「……ピカピカ」

 

 シュンと頭を垂らす恋。

 ……そんなにピカピカが見たかったのかいな! 俺は蛍光灯なんかじゃないぞ!!

 

 「……普通に戦おう」

 「うん。 解ったよ……グズッ」

 

 恋からの提案により、俺はそのままガチバトルに入った――――。

 「ウォォォォォ!!」

 

 あの技が出せない以上は、普通に戦うしかない。

 ―――と、いうより。 俺は案外、やけくそだったかもしれない。

 

 一刀のやけくそパンチ!!

 ……恋には効果が無いようだ。

 

 恋の薙ぎ払い!

 一刀は一☆撃☆必☆殺を受けた!! (※ポ○モン風)

 

 『ギャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!』

 

 約十数メートル。 ゴロゴロと一刀は突き落とされた。

 

 「……やっぱ、勝てるわけ無いよねぇ……」

 「……そんな事無い。 人間やれば出来る」

 

 恋さん。 人にも限界っていう壁がですね……。

 

 「壁なんて、俺がぶち壊す! ……一刀の言葉」

 「……ホント、読心術なんて誰が作ったんだろうね」

 

 せめて、作った本人を地球一周ができるようなパンチを送りたいよ。

 

 「……大丈夫。 恋が付いてるから……頑張ろう?」

 

 一刀の頭を撫でながら、優しく微笑む恋。

 その顔には、どこか……母親を連想させるようだった。

 

 「……解ったよ。 やるだけやってみるさ!」

 「うん!」

 

 やっぱ、人間努力だよな!!

 よぉし! 気合が沸いてきた! み・な・ぎっ・て・き・た☆!!

 

 そして、拳を構え直し……再び、恋に立ち向かった。

 

 

 ……立ち向かっては、なぎ倒され……

 

 

 ……立ち向かっては、なぎ倒され……

 

 

 ……立ち向かっては、なぎ倒され……吹っ飛ばされ。

 

 

 「……もう……勘弁……して……ょ」

 

 ついに、体と精神の限界を迎えた俺は……地にひれ伏した。

 

 「一刀! 大丈夫!?……かず……!!」

 

 恋の声が頭に響く中、俺の意識は途切れた……。

 あぁ……。 またここか。

 

 再び訪れる、心地好い暗闇の中。 やはり、居心地が良い。

 今度こそ、ゆっくり眠れると安心しきっていた一刀。

 しかし―――――――――。

 

 「ぅ~ん。 スリスリ~~~~~」

 

 ん? なんだろう。 この柔らかい感触は。

 頬に、スベスベで……プニプニした感触が離れない。

 なんか……癒されるよなぁ~。 こういうの。

 

 「お兄さん? いい加減に目を覚まさないと……襲っちゃいますよ~?」

 「おはよう! 風!! 今日も良い朝だな!!」

 

 ……ホント。 期待を裏切らないよねぇ。 こんな展開は……。

 

 「……? 寝ぼけましたか?お兄さん。 もう昼ですよ~?」

 「細かい突っ込みは受け付けません」

 

 そうだ! 男なら細かい事なんか気にしてはいけない!!

 そう思わないか? 男性諸君!! ―――――ねぇ?

 

 「それは、それは……。 では、率直に……お兄さん。 風とお勉強です」

 「話が飛躍し過ぎて付いていけない!!」

 

 なんだよ!『お勉強』って!!

 あれか!? 試験が近づいているから『勉強会』という名目で夜中までワイワイはしゃぐアレの事か!? 確かに、俺は学生だけど、そこまで絶望的な頭を持っているわけじゃないぞ!!

 

 「恋さんと同じような事ですよ~♪」

 「成る程。 妙に納得。 納得する自分が鬱陶しいほどに納得したよ」

 

 つまりアレですか。 意地を張った競い合いってやつですか!!

 そんな事の為に俺は……俺は!!

 

 「大丈夫です。 賭けるのは意地もですが、お兄さんもですよ~」

 「人を賭けの玩具にしない!!」

 

 いつの間に、そんな話が成立していた!!

 説明しろ! 今すぐに、15字以内で簡潔に説明しろぉ!!

 

 「女の意地って奴だよ。 ニイチャン」

 

 うん。 物凄く解り易い説明ありがとう。 お人形君。

 つか―――――

 

 「お前、喋れたの!??」

 「失礼なニイチャンだな。 オイ。 俺は宝譿! ヨロシクな!!」

 「……まぁいいや。 それで? お勉強って言っても、何するの?」

 

 軽く、『宝譿』なる人形の存在は無視する事にした。

 この時代の科学の源が知りたいという事も軽く流そう。

 じゃないと……常識が壊れそうで恐い……。

 

 「むぅ……。 風の迫真の演技が無駄に……。 っと、こんな事より。 お兄さんは、まだこの世界の文字には慣れていませんよね?」

 

 『腹話術』なんてどこで覚えた? 風。 いや、それよりも―――

 

 「確かに、慣れてないねぇ……ってまさか」

 「はい。 そのまさかです。 お兄さんには、風と一緒に文字を勉強してもらいます」

 

 またか。 また、この展開になるのか……。

 俺……いつになったら解放されるの?

 

 ――――――――――――どうやら、俺の地獄は……まだまだ続くらしい。

 「……では、これはなんと読みますか?」

 「えっ……えーっと」

 

 只今絶賛お勉強会中である。

 目前に見えるは、漢文の 山、山、山、山。

 正直に言おう! 目眩と吐き気がする!!

 

 だってそうじゃない? 漢字だらけの文章をいきなり解読しろ、と言われて完璧に出来るわけ無いじゃないか!!

 しかも、俺は日本の学生だぜ? 漢文なんてある程度にしか習わないよ。

 

 「むぅ~。 程昱様特性『文字一覧』を無駄にしないでください~」

 「いや、しかしだな。 一覧が有っても翻訳が出来ないと……」

 「そこは、根性と気合ですよ~?」

 

 良い事を教えよう! 風。

 俺は先程、その『根性と気合』を突き通した結果! ……飛将軍様に叩きのめされたのだよ。

 

 「……そう。 人には出来る事と出来ない事がだな―――」

 「そんな駄目人間の台詞を言うくらいなら、勉強しなさい」

 「―――――頑張ります……グズッ」

 

 酷い! 酷いよ! 風。

 そんな冷たい突っ込みなんて……君はいつから、そんなに鬼畜になったの?

 

 君は、いつだって心優しい風だよね?!

 こんな冷たいのは演技だよね? そうだよね?

 嘘だよ言ってよ!!  バ○ニィーーーーー!!

 

 「では。 夜麻登波 久爾能麻本呂婆(略)……これは?」

 

 ……ック! 悉く無視か!! 良いだろう! 最後まで付き合ってやる!!

 

 「えっと……。 やまとは くにのまほろば―――――(略)」

 

 かれこれ、このようなやり取りを三時間以上続けた一刀が、ついには知恵熱を出し、ぶっ倒れた事は言うに及ばぬであろう……。

 

 ――― 一刀君終了のお知らせ ――――チーン(合掌Part2)

 一刀が知恵熱でぶっ倒れた後、中庭であの二人が鉢合わせていた。

 

 「……程昱」

 「……何ですか? 呂布さん」

 

 中庭に、夜風が吹き抜ける。

 そして―――――――――

 

 「……思った。 恋達も、一刀に相応しい女にならなきゃって」

 

 真紅の少女の決意。

 

 「奇遇ですね~。 風も、同じ事を……今日、思いました」

 

 風の羽衣も、同じ覚悟。

 

 二人の少女。 求めるのは、一人の男。

 その想いは、強く、美しく、一途で……儚くて。

 それでも、その『欲』は、留まる事を知らない。

 

 「……また、勝負が増えた」

 「ふふ。 どうやら、私達は良き好敵手になれそうですね~」

 

 ……故に、その『想い』は……途切れる事を知らず!!

 

 二人の少女は不敵に笑い、背を向け歩いていく。

 その表情に、何が有るかは解らない。

 しかし、目に映るのは……一人の男性であった。

 

 ――――――(絶対に! 負けない!! 彼女には!!)――――

 

 その日、二人の少女の目に、火が灯ったのは……言うまでもないだろう。

 あとがき

 

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!

 

 『武』と『知』の両方から修行受ける事になりましたが……

 細かい事はスルーの方向で♪ww

 

 ちょいとシリアスな話はもう少し先になりそうです……サーセン!

 まぁ、時期が時期で黄巾党が出てくるのはもう少し後のほうになりそうです~。

 

 今は一刀君の育成期間ですので、気長に見て頂ければ嬉しいです!!

 

 尚、今回の話でチラッと出てきた漢文ですが……色々な突っ込み等々は受け付けませんww

 取りあえず、『なんだこれ?』という感じにスルーしてくださいww

 

 それでは、次の投稿まで

 See you again!!


 
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