No.146941

飛天の御使い~第参幕~

eni_meelさん

恋姫†無双の二次創作です。
反董卓連合編です。
相変わらず拙い表現力の文章ですが、
少しでも面白いと思っていただけたら
幸いです。

2010-06-01 08:33:29 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:6203   閲覧ユーザー数:5256

 

はじめに

 

この作品の主人公はチート性能です。

 

キャラ崩壊、セリフ崩壊の部分があることも

 

あるとは思いますが、ご了承ください。

 

 

連合軍side

 

汜水関を攻略し、意気揚々と虎牢関へやってきた連合軍の前に立ちはだかったのは飛将軍・呂奉先、神速の将・張文遠率いる董卓軍の猛者たちだった。先の汜水関制圧を僻みに思ったのか、虎牢関攻略では後曲を任されることになったため出陣の機会はなかったが、功を欲した袁紹・曹操・孫権たちの軍は、互いに互いをけん制し合うことで協調性をなくし董卓軍に一蹴されるのだった。

 

「ということで、我が軍が明日の前曲を担当することになりました。」

 

総大将・袁紹からの指示を朱里が説明する。

 

「敵は初日に討って出てからはずっと関に篭りっきりになってます。

                  いかに敵を関からおびき出すかですが・・。」

 

そういって朱里は思考に耽ってゆく。

 

「敵が出てきやすい状況を作ればいいんじゃないか?」

 

一刃とそう提案する。その提案に愛紗が疑問を投げかける。

 

「しかし義兄上、どうやって誘き出すんですか?」

「少ない数で進軍したら篭って戦わずとも勝てる、と思わせることが出来るんじゃないかな?で、討って出てきたところで汜水関同様、敵の将を討ち取れば恐らく残りの兵隊は瓦解するだろうから。その間に他の軍と連動して虎牢関を制圧する。」

 

自分なりの考えを提案する。飛将軍・呂布を相手に多少危険な賭けになるかもしれないが僕と、愛紗と、鈴々ならばなんとかなるはずだと思い、その作戦を軸に部隊を展開させるのだった。

 

 

虎牢関side

 

「はぁ、連合の奴らもしつこいな。また性懲りもなくやってきよった。しかし、今回はえらい少数やな。 ウチらのこと舐めてんのかいな?」

 

怒気をはらませた声で呟く。しかし、その様子をみていた呂布は

 

「・・・・・今までの奴らと違う。・・・強い。」

 

そう警戒感を露にする。進軍してくる軍の旗印は汜水関で見たあの「十文字」の牙門旗。

 

「なるほど、華雄を討ったやつらやな。ほんなら篭って戦うよりも討って出て華雄の敵討ちと洒落こもうか。」

 

張遼のその言葉に董卓軍の面々は「応」と答え士気を挙げる。

 

 

出撃の準備をしていると突然張遼将軍に声をかけられる。

 

「徐栄、牛輔たちから聞いたで。この戦が終わったら祝言らしいな。」

 

ニヤニヤと問いただすように聞いてくる将軍に苦笑いを浮かべる。

 

「王允のおっちゃんとこのベッピンもらうんやって?ホンマうらやましいなぁ。あのベッピンの姉ちゃん、ウチも狙ろうてたのに。残念やわ・・・・。」

 

そういって肩を落とす姿を見てますます苦笑いを浮かべる。

 

「でも悪い気もするんですよ。世の中がこんな時に自分だけ・・・・。」

 

そう言うと将軍はバァンと肩を叩いてきて

 

「なに言うてんのや、どんな時代であれ人一人が幸せになろうとするのが悪いわけあれへんやろ。」

 

そう豪快に笑い飛ばす。

 

「とにもかくにも、連合の奴らをサクっと片付けることが先決やな。」

 

「そうですね。」

 

そう言って出撃準備に向かった。

 

 

洛陽side

 

「月、汜水関が落ちたそうよ。しかも半日もたなかったらしいわ。」

 

苦々しい表情をした賈詡こと詠がそう報告する。その報告に驚いた表情の董卓こと月が

 

「華雄さんは?」

 

と尋ねると

 

「討ち取られたらしいわ、北郷軍によって。」

 

詠はそう答えた。月は辛そうな表情で目を瞑り華雄の冥福を祈った。

 

「これからどうするの、詠ちゃん。」

 

月は詠にたずねた。

 

「虎牢関には恋や霞がいるけれど、数で圧倒的に勝る連合軍を止めることは出来ないと思う。今、洛陽を捨て涼州に逃げたとしても連合の諸侯は月を狙って涼州までやってくる。生贄を捧げなければこの権力争いを止めることは出来ないから。」

 

俯きながらそう答えるのだった。そして

 

「それに張譲たちに帝を掌握されている今、無責任に投げ出して逃げることも出来ない。私たちの選択肢は、戦って勝つか負けるかそのどちらかしかないのだから。」

 

苦虫を噛み潰すような表情でそう続けるのであった。

 

 

 

 

 

詠たちのこの会話を聞いて、動き出す影が・・・・・・・。

 

 

 

西涼・馬騰side

 

 

 

「母上、・・・殿から文が届いてますが。」

 

馬超は母・馬騰に文を渡す。受け取った文を読んだ馬騰は、娘に

 

「翠、すぐに兵を纏めておきな。準備出来次第、洛陽へ出撃するよ。」

 

そう指示を飛ばすのだった。

 

 

洛陽市街

 

 

 

「じゃあ、すまないが頼まれてくれるかな?」

 

「承知しました。・・・殿の頼みなら仕方ありますまい。」

 

そう笑みを浮かべる。

 

「ところで、・・・殿はどうするおつもりで?」

 

そう問われると

 

「ん・・・、俺は今からゴミ掃除だよ。」

 

そう苦笑いを浮かべる。その様子に

 

「貴方様も大変ですな。」

 

そう笑うのであった。

 

 

あとがき

 

今回も無印と真・恋姫をごっちゃにしております。

 

なかなか上手にかけない・・・・。

 

毎度毎度の事ですが、

 

拙い未熟な文章を読んでいただけ、コメントまでもらえて

 

恐悦至極です。

 

少しでも楽しんでいただければと思います。

 

 


 
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