No.140828

真・恋姫†無双  星と共に 第8章

BLACKさん

この作品は真・恋姫†無双が前作(PS2)の続編だったらという過程で作られた作品です。

2010-05-04 20:18:57 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:7588   閲覧ユーザー数:6507

 

 

真・恋姫†無双  星と共に  第8章(澪拠点1)

 

 

ある日のことであった。

 

「♪~♪~♪」

「うん?」

 

一刀が中庭で歩いているとどこからか、歌声が聞こえてくる。

 

「良い歌声だな。誰だろう?」

 

一刀がその歌声に釣られるように、歌声が聞こえる方に歩いて行く。

そして一刀は見た、自分の武器をギターのように使いながら、歌う澪とその歌う座りながら見ていた星がいた。

 

「よう、星。それに澪」

「おお、一刀殿」

「あらあら来たのね、一刀」

 

澪は一刀が来たのを見て、歌うのを止める。

 

「しかし随分物騒なもので、歌うんだな」

 

澪の武器は大型の拳のような形をした槍であり、その槍先は一刀の銃のように銃口みたいなものがあり、そこから氣弾が発射されるものなのだ。

その澪はその武器の名前を「栖冷矢(すれいや)」と名付けている。

 

「栖冷矢ってそんな事のために使うのか?」

「本当はそうじゃないけどね……。でも私、好きなのよね。歌……」

「そうなのか」

「それで何か歌に使える物はないかと思って栖冷矢を弾く真似をしてるの」

「ギターみたいにか……」

「ぎたー?」

「ああ、俺の世界にあったものだ。楽器って言う道具の一つなんだけどな。

そのギターと言うのは糸を弾けば音が鳴るんだ」

「糸を弾く。琴みたいなものかしら?」

「まあ琴を大きくしてさらに音の調整が出来るようになったもんだよ」

「それは便利ね」

「まあ作れるかどうかはまた別問題だな」

「あなたは作れないの?」

「無理だよ。専門知識ないからな」

「それは残念ね。だったらしばらくは栖冷矢をギター代わりにするかしないわね」

「悪いな」

「謝ることじゃないわ」

 

それでも澪は少し寂しそうな顔をする。

 

 

「しかし話が変わるが、澪はどうして歌が好きなのだ?」

 

星が話を切り替えて澪に聞く。

 

「特に理由はないわ。ただなんとなく歌うのが楽しいと思っただけね。それだったら星もよ」

「私もだと?」

「ええ、どうしてそんなにメンマが好きなのかしら?」

「うむ……。確かにそう言われると特にこれと言った理由はないな。うまいからとしか……」

「それと同じよ。私は歌うのが好きだから、歌うのよ」

「じゃあ、何で将になったんだ?」

「え?」

 

次は一刀が澪に尋ねる。

 

「そんなに歌が好きなら、芸人でもなればいい。それなのに何で立ち上がったんだ?」

「そうね……一刀の言う通りね。でもその答えも簡単なのよ」

「どういうことだ?」

「単純に私が戦う力を持っていただけ。そしてこんな時代よ、力が無ければ死ぬ可能性が高い。

だったら持っている力を世のために使って、平和にしようと思っているだけ。

平和になったらそれこそ芸人にでもなるつもりね」

「そうか……」

「これはそのための特訓みたいなものよ。まあ当然武芸もたしなむつもりだから、もし一緒にやる時は覚悟しておくことね」

「はは、その時はお手柔らかに頼むさ」

 

そう言って一刀は星の横に座り込む。

 

「それでは続きでもまいりましょうか」

 

そして澪は先ほどの歌の続きを歌う。

 

(本当にうまいな)

(うむ。下手の歌手よりも上手いですな)

(しかし力があるから戦うか……)

(昔の我らと変わりませぬな)

(ああ。それに澪ならその志、そのままに出来るだろうな)

(そうですな。もし志が変な方に進めば……)

(俺達が止めれば良い)

 

一刀と星はそう思いながら、静かに澪の歌を聞くのであった。

 

 

おまけ

 

 

作者「第8章だ」

一刀「これも短いな」

作者「オリジナルは基本は短いと思ってくれ」

一刀「それで、前回のおまけ何だが…」

作者「あれはな、出かける5分ほど前に朝に投稿するのを忘れたから急遽の投稿だ。だからおまけを書く時間が無かった」

一刀「だったら投稿後回しにすればいいのに…」

作者「うるせえ。それで徐晃である澪の詳しい設定を説明しよう。

この徐晃のモデルは「無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ」に出てきたネージュ・ハウゼンだ」

一刀「またそれか!」

作者「うるせえ! その関係上、武器や戦い方もほとんどそれだが、まあそのまんまだと面白くないから髪型は変更した。性格も違うな。ツンデレじゃなくて大胆な性格だな。まあ性格的には「霞+星÷2=澪」と言った感じだな」

一刀「そんな感じ何だ」

作者「澪は最初っから一刀に好意的だから一刀には大胆に接する。そこの所は小蓮みたいだな」

一刀「ふむふむ」

作者「ちなみにイメージCVはモデルキャラの声をやっている人を知っていればどんな声かは思いつくだろう。

それでは!」


 
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