No.139789

『偽・悲恋姫†異聞録』1

Nightさん

お待たせしました。
新作の投稿です、またこんなことやってたのか!?
という声が聞こえそうですが・・・

どなたか一人でも面白いと思っていただけたら僥倖です

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2010-04-29 22:50:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:11964   閲覧ユーザー数:9084

 敵の陣形を見て、一影は僅かに目を細める。

 

 ・・・笑ったのかもしれない、朧にはそう感じられた。

 

 ・・・貴様の覚悟見せてもらったぞ、御使い。

 

 鋼の声が、常となんら変わることなく、極短い命令を下す。

 

 

「突撃」

 

 

 漆黒の方天画戟が敵陣中央へ向け振り下ろされる

 

 幾重にも重なった、『応』の低い声が、鋼の声が届く範囲をはるかに超えた『魔王の軍』全体から返ってくる。

 

 鶴翼は明らかに誘いだ、あの詠がいてこんな失策をするはずが無い。

 

 つまり、オレに向かってこういっているのだ・・・

 

 首が欲しくば、自分の手で此処まで取りに来いと

 


 
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