荊州南部が呉の支配下となる。
これは蜀にとって痛手であった。
益州から涼州、長安を攻めるのは兵糧の運搬が困難であるための荊州の確保であった。そして何より、荊州は五虎将軍筆頭である関羽が守る地。
結果的に関羽は生きていたのだが、関羽が死んだとの報告を受けた劉備は家臣の忠言も聞かず荊州への挙兵を決める。
天の御遣い、北郷一刀。彼もまた劉備に忠言した一人であった。彼は劉備と並ぶ君主であるが、その発言でさえ聞き入れられず、逆に劉備、張飛に非難を受ける。
歯車が狂いだしたとしたのなら、ここからなのかもしれない。彼は家臣に張飛の周囲を警戒するように命じ、彼女の暗殺を阻止。そして呉との戦においては火計に気をつけるように忠告。
諸葛亮、ホウ統の両名はこの言葉をよく聞き、呉の火計を封じる。そうして夷陵の戦いを制し、荊州南部の支配権を取り戻した。だがその代償は大きなものだった。
戦いに勝利し、意気揚々と成都に帰還した劉備。そこにあった嬉しい誤算である関羽の生還。しかしそんな雰囲気もある一つの報告で崩れ去る。
「北郷一刀が幾人かを伴い失踪」
その報告に愕然とする劉備たち。ただちに上層部はこのことを隠蔽しようとするが、十日もしないうちに外にも漏れてしまう。
兵や民は口を揃えて言う。
「天は我らを見放した」
と。
蜀の地から天の御遣いが離れたことから、人心が劉備に離れかけていることへの対処に追われ、彼らの行方が全く掴めなかったのだが……予想外の報告で行方を知ることとなる。
「天の御遣いが河北四州を占拠。領地を『天』と定め、自ら『天王』を自称」
北郷一刀の思惑は?魏、呉、そして蜀は彼の国をどうするのか。
これもまた、数多の外史の一つ。
初めましての方は初めまして。お久しぶりの方はお久しぶりです。作者のあお。です。
新・恋姫無双の方は……頑張っているんですが中々文が浮かびません。
恋√も考えていますが、新が中途半端なまま作っちゃいけないだろうと思って手つかず。
そんなこんなでこんな嘘予告を書いてしまう始末。
あぁやめて、石を投げないで!
嘘予告とは書きましたが、これ書いてみたくもあり、書くのが怖かったり。
北郷一刀が仲間を裏切るのか?と言われればそうなんですけどね。
自分が書く一刀は少々性格が悪くなる傾向があります。
というわけで嘘予告でした。
本気にされたらこまりまっくす。
Tweet |
|
|
11
|
0
|
追加するフォルダを選択
中々文が浮かばないからついカッとなって書いてみた。
赤壁後、演技風に物語が続いていたらの話。
反省はしてる。だが後悔はしてない。
こんなカタチで書くことが果たしてあり得るのやら・・・