~荒野~
「私は、姓を荀(ジュン)。名を攸(ユウ)。字を公達(コウタツ)と言います。助けて頂きありがとうございました」
荀攸は、そう言って頭を下げた。
(荀公達・・・王佐の才・荀彧が自分の代わりに成れる人物として名を挙げられた人物で、魏の参謀の筆頭だったはず。何でこんな処を商人と二人で?)
「どういたまして~。ま、気にすんな。で、あんたは何?」
豪臣が訊く。
「何、とは、役職のことでしょうか?今現在はどの役職にも就いていません。先日までは黄門侍郎(コウモンジロウ)をしていましたが」
苦笑いして言う荀攸。
「黄門侍郎、って何だ?」
「そうですね。簡単に言えば、皇帝の側近みたいなものですかね」
「へ~、皇帝の?でも何で今、無職なんだ?」
内心驚く豪臣。
「今から滅んで逝く国に、仕えたくはありませんでしたから。ですので。家名に傷をつけぬ様にして、辞めてきました」
「ふ~ん」
(やはり、と言うべきか。先が見えているな)
豪臣は、内心感心して返事を返す。
そんな二人に衛慈が声を掛ける。
「お二方。こんなところで話していても仕方ありません。何処かに向かいませんと」
「そうだな。俺は今、洛陽に向かって旅をしていたんだよ」
「そうでしたか。儂も洛陽へ向かっておったのです。荀攸様は?」
「私は、冀州の実家に戻る予定でしたが、紫堂君に受けた恩を返さなければいけませんので同行します」
(あ~。また、礼をしなきゃ失礼、とかいうやつか)
二人の返事に、満足そうに頷いた衛慈は
「では、洛陽にある儂の店に逗留して下され。紫堂様と荀攸様には、儂も礼をさせて頂かねばなりませぬし」
「私もご一緒してよろしいのですか?」
荀攸は、そう尋ねる。
すると、衛慈は満面の笑みで答える。
「もちろんでございます。荀攸様がいらっしゃらなければ、紫堂様に会う前に殺されておったでしょうから」
「わかりました。では、遠慮無く」
「じゃあ、俺も、な」
そう言って、三人は洛陽へと向かって行った。
~洛陽 衛慈の店~
洛陽に到着した夜。
豪臣は、宛がわれた部屋のベッドに座り、煙草を燻らせていた。
すると、扉の外に気配を感じた。
「失礼します。紫堂君、居ますか?」
荀攸の声だ。
「どうぞ~、開いてるよ」
豪臣が返事をすると、荀攸と、そして衛慈が入って来た。
「儂も失礼しますぞ」
「ん?爺さんも一緒か」
「ごめんなさいね、一人じゃなくて」
そう言って、豪臣に流し目を送る荀攸。
(この女、豪臣に色目を使って何を考えているのですか)
豪臣の膝の上で丸くなっていた朔夜は思う。
「ん~?いや、別に良いけど。座りなよ」
(ナイスです、豪臣。やはり、基本的には鈍感のままですね)
気の無い返事を返す豪臣を、心の中で称賛する朔夜。
そんなことを考えもしない荀攸たちは、椅子に座り話し始める。
「では、私からお話しさせていただきます」
荀攸が、豪臣の眼を見据えた。
「まず、紫堂君は何者ですか?」
「・・・どういう意味だ?」
豪臣は、分からない、と言う顔を装う。
(何か、不味いことしたかなぁ?)
「・・・では、訊き方を変えます。あなたは、異国からの旅人、と言っていましたが、何処の国ですか?」
豪臣は、自分が旅人で異国の出身である、と洛陽到着までの間に二人に話していたのだ。
「だから、前にも言ったように、東の海にある倭って名の島国だって言ったろ?」
そう言って、豪臣は煙管を口に運ぶ。
荀攸と衛慈は、それを見て、ニコッ、と笑う。
「ええ、聞かせてもらいました。しかしですね。東の島国の言語体制は、大陸のものを基盤としていると聞いています。しかし、あなたの言葉の中には大陸に無い言葉を使います。例を挙げるなら『べすと』や『ないす』、『おーけー』などですね」
「・・・・・・」
(やべぇ。この二人は話し易かったから、つい出ちまってたか。てか、その場で訊いてこないこの二人って、どうよ?)
内心焦る豪臣。
「答えてもらえますか?」
笑顔のまま訊いてくる荀攸。
(悪意は無い。それは、分かる。しかし、二人の意図が知れないまま喋っても良いのか?)
豪臣が悩んでいると
「話してみると良いですよ、豪臣」
と朔夜が声を発した。
「「なっ!!」」
虎である朔夜が喋ったことに、荀攸と衛慈が眼を丸くする。
「さ、朔夜!」
(こいつは、また!)
豪臣は、焦りながらも二人の様子を窺う。
二人は、呆然とした後、衛慈が呟く様に声を出す。
「み、御遣いの獣は喋れるのですなぁ」
(っ!!やっぱり気づいていたか!?いや、て言うか納得してる!?)
「・・・そのようですね。喋る獣が存在するとは・・・御遣いとは凄いのですね」
荀攸も、そう漏らす。
「で、いつ気づいたのですか?」
そんな二人に朔夜が訊と、荀攸が気を取り戻し答える。
「まずは、天の御遣いが流星と共に舞い降りた、と兗州辺りから噂が広がっていること。
次に、あなたです。占いの中に、白い獣と己が武を以て、という件がありましたから。
そして、先程言った言語です。東の島国の言葉は、光武帝の時代に朝貢(皇帝に貢物を献上すること)がなされ、その際に言葉の体制が確認されています」
(・・・倭の奴国が金印を授かった、とかいうやつか?てか、どんだけ博識なんだよ!)
豪臣が内心ツッコミを入れてから、荀攸に言い返す。
「でもよ。占いの中には、黒き衣を纏い、って件もあったよな?それは、どう説明するんだ?」
豪臣の問いに、荀攸は、クス、と笑って答える。
「そんなもの、着なければ良いだけです」
「そこだけ、微妙な理由だな」
そう言う豪臣に、荀攸と衛慈は顔を見合わせて苦笑する。
そして、荀攸は朔夜を見て訊く。
「虎さん。紫堂君は、少々抜けているところがありますね」
「はい。かなり抜けています。後、朔夜で結構です」
朔夜は溜息を吐き、分かっていない豪臣に話し掛ける。
「豪臣。あたしが喋っている時点で、御遣いである無しの話は終わっています。あたしが二人に尋ねたのは、何故、それに気づいたのか、です」
「・・・あ」
豪臣が、ポカン、とすると、三人はクスクスと笑った。
笑いが治まると、衛慈が
「さて、認めて頂いたようなので、本題に移りますぞ」
そう言って、顔を引き締める。
「紫堂様。今の世を、どう思われる?」
「どう、と言われてもな。良い世じゃないとは思うが?」
「そうです。今の世は、官の専横、賊の横行、貧困に疫病。さらに、賊に関しては、大規模化してきています。
これ以上、民が苦しめられる謂れはありません。
儂は、そんな腐った世を変えたいのですよ」
「まさか、俺にそれをしろと?」
豪臣は、嫌そうな顔をする。
「そうです。儂には世直しをするだけの力がありませんのでな。どうでしょう?紫堂様さえ了承して下さるのならば、儂が後ろ楯となれますが。まずは、義勇軍を立ち上げて名を挙げませぬか?」
豪臣は、衛慈の真摯な視線を感じながら考える。
(“試練”があるってのに、それに平行して世直し?無理じゃね?)
「爺さん。俺には、やれなければならないことがあるんだよ。だから、この「受けなさい、豪臣」・・・朔夜?」
豪臣の言葉を、朔夜が遮る。
「“試練”が何か分からない以上、どのようなことになっても対応出来るように人脈や力を持つことは悪いことではありません。
それに、いつ帰ることになるかもしれないあなたに、君主やら王やらになれとは言っていません。世の中が良くなる様に行動して欲しい、ということです。
衛慈も言ったでしょう。まずは、と」
そう言う朔夜。
豪臣が衛慈を見ると、その通り、と頷かれた。
しかし、朔夜の本音は違った。
(もし、卑弥呼の言っていた人物が現れた場合、少しでも優れた人物が居る方が状況を好転させることが出来るかも知れません。それに、最後の手段として、囮として切り捨ててしまうことも出来ます)
と言う、卑弥呼の残した言葉を危惧してのことだった。
「それに、貂蝉も言っていたでしょう?占いに従え、と」
「・・・・・・・・・」
朔夜の言葉に豪臣は考え込む。
そして、顔を上げる。
「荀攸は、俺がこの誘いを受けたらどうするつもりなんだ?」
「私ですか?私は、紫堂君について行くだけですよ」
笑顔で返す荀攸。その答えに、首を傾げる豪臣。
「あなたの眼を見て、そして言葉を交わして決めました。あなたは有能ですし、性格的にも気に入っています」
「眼・・・か」
「ええ。それに、恩返しもしないといけませんしね!」
「・・・そうか」
荀攸の眼を見て、豪臣は真剣な顔つきになる。
「二人に聞いてもらいたいことがある。そして、二人の意見を聞かせてくれ。返事は、それを聞いた上でさせてもらいたい」
二人は頷き、豪臣は自身について話し始めた。
「―――というわけだ」
豪臣は、全てを話し終える。
二人はしばらく黙ったままだったが、二人は顔を上げ、まず荀攸が口を開く。
「仙人であろうとなかろうと、私の考えは変わりませんよ。あなたの様な人に仕えたい。ずっと、そう思っていたのですから」
「儂は、護りたいモノを護るため、という言葉に共感を得ました。やはり、儂の眼に狂いはありませんでしたな」
二人は、笑顔でそう言った。
「ったく。自分たちが、どれだけ厄介な奴に手を貸そうとしてるか分かってるのか?」
その言葉にも眼を逸らさない二人。
そんな二人を見て、遂に豪臣も決心する。
豪臣は膝の朔夜を降ろし、居住まいを正して
「衛子許殿。荀公達殿。よろしくお願い致します」
頭を下げた。
そんな豪臣に
「うむ。支援の方、この衛子許が任されましたぞ」
「ええ。こちらこそよろしくお願いしますね」
二人は胸を張って、そう答えた。
「ああ、そうです。まだ、真名を預けていませんでしたね」
顔を上げた豪臣に、荀攸が言ってくる。
「私の真名は、鈴花(リンファ)と言います。鈴花で結構ですよ」
「儂の真名は、元(ゲン)。以後よろしくお願い致します」
二人が笑顔で真名を言ってくる。
「ありがとう。前にも言ったと思うが、俺には真名が無い。豪臣と呼んでくれ」
(何か良いな、この雰囲気)
自分のことを話し、それでも共に行動しよう、そう言ってくれる二人の笑顔に、豪臣は嬉しくなった。
それから豪臣は、元に息子を紹介された。名を衛臻 公振(エイシン コウシン)と言い、豪臣と話をすると直ぐに真名である圓(ウォン)を預けてくれた。何でも、父がこれ程までに惚れ込んだ人物はいない、そして、豪臣自身の言は信頼出来る、とのことだ。
今は、圓が家督を継いでおり、金銭的なことは圓が、人脈は長年商業で培ってきた元が担当してくれることになった。
豪臣は、こんなに簡単に信じてもらってもいいのか、と思いはしたものの、三人の態度に、心地の良いものを感じていた。
三人が去った後、残された豪臣は、いつの間にか消えていた三日月に火を入れて煙を吐き出す。
そんな豪臣に、朔夜が膝に飛び乗りながら話し掛ける。
「随分と嬉しそうですね?」
「・・・ああ。何か、今まで肩に乗っていた荷物が降りた、って感じだな」
豪臣は、眉を下げて答える。
「青蓮たちに話した仙人や違う世界から来たことだけではなく、未来から来たことを話したからですか?」
「ああ。もしかしたら俺は、話したかったのかも知れない。いきなり別の世界に来て、初めて人を斬り、そして、いつの間にか天の御遣いなんて立場に置かれそうになって、戦場にまで立って・・・重圧があったのかもな。
今まで、そんな自覚もなかったし、表に出していたつもりも無い。けど、こうやって全部吐き出すと、そうだったのかもな、って思うよ」
「そうですか」
(やはり、少しずつ負担になっていましたか・・・親密になった者に黙っていることは)
朔夜は、自分ではその負担を減らせてやれていなかったことに、悲しくなった。
そんな朔夜の背に豪臣の手が乗る。
「朔夜、落ち込まないでくれよ。お前が居てくれて、俺はホントに救われているんだから」
そう言って撫でる。
「俺は、お前や流琉が言ってた通り心が弱い。いくら強がっていても、やっぱり弱いままだ。そんな俺だ。本音で話せるお前の存在がなければ、今頃、心は折れていただろうさ。
だからな、朔夜。ありがとうな、ホントに」
そう言ってくる豪臣を見て、朔夜は眼を細めて答える。
「いいのですよ、豪臣。あたしにとっては、あなたの存在が全てなのですから」
「・・・ああ。・・・それでも、ありがとう」
朔夜の言葉に同意しながらも、豪臣は、またそう言って背を撫で続ける。
そんな豪臣の言葉に、朔夜の悲しみは少しだけ軽くなり
「ふふ、どういたしまして」
そう笑って丸くなった。
次の日。
食事を終えて、今後のことについて話し合った。
そして、決まったことは、豪臣は天水に向かい、当初の予定通り董卓を見に行く。その間に、圓は義勇兵と兵装兵站の確保。元は他の有力者から信頼出来る人物に協力を要請と情報収集。鈴花は集まった義勇兵の中から有望株を発掘、そして
「え!?コート着ないといけないのか?」
豪臣は訊き返す。
「当然でしょう?豪臣君。あなたは、天の御遣いとして兵を挙げるのですよ?この“こーと”は必須ですよ」
鈴花が、豪臣から取り上げた黒のコートを示して言う。豪臣は、元と圓の方を見て
「元爺たちもそう思うか?」
「はい。やはり、一目で分かる格好をしておく方が、何かと役に立ちますしな」
「豪臣様、諦めて下さいよ」
(マジか!?)
冷や汗を流す豪臣に、朔夜が言う。
「何をそんなに嫌がっているのです。それは、あなたのお気に入りではないですか」
(いや~。コートが嫌いなんじゃなくて、目立ちたくないだけなんだけどな)
しかし、そんな豪臣を四対の眼が見詰める。
「・・・ハァ。分かった、分かりました。着~ま~す、着ますよ・・・帰って来たらね」
豪臣は視線に負け、諦めた。
~城門~
そして、昼食後。
「後、頼むな」
豪臣は、圓に貰った馬に跨り言う。
(ん~、朔夜と違って、馬の背は硬いなぁ)
「ええ。後のことは私たちに任せて下さい。帰って来る頃には準備も終わっているでしょう」
馬に慣れていない豪臣の不格好さに、苦笑しながら鈴花が返す。
「じゃ、行って来る」
豪臣はそう言って、馬の腹を蹴り走り始める。
しかし、しばらくすると
(・・・あれ?何か、速くね?)
馬はどんどんスピードを上げて行く。
「お、おい!ちょまっ、チョイ待ってくれぇ!待てってぇぇっ!」
不慣れな豪臣は、馬の背に何度も尻をぶつけながら走って行った。
そんな姿を見た鈴花は
「大丈夫かしら?」
と、溜息を吐いた。
そして、必死に手綱を握る豪臣の肩に、必死でしがみつく朔夜は
「ウッ!気持チ・・・悪、イッ!」
と、呻くのだった。
~??~
【視点・??】
私は一人、取り残されてしまった。
供も付けずに森に入ったのがいけなかった。
最近の城の中の雰囲気に気疲れしていて、一人になりたかった。
だから、供の眼を盗んで、一人森の中に入った。
少し散歩をして、自然の空気をたくさん吸って、これからまた城に戻ったら頑張ろう、そう思った矢先、自分が何処に居るのか分からなくなっていたことに気づいた。
「へぅ~。詠ちゃん、どうしよ~」
私は、親友の名を呼んでみた。
当然、応えてくれる訳が無い。だって、彼女は城に居るのだから。
私は、途方に暮れて座り込んだ。
「どうしよう」
そう呟いて、私は膝を抱えた。
【視点・終】
あとがき
どうも、虎子です。
で、作品の話ですが・・・
前回の最後に登場した『荀―』は、荀攸でした。正解の方もいらっしゃいましたね。
いや~しかし、何と言いましょうか。鈴花も元も懐が広いと言いましょうか、おおらかと言いましょうか・・・かなり寛容ですよね。仙人の件とか朔夜とか、すぐに受け入れて・・・ま、いいか。
オリキャラ三人の真名についてです。見ての通り、鈴花は荀彧(桂花)の“花(ファ)”を使ってます。そして、元と圓は、中国の人民元、韓国・朝鮮ウォンという貨幣からです。気づいた人はいましたか?
ちなみに、言語体制が云々は、完全に創作です。金印を貰った時が、どんなだったかは作者は知りません。悪しからず。
続いては、最後の所です。遂に彼女が登場です。【?】にしても意味無いじゃん、というコメントは、無しの方向でお願いします。
次回投稿は、早ければ31日。遅くとも1日終了までにと予定しています。
作品への要望・指摘・質問と共に、誤字脱字等ありましたら、どんどんコメント下さい。
最後に、ご支援、コメントを下さった皆様。お気に入りにご登録して下さった皆様。
本当にありがとうございました。
ではでは、虎子でした。
プロフィールの能力値は、真・恋姫✝無双のパーフェクトビジュアルブックでの能力値の5~1をA~E。恋達のEXをSと置き換え、それぞれに+・無印・-を(作者の独断と偏見によって)つけました。つまり、最強がS+で、最弱がE-となります。
補足Ⅰ:SとS+の間には絶対的な壁があります(という設定です)。
補足Ⅱ:一般兵はオールE(という設定)です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
荀攸 公達(ジュンユウ コウタツ):鈴花(リンファ) ♀
身長 166㎝ 年齢 桂花(荀彧)より6歳年上
何進(カシン)大将軍に招聘され黄門侍郎(コウモンジロウ)となるが、何進の無能に呆れ、病を理由に退職し無職となる。職が無いため仕方なく叔母である荀彧(桂花)の居る冀州へ向かう途中で賊に襲われてしまう。そこを旅の途中だった豪臣に助けられる。豪臣の言動から、有能であると見て惚れ込み、恩を返すという理由で供にしてもらう。
外見
桂花と同じ茶髪でストレートでショート。普通サイズの胸を所持。ただし、未だにほんの少しずつではあるが成長中。本人はこれ以上はいらないと思い、成長が止まることを願っている。
服装
鼠色のチャイナドレスを着用し、その上から桂花のコート(膝下まであるロングで猫耳フード無し)の様な物を羽織っている。
性格
桂花のように男性嫌いではなく、無能が大嫌い。桂花のように罵詈雑言を言うわけではなく、さりげなく無視したりする。基本のんびり屋を装っているが、その実常に考えを巡らせている。請われなければ絶対に(豪臣以外には)献策をしない。
口調
わたし。帝以外は老若男女関係なくさん付けで呼ぶ。ただし、豪臣にだけは親愛を以て君付けで呼ぶ。
趣味
桂花いじり・豪臣にくっつく(甘える)
武器
① 短剣(タンケン) 柄20㎝ 刃渡り30㎝
ただの短剣。一対一なら並みの兵には負けない実力を持つ。
能力値
統率B+・武力E+・知力A-・政治B+・魅力C-
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
衛茲 子許 (エイジ シキョ):元(ゲン) ♂
年齢60歳
正史
陳留郡襄邑の人。陳留太守張邈(チョウバク)の部将。激しい弁論を好まず、俗世の名声を求めない人柄であった。また、優れた節操を持つ人物として知られ、三公の招聘にも応じなかった。曹操に対して「もう長らく混乱が続いており、軍隊でなければこれを鎮めることはできませぬ」と言う。その後衛茲は、董卓討伐に向かう曹操のために三千の兵を集めた。
外史
作中では、豪臣に助けられる隠居していた大商人として登場。豪臣の御遣いとしての名と人柄に惚れ込み、豪臣のために義勇兵を集める。その後は、息子の衛臻と共に後方支援に当たる。
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衛臻 公振 (エイシン コウシン):圓(ウォン) ♂
年齢35歳
正史
陳留郡襄邑の人。衛慈の子で、漢、魏に仕えた人物。初めは夏候惇に仕え、後は曹叡(ソウエイ)の代まで仕える。状況判断が的確で、曹丕(ソウヒ)、曹叡にさまざまな助言をしている。司空と司徒を歴任して、逝去すると敬侯とおくり名された。
外史
作中では、父・衛慈から家督を継いだ大商人として登場。豪臣の人柄を信頼し、父と共に豪臣の後方支援に当たる。
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拙い文章ですが、よろしくお願いします。