No.121118

真†チェンジで無双・紫苑⇔璃々編

MiTiさん

皆さん、お待たせ?しました。
チェンジシリーズ、MiTi主観だと一番ヤヴァイ組み合わせですw

では、どうぞ

2010-01-29 01:07:25 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:6920   閲覧ユーザー数:5880

『紫苑 in 璃々』

 

俺は今、自分について再確認しなければならない状況に入る…

 

確かに、幼女とまでは行かなくとも、

少女体型である鈴々・朱里・雛里・音々音を抱いたことはある。

が、彼女達は18禁ゲームの設定上18歳以上と言うことになっている。

ん…なんだ今の電波は? まぁ、置いとこう…

 

今眼前にいるのは年齢一桁の幼女、璃々ちゃん。

だが、それは外見であり、現在その中身は、

彼女の母親である紫苑なのである!

 

だから…

 

璃「ウフフ…ご主人様、いかがですか?」

 

と、現在マッサージをしてくれているのだが、

その最中に時折俺のことを誘惑してくるような動きを見せ、

俺の下半身のある部分が反応してしまったとしても…

それは一児の母、紫苑の経験と技によるもので、

決して俺は幼女に反応しているのではない!…はずだ。

 

これ以外にも、璃々ちゃんの身体で紫苑は何度も俺を驚かせる。

例えば…

 

ケンカする娘達を見た時、「仕方ないわね~」とまるで娘を見るかのような瞳をしていたり…

 

華蝶仮面を見かけたとき、彼女の正体(外見愛紗の星)を知り苦笑していたり…

 

「このおば様がー!#」と言う麗羽(外見白蓮)に対し「ウフフ、今の私は麗羽さんより一桁も若いわよ」

と、どこか優越感に浸りながら言っていたり…

 

もう、何もかもが璃々ちゃんでは考え付かないことだ。

 

そう…彼女は璃々ちゃんの身体をしているが、間違いなく紫苑だ。

だから、俺は璃々ちゃんに反応しているのではなく、紫苑に反応しているのだ。

 

そうだ…確認できた。俺は決してロリコンではない!…はずだ…

 

 

『璃々 in 紫苑』

 

俺は今、必死で抑えている。鼻血を…

 

眼前にいるのは紫苑の身体をした璃々ちゃん。

純粋・無邪気・天心万欄な璃々ちゃんだ。

 

だからこそ、彼女の行動は間違っていない。

 

紫「ねぇねぇ、ごしゅじんさま~。りりね、あのお服ほしいの~」

 

と、人差し指を口に添えながらねだるような目で俺を見つめようと…

 

紫「パクパク、モグモグ…おいしいね、ごしゅじんさま!」

 

と、ちょっと間違った箸の持ち方で掻っ込むようにご飯を食べ、

頬についたご飯粒や料理のタレに気付かずに俺に向かって笑顔を見せようと…

 

紫「わーい!お人形さんかってくれてありがとう、ごしゅじんさま!」

 

と、欲しがっていた人形を手に入れ、

その豊満な胸を揺らしまくりながら飛び跳ねて喜んでいようと…

 

間違ってない…断じて間違っていない!

これが紫苑本人であれば歳を考えなさいと突っ込まれるだろうが、

彼女が璃々であるならば、決して間違いではない。

 

だが…やはり、破壊力がある。

あの美女・人妻・巨乳と揃っている彼女が幼女の行動をしていると、

もぅ、その行動の一つ一つに鼻血がこみ上げてきてしまう…

 

そんな彼女に、俺はなんてどう言えばいいのだろうか?

もうちょっと落ち着いた行動をしてくれと言うのか…

そのままの璃々ちゃんでいてくれと言うのか…

悩むな~…

 

 

『疼く心…』

 

俺は今、かなり疲れている…

 

皆が入れ替わった所為か、仕事が遅れがちな所が出て、

それを解決すべく朝早くから動き回ったもんだから疲労が溜まる溜まる。

 

これは横になったらあっという間に寝ちゃうだろうな~。

なんて考えながら寝台に向かう。

 

布団を捲り、体を入れ、捲り上げた布団を被せ、

ようとした所で扉が開いた。

 

シルエットからして、どうやら璃々ちゃんのようだ。

 

時々一緒に寝て欲しいとねだって来るときが歩けど、

今回もそうだろうな。

 

俺は肩まで布団を被せた後璃々ちゃんが入るスペースを作る為、

少しずれてから片側の布団を捲り上げておく。

こうしたらそこに入ってくるだろう、と思いながら待つ。

 

すると、璃々ちゃんが入ってくる。何故か足から…

多分いたずらか何かだろう。

 

モゾモゾと下から這い上がってきて、腰辺りで止まったかと思うと、

腰の紐が緩められ、広げられて、ゆっくりとずり降ろされ…って、

 

「ちょっと待てい!?」

 

璃「アン♪」

 

慌てて起き上がると同時に璃々ちゃんの身体を抱き上げたら、

璃々ちゃんらしからぬ艶っぽい声が。

 

当然と言えば当然かもしれない。

寝ぼけた頭で思い至っていなかったけど、

今目の前にいるのは、璃々ちゃんの身体の…紫苑なんだ。

 

「な、何をしようとしてるんだ?紫苑」

 

暗くて見えなかった目が慣れて姿が見えてくる。

彼女は幼女には不釣合いな妖艶な笑みを浮かべていた。

 

璃「何って、御奉仕に決まっているじゃありませんか」

 

「御奉…ってダメダメ!んなことしなくていいから!?」

 

璃「何故?」

 

「何故って…入れ替わった今の状態じゃ…」

 

璃「ハァ…他の娘は閨を共にしましたのに私はダメと」

 

「グっ…」

 

入れ替わった今でも皆を抱いていることは否定できないけど…これはダメだろ?

 

「で、でも…いくらなんでも璃々ちゃんの身体でそんなことするのは」

 

璃「それでは私の気が治まりませんわ」

 

と膨れる紫苑…スマセン、迫力は皆無でむしろ可愛いです…

 

なんて和んでいる場合じゃない!

いつの間にか上半身がはだけられ、ズボンも下ろされ始めてる!?

 

こ、こうなったら…気持ちじゃなく身体を鎮めるしかない!!

 

「紫苑」

 

璃「何で、キャ」

 

返事を待たず、俺は紫苑を抱きしめる。

中身が紫苑でも、これが璃々ちゃんの身体なら効く筈…てか効いて!

俺は抱き寄せ胸に収めた紫苑を撫でる、撫でる、撫でまくる!

 

璃「…ご主人様。いくら身体が璃々のものであってもそんなことで」

ナデナデナデナデ

 

璃「…そんな…ことで」

ナデナデナデナデナデナデ

 

璃「…これは…これで良いですわね」

 

ヨシ!成功!すっかり力を抜いて俺に体重をかけてくる。

 

璃「璃々もよくこうして頭を撫でて貰っていますけど…このような気持ちだったんですね」

 

「どう?璃々ちゃんになって璃々ちゃんの気持ちを味わった感想は」

 

璃「フフ、なんだか…病み付きに…なり、そう…zzZ」

 

「紫苑?」

 

顔を覗き込んでみると、紫苑は安心しきった穏かな笑みを浮かべながら、

俺の身体を枕布団にして眠っていた。

 

…ハァァ――――――…た、助かった。

俺は男として、人として捨ててはいけない何かを捨てずに済んだ…

 

お陰でいつもより数倍精神を削ってしまった気が…

もうダメ。疲れた。寝よ…

 

 

翌朝

 

 

?「―ま――様―――ん様。起きてください」

 

…なんか扉の向こうから星の声が。

 

星「ご主人様、入りますよ」

 

と、返事を待たずに入ってきた。

 

星「ご主人様、もう朝食の時間です。早く起き…て……」

 

…何故かトーンが下がってくる。なんだか信じられないものを見たみたいに。

 

「ンックァァア~…おはよう。どうかしたの?」

 

起き上がって聞いてみると星が…って、今は愛紗だった。

が、驚愕の表情で俺を見ていた。

 

星「ごごごごごごご主人様?…ままままさか、ついに璃々にまで!?」

 

「?」

 

何を言っているか分らなかったけど、

ちょっと身体に風が当たるのをかんじたから、視線を下に下げてみると、

寝着の前がはだけられて腹筋胸筋が露になってた。

と、それより、下げた視線の端には自分のものじゃない何か…

って、この髪は…璃々ちゃんの!?

 

そういえば昨晩は紫苑が押しかけて来て…だけど、俺は手を出していないはずだ!

 

「お、落ち着いてくれ愛紗!こ、これは」

 

星「言い訳は…聞きませんよ?」

 

ちょっ、どっから青龍偃月刀なんか出した!?

 

璃「…う、う~ん…」

 

横で紫苑が起きる気配。紫苑、早く目を覚まして誤解を解いてくれー!

 

璃「あら、ご主人様」

 

「おおおはよう、紫苑」

 

璃「おはようございます、ご主人様。…昨晩は暖かかったですわ///」

 

愛+一「「…………」」

 

って、そんなトロンとした表情で言わないでぇ!?

 

璃「ん…まだ、ご主人様の温もりを感じます///」

 

ぅおい!誤解を招く発言禁止ー!貴女は確信犯ですか!?

布団で見えないけど、君ちゃんと服を着てるだろ!

って、愛紗には…見えていない…

 

服をはだけた俺、布団から顔だけ出し恥ずかしそうに顔を赤くしてる紫苑。

ここから第三者が、愛紗が導き出すであろう答えは…

 

星「…ご主人様…覚悟はよろしいですか?」

 

よろしくないです。って言ってもダメだよね…

 

はい、自分に合掌~…

 

 

 

ぅぅわぁぁぁあああーーーーーーーーー・・・・・・・・・………

 

 

『正解?不正解?家族像』

 

俺は今、筆舌しがたい状況に入る…

 

以前及川に、とある幼稚園児の幼女に捕まりリアルおままごとなる遊戯にて、

浮気癖のある夫役をやらされると言う、

男の矜持やプライドをズタズタにされた経験談を台本つきで聞かされたことがあるが、

今の俺はどうだろう?

 

庭の芝生に敷かれたシートの上で、俺はいつもの服装で胡坐をかいて、

左を見ると璃々ちゃんが積み木で遊び、

紫苑がエプロンを着てままごと用の包丁を振るい料理の真似事をしている。

 

が、これは外見であり、実際は…

紫苑が娘役、璃々ちゃんが母兼妻役で俺が父兼夫役でおままごとをしている。

外見熟女中身幼女を妻とし、外見幼女中身熟女を娘にしている俺ってどうよ?

 

普段仕事なり何なりであまり遊ぶ機会が無い璃々ちゃんの為に、

三人揃ったこの時、璃々ちゃんの好きなことをして遊ぼうということでなったこの状況。

色々悩む俺を他所に、二人は大いに楽しみ、それぞれの役を演じきっている。

 

紫「あなた~ごはんができたわよ~♪」

 

「あ、あぁ…わかったよ」

 

セリフと外見だけなら良いが、中身が璃々ちゃんだと思うとどうしても違和感が…

将来どうなることやら。

 

璃「お父さーん。早く食べて一緒にお風呂に入ろう?」

 

「あ~、ご飯は一緒できるけど、まだ仕事があるから風呂はお母さんと一緒にな?」

 

璃「…は~い」

 

そんな心底残念そうな顔しないでくれ、頼むから。

てか、紫苑がそういうと言い知れぬ不安が…

承諾したらどうなることか。

 

紫「え~、いっしょに入りましょうよ~」

 

「ご、ごめんね…」

 

こっちもこっちで残念そうにしないでくれ!

これって演技、おままごとだよな!?

 

これが子供心から来る無邪気さから出たセリフなら良いが、

狙ってやっているとなると…将来が非常に不安だ…

 

その後もおままごとは進み、ついにこのときが来た。

 

紫「それじゃあ寝ましょうか?」

 

そう…実際日は真上にあるが、ままごとのなかでは夜、ベッドタイムが訪れた。

ここまで、料理も、風呂も、仕事や遊びもリアルでやっていた。

二人は本気だ…本気で一つの寝台で川の字で寝ようとしている!

 

璃「お母さん、お父さんを気持ちよくしてあげようね♪」

 

俺の下半身のある部分を弄りながら言わないでくれ!?

こ、こうなったら…

 

 

璃「キャ!?」

 

「じ、じゃあ行こうか!!」

 

こうなったら、完全に子供役になりきってもらおう!

突然の肩車に驚いたみたいだが、直ぐに両手で頭を抱えてきた。

 

璃「フフ、それじゃ行こう。お母さん」

 

紫「…うん」

 

何だ、今の間は?

 

寝室に向けて肩車しながら歩くこと暫く、璃々ちゃんが急に立ち止まり、俯く。

 

「どうしたんだ?」

 

紫「…ねぇ、ごしゅじんさま」

 

俺のことを”あなた”ではなく”ごしゅじんさま”と呼ぶ。

おままごとはもう終わりか?

 

紫「あのね…りりも肩車してもらってもいい?」

 

「………………え?」

 

璃「お母さん、今は子供の私がしてもらってるの。だから」

 

紫「う~~、おかあさん!りりも肩車して欲しいの!」

 

呆然とする俺を他所に、未だ子供役を演じる紫苑に璃々ちゃんが駄々をこねる。

 

てか…肩車?誰が?俺が?誰を?璃々ちゃんを?身体は紫苑?

つまり…紫苑の身体を俺が肩車…ぅっ、想像しただけで鼻血が出そうに…

断ろうとするが、両手足をジタバタさせる璃々ちゃんを見たら出来なかった。

紫苑の身体がジタバタしてる所も、これはこれで鼻血ものだな…

 

「フゥ…紫苑。そういうわけだから、降ろすよ?」

 

璃「ええ。璃々の希望では仕方ありませんわね」

 

俺はしゃがみ頭を低くして紫苑を降ろし

 

紫「…えーーーい♪」

 

「ぅうぉわぁあ!?」

 

た途端、掛け声と共に璃々ちゃんが俺の肩に飛び乗ってきた!?

ふ、太腿が…紫苑の身体の太腿が俺の頭をサンドウィッツィ!?

 

紫「えへへ~、それじゃぁしゅっぱーつ!」

 

「ちょ、璃々ちゃん暴れないで~!?」

 

大人の身体を支えなきゃいけない上に、はしゃがれると、その豊満な双丘が揺れて更に重圧がー!?

 

何とか倒れずに踏ん張り、俺は寝室に向けて進む。

 

道中、通り過ぎる人たち全員が、凄いものを見る目で俺達を見てくる。

そりゃそうだろうな…直ぐ傍にいる幼女を差し置いて熟女を肩車してるなんて…

 

そんな視線に耐えつつ、俺達は何とか寝室へたどり着くことが出来た。

 

 

「ハァハァ…そ、それじゃ降ろすよ璃々ちゃん」

 

紫「うん!」

 

と、肩膝を付こうとした所で、俺はバランスを崩してしまう。

このままでは二人とも倒れ、上にいる璃々ちゃんへのダメージは相等のものに。

そうはさせまいと、俺は脚に力を込めて体を起す。

 

が、強すぎたのか、今度は後ろに向けて倒れ始める。

今回は抵抗できず俺は倒れていく。

せめて来る痛みに耐えようと、俺は目を瞑り、

 

ボフ、ギシギシ…

 

予想に反してあまり傷みが無かったと思ったら、どうやら寝台に倒れこんだらしい。

ひとまず安心して目を開けてみると…

 

俺の視界は薄紫の影で覆われ、更にやわらかい二つのなにかに頭を挟まれていた…

これは、ま、まさか…紫苑のスカートの中!?

そして、腹下に感じるやわらかい感触は…あの豊満な双丘!?

もしかして、これがかの有名なろくじゅうきゅう!?

 

紫「あっ、ご、ごしゅじんさま…いきがくすぐったい///」

 

俺の口は、色っぽい下着と秘所で塞がれており、

息をするたびに…こ、これはまずい!?

俺は慌てて璃々ちゃんの下から抜け出る。

 

寝台の横に立って周囲を見渡すと、

寝台には衣服を乱し顔を赤くしている璃々ちゃん…

真横には、幼女の外見には絶対ありえない、怒ってますといったオーラを振りまく紫苑が…

 

璃「…ご主人様、璃々はまだ幼いですのに…何をしようと?」

 

「い、いや…こ、これは」

 

璃「今は私の身体ですが、璃々は私達の中で誰よりも幼いのですよ。

  そんな璃々に、ご主人様は大人を教えようと言うのですか?」

 

ちょっ、先日は璃々ちゃんの身体に手を出させようとした紫苑が言う!?

 

「そ、そんなわけ無いだろ!い、今のは不可抗力だ!」

 

璃「………………」

 

そんな…璃々ちゃんの瞳でそんな風に睨まないで~!!

 

紫「…ご、ごしゅじんさま~」

 

「ん…な、なんだい璃々ちゃん?」

 

紫「りりね…なんだかわからないけど力が入らないの…なんで?」

 

…これは、教えてもいいのだろうか…

とりあえず、真横にいる紫苑に視線を向けてみると、

「良いわけがあるわけないでしょう!」と視線で答えてくれた。そらそうだ…

ここは…誤魔化すしかないな。

 

「た、多分一杯遊んだから疲れたんだよ。

 それじゃ、もう寝たほうがいいね」

 

紫「…うん、お母さん。ちょっと早いけどもう寝よう」

 

璃「ええ、そうね」

 

璃々ちゃんの呼びかけに応えて、紫苑が寝台へと向かう。

これで終わると思い、俺は退室しようとして、

 

紫「ねぇ、ごしゅじんさまも一緒に寝よう?」

 

懇願するような瞳に俺は足を止めざるを得なかった…

振り返って紫苑に良いのかと問うてみると、

「仕方ありませんわね」と視線で答えてくれた。

なので、希望通り俺は寝台へと向かう。

 

「それじゃ、俺は何処に入ればいいんだ?」

 

紫「ごしゅじんさまはまん中ね」

 

…端っこのほうで大人しくしようとしたのに、挟み撃ちと来ましたか。

 

紫「ごしゅじんさまがまん中なら、お母さんもりりもギュッて出来るもんね♪」

 

俺は腹をくくり、紫苑と璃々ちゃんの間に身体を寝かせた。

すると、言葉通り二人が俺の腕に抱きついてきた。

 

その夜、俺は眠れぬ夜を過ごした…

片腕を豊満な腕に挟まれ、片腕を幼女の身体全身で抱きしめられながら…

 

 

『彼女はキューピット』

 

♪若返った~紫苑へ~この弓矢を~送りませう~

 きぃっとこの世でた~ったひと~り~の

 璃々ちゃんの身体の紫苑へ~♪

 

っは!?思わず卒業式に歌った歌のリズムで心の中で歌ってしまった…

 

弓将である紫苑は、璃々ちゃんの身体になってもその在り方を変えるつもりは無いとのこと。

が、幼い身体では颶鵬はもちろん一般兵の弓でも大きすぎる。

 

と、言うわけで、弓の勉強のついでに俺は一つ弓を作ってみた。

結果は…我ながら良く出来たほうだとは思う。

 

威力は、颶鵬とは比べるまでも無く劣っているけれど、

決して弱いと言うわけじゃぁ無い。

 

璃々ちゃんの身体でも怪我することの無いように安全策も施してる。

んだけど…安全に使えるようにしたことで、デザインにちょ~っと問題が…

 

弓は、上下同じ大きさのアーチェリーの弓に近いものだ。

手に持つとき、矢を番えるとき、弦を引くとき、

怪我無く、負担も軽く出来るように全体的に丸みを帯びた形になってる。

 

ただ…丸みを帯びた所為か、弓からは迫力が全く感じられない。

変わりに可愛らしさが感じられる。

何というか…キューピットの弓矢って表現するのがピッタリだ。

思わず矢のほうも、矢じりをハート型にしてしまった…

 

璃「あら、ずいぶんと可愛らしい意匠の弓ですわね」

 

「スマン…安全面を考えてたらこんな風になっちゃった」

 

璃「いえ、ご主人様が私のことを考えて作ってくださったのですから。

  感謝こそすれど拒否するなんてしませんわ」

 

フゥ、そういってもらえると助かるな。

 

璃「では試射してみますね」

 

「ああ。ケガしないように気をつけてね」

 

璃「ご主人様ったら…それは無用の心配と言うものですよ」

 

いいながら紫苑はハート型の矢を脇において(まぁ、殺傷力皆無だもんな)

普通の矢を番え、引き、放った。

放たれた矢は10m程はなれた的に見事命中。

その後10~30mと試して、全て命中。

 

スゴイ、いろんな意味でスゴイ。んだけど…やっぱり迫力に欠けるんだよな。

紫苑(外見璃々ちゃん)が矢を放つ光景は、やっぱり弓兵と言うより、

 

「キューピットだよな~…」

 

と、十数射くらい矢を放った紫苑が一息ついて俺のところに来た。

 

「お疲れ。やっぱり紫苑はすごいね。璃々ちゃんの身体で初めての弓で問題なく当てるなんて」

 

璃「ありがとうございます、ご主人様。

  それはそうと、”きゅうぴっと”とはなんでしょう?」

 

「…あれ、俺口に出してた?」

 

璃「ええ」

 

「そか。…えっとキューピットて言うのはね…」

 

とキューピットについて説明する。

それを聞き終え「ありがとうございます」と紫苑は去っていった。

 

 

 

まさか、これが…あんな事態を引き起こすなんて…

 

 

紫苑に弓を渡した数日後、俺は信じられない光景を目の当たりにしていた。

城中が…恋で充ちていた…

 

例の不幸の日、男だと発覚してしまい百合カップルで無いと知り、

破局してしまったあの二人がイチャイチャラブラブ…

 

蒲公英と焔弥(外見桃香と翠)がイチャイチャラブラブ…

 

麗羽と白蓮(外見逆)がイチャイチャラブラブ…

 

赤毛の鍼師の医師が白ヒゲふんどしの筋肉達磨とイチャラブ…ぅぉえ…

 

いくらなんでもおかしいと思い原因を探ることに…

しばらくすると、俺は紫苑を見つけた。

 

例のキューピットの弓を構えハートの矢を番え狙う先には…

何やらケンカ真っ最中の一組の男女が。

 

まさか、どちらかを撃ってケンカを止めるなんてしないよな?

と、思っていると、紫苑は矢を引き絞り…放った!?

 

矢は男の背に向け直進し…刺さった!?

と、思ったら、貫通して女にも刺さった!?

かと思ったら…二人とも無傷?

 

どういうことかと見張っていると、矢が貫通して暫く呆然としていた男女は、

ヒシと抱きしめ合った。そしてイチャイチャラブラブ…

 

「…まさか…本当にキューピットに?」

 

璃「ええ、その通りですわ」

 

「…ぅぅおわ!?」

 

無意識のうちにこぼれた呟きに返答があったと思ったら、

いつの間にか紫苑が真横に。

 

「お、脅かさないでくれよ」

 

璃「ウフフ、ご主人様が余りに無防備だったもので、つい♪」

 

「…ハァ、まぁいいや。それより、さっきのは?」

 

璃「実は…」

 

話によると、俺からキューピットについて聞いた後、場内を歩いていると、

ケンカする詠と音々音を見かけ、そこでふと頭の中に声が聞こえたらしい。

『ハートの矢で二人を貫きなさい』と。

 

で、お告げ通りやってみると、なんと!

一寸前とはうって変わってイチャイチャラブラブ…

 

効果を知った紫苑は、その後もケンカするものを見つけては、

ハートで、愛でケンカする者達の心を貫き繋いで行った…

 

 

璃「と、言うわけです」

 

「………」

 

信じられなかったけど、目の前で実物を見ちゃうとな~…

 

璃「それで、ご主人様」(ギリギリ

 

「なんだ、紫お…って、何故俺を狙ってる!?」

 

璃「ウフフ♪実はこれにはもう一つ効果がありまして。

 一方だけに放てば、貫かれたものは私に好意を持つようになるのです。

 セキトちゃんに当たったときは恋ちゃん以上に懐かれてしまいましたわ」

 

「そ、そうなんだ…」

 

し、紫苑…笑顔が怖いよ?

 

璃「お誘いしてもダメと言われましたし…押してだめなら引いてみようかと」

 

「ちょ!俺に何をさせる気だ!?」

 

璃「フフ…エイ♪」

 

ぅお!撃ってきた!?だが、これに当たるわけに…

幼女に手を出して犯罪者になるなんて真っ平ゴメンだ!

 

秘技!膝から下だけで全体重を支え、それより上を地面と平行にする、

いわゆるマ○リックス避け!(技名長いな…)

 

身体スレスレを通過したハートは、壁に当たり止まる。かと思いきや…

跳弾により跳ね返りを続け…紫苑の身体を貫く!が、矢は止まらず、

 

紫「あ、お母さんにごしゅじんさま。何して!?」

 

通りかかった璃々ちゃんに命中!?

 

限界で支えきれず地面に倒れた身体を起してみると、

そこには、顔を朱に染めながら見つめ合う親娘が。

 

やがて二人は近付き…紫苑が璃々ちゃんに向け跳び上がり…抱き合いディープキスを始めた!?

二人の口が離れると、そこには白い糸が伸び、やがてぷつんと切れる。

 

璃「///ねぇ璃々…今から閨へ行きましょうか?」

 

紫「…うん///」

 

と、両手を首に回して抱きつく紫苑を、璃々ちゃんはお姫様抱っこしながら、二人は寝室へと…

って、ダメだダメだダメだ!?いくら親娘でもそれはダメだ!!

 

「ちょ、チョ、ちょっ、だ、待…」

 

璃「あら、ご主人様もご一緒に///?」

 

「…え?」

 

紫「ごしゅじんさま~、いっしょにいこう///」

 

と、親娘揃って色っぽく、艶っぽく手招きしてくる。

俺はそれに向けて、ゆっくりと手を伸ばし…ちゃダメだろ!?

 

「ご、ゴメン!俺…用事を思い出したーーー!!」

 

逃げろ逃げろ逃げろ三十六計逃げるにしかず!

俺は脱兎のごとくその場から離れた。

 

 

その後、この親娘がどうなったかは…本人達のみぞ知る…

 

 

~あとがき~

 

チェンジシリーズ『紫苑 ⇔ 璃々 編』いかがでしたでしょうか?

 

いやはや…書いてて本当にヤッバイ組み合わせだと思いましたね。

 

「人は外見で判断するものじゃない。中身で、心で判断するものだ」

 

とよく言いますが、

 

今回はそれが通じない…てか、させてはいけない組み合わせ。

 

「自分はロリである!」と自信を持っていえるものであろうと、

 

今回ばかりはダメでしたでしょう…

 

ちなみに作者である自分は断じて違います。

 

自分は褐色肌スキーです!!  ぶっちゃけちゃった…

 

 

ではこの辺にして…

 

ちょっと近況報告しておきますと、

 

2月中は大学校の受験勉強と資格試験の勉強、

 

3月は、現在通っている学校のカリキュラムにより一ヶ月丸まるテスト期間。

 

なので…ただでさえ遅い執筆が更に遅くなってしまいます…OTZ

 

とりあえず、休憩がてら、時間が空いたらチョクチョク書いていきます。

 

 

進行状況を見ると、進んでいるのは、

 

ショタ一刀シリーズだと超距離競争の競技編と、軍師√の風+稟編

 

チェンジシリーズだと斗詩⇔猪々子編

 

が今のところ…気まぐれまっしぐらで進んでるので予定は未定…

 

次回投稿が何時になるかは分かりませんが…どうかよろしく。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
57
5

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択