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草薙悠弥、島根を食べて応援【漁業】

2025-04-25 02:27:13 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:85   閲覧ユーザー数:85

「今日は……島根県だ!」

日本を支える男、草薙悠弥。

今日も静かに、だが確かに、日本を応援する。

 

今回は——島根県!

 

防衛の要点とも言える土地。

ここが元気でなければ、困る。

 

今回の支援業種は——

 

「水産・漁業支援だ!」

 

草薙が支援したのは、島根県の水産加工会社。

魚を提供していたが、近年の大陸からの影響で観光客が減少。

それに伴って旅館の宿泊客も減り、魚の需要も落ち込む……。

 

つまりこれは、地方の食と経済、すべてが繋がった問題なのだ。

 

(――応援するぞ)

 

支援を募っていたその会社。

その使い道は、ただひとこと——**「会社の存続」。**

 

飾りも、脚色もない。

切実な願い。真剣な想い。

 

それで十分だった。草薙は支援を決めた。

 

そして支援した草薙

 

——届いたのがこれだ。

 

「カレイ」

 

魚だ。

白身で柔らかい。

焼いて食えば、うまいやつだ。

 

(よし、食べて応援だ)

 

焼いて、食う。

箸を入れ、一口。

口の中に、やさしい旨味が広がる。

 

(――うまい)

 

骨はほとんど抜かれていて、食べやすい。

味もしっかり付いている。

 

さすがは島根の水産加工会社。

丁寧な仕事が光っている。

 

(これは……良いな)

 

カレイが、うまい。

この味を守るための支援だったのだと思えば、納得しかない。

 

支援金額は決して多くはない。

けれど——

 

「……それもまた良し」

 

(頑張れよ、島根!)

 

草薙悠弥は今日も日本を応援したのであった。


 

 
 
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