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蒼生軍女戦闘員が報告にきた。
「主様、お疲れ様です。
救出した日本人、エルフの皆様の
負傷状況を報告します」
◆
「う……ぐ……助けて、くれ……」
「お、お願いだ……まだ死にたくない……!」
「落ち着いて、大丈夫。
ここは主様の……蒼生大和の法域。
蒼生の加護が皆様を癒します」
蒼生軍の女戦闘員や看護婦が優しく傷を押さえる。
そして……
「さぁ、これをどうぞ」
蒼生大和の叡智(Hエネルギー)が込められたの救援薬を塗る。
日本人にも、エルフにも。
「おぉ、こ、これは……」
「……っ! これは……すごい……体が、楽に……」
「た、助かるのか……」
「……これが……あなた方の力……?
なんと神秘的な……」
エルフの民が驚くようにいった。
「はい。これはただの治療薬ではありません。
蒼生大和の力、生命そのものを活性化させるものなのです」
「これが……蒼生大和……」
◆
「――現在の状況はこのような形です。主様の……蒼生大和が持つ
生命の力で持たせております」
「ですが、やはりオーバーロードの影響が強い。
このままでは持たない民も多いでしょう」
「皆が完全に回復するには……血界祭壇の破壊が……」
「主様、どうかお力を」
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