父「今日は１０月１４日、鉄道の日だ…」

はるか「今日はスポーツの日って名前の祝日よ？」

父「そうだ！年に一度のめでたい日に、スポーツ何かが入り込んで来るとは何事だ！」

はるか「はぁ！？ちょっと意味わかんないんですけど…」

母「彼…いえ、お父さんは、学生時代からスポーツ…いえ、運動全般を目の敵にしてるのよ・・・」

はるか「それは知ってるけど・・・」

母「スポーツは本来は運動以外も含まれる言葉なのだけれどね」

はるか「・・・あくタイプだから運動馬鹿は嫌いなのよのね・・・」

母「はるか、あなたまでそんな言い方しないの」

父「うぬぬ、許せん！」

母「放っておきなさい、触らぬ神に祟り無しって言うでしょ」

はるか「そうするわ・・・・・」

我が子の誕生日を祝う為ケーキを買って帰ろうとしている母。

母「さてと、仕事も片付いたし・・・今日はのぞみの誕生日だし、帰りに注文しておいたあのケーキを買って帰りましょう」

母「えっと、確かこのお店だった筈…」

店員「いらっしゃいませ」

母「えっと、私、先日ケーキを取り寄せた者なんですけれど…」

店員「えーっと、少々お待ち下さい・・・」

店長「お待たせしました、こちらですね、お間違いないですか？」

母「ええ、間違い無いです、ありがとうございます」

店長「お子さんへの誕生日ケーキですか？」

母「ええ、鉄道の日に生まれた鉄道好きの子なので」

店長「それはそれは…それではお子さんの名前も入れますよね？」

母「ええ、お願いします」

店長「では・・・お～い、バースデーセット！」

店員「どうぞ・・・」

店長「それでは…お子さんのお名前は？」

母「のぞみです、字は、希望の希に未来の未です」

店長「のぞみ…希未…あれ、これって、男の子の名前なんですか？」

母「あ、いえ、のぞみは女の子です・・・」

店長「あ、女の子・・・って、え？女の子…なんですか？」

母「はい、それが何か？」

店長「お、女の子なのにこういうのが好きなんですか？」

母「はい、さっき言った通りです、それに、その新幹線から名前を取ったので、シャレの意味も有るんですよ」

店長「は、はぁ…さようでございますか。。。」

母「フㇷッ(やっぱり鉄子は意外なのね)」