No.113702

真・恋姫†無双 もう1つの【“漢女(オトメ)”が“乙女(オトメ)”で恋姫†無双?!】 その壱

Chaosさん

始めましてこんばんは!(……お久しぶりですなんて言えない!(泣)
前の投稿から早四ヶ月……改めまして皆さん始めm(ry
この頃になってやっとPCを仕事以外で触れるようになって……もう感動で妻……げふんげふん、溜まってたEGをヤりまくってました(笑)
仕事の合間に創った物で短い(まぁ元から自分が創るのは短いですが(汗)+この頃恋姫に関するSSを見れなかったんでもしかすると被ってる(……事は無いか)かもしれませんが、お許し下さいm(_ _)m
それでは毎度御馴染み恒例の!

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2009-12-22 20:11:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2304   閲覧ユーザー数:2069

???「ハァッ!ハァッ!ハァッ!」

視界が見えなくなる程の大雨の中、儂は暗い森の中を駆けておった

???「ハァ……ハァ……ここまで来れば……ぐぅっ!」

近くの大木に寄りかかり、息を整えておると、右腕に激痛が走った

???「そういえば一発、お見舞いされておったのぅ……」

矢はすぐに抜いて止血はしておいたが、そこは真っ赤に濡れた血が、雨に混じり物凄い勢いで地面へと滴り落ちていた

???「……全く儂とした事が油断したわい、まさか〝奴〟がこんな事をするとは……」

どうしてこんな事になったのか、それは数刻前に遡る………

―――――

???「ダーリンは儂と共に行くのだ!」

???「いいぇ~!私と一緒に行くのよぉん!」

???「まぁまぁ二人共、仲良くしてくれ」

儂が〝アイツ〟と喧嘩し、ダーリンがそれを止める、そんな楽しい毎日がずっと続くと思っておった

ある日、その日も変わらない日常を過ごし、宿に泊まる為に立ち寄った町……その町に儂は何故か〝違和感〟を感じた

???「どうしたのぉん―――?」

???「……のぉ――……この町、何かおかしくないか?」

???「おかしいぃ?んん~~~……」

??が注意深く町を眺め

???「……私はこれといって何も感じないわねぇ、どうかしたのぉん?」

???「……いや、なんでもない」

その時は――がそう言っておったからそれ以上は何もしなかったが……甘かった、ちゃんと自分もその〝違和感〟の正体を探っておれば……

その夜、儂はダーリンに夜這いをするために(儂等は2階で、ダーリンは1階で部屋を取ったため。恥ずかしがり屋だのぉ……

――が熟睡してるのは確認済みじゃ)ダーリンが寝ている部屋に向かっている最中の事だ

???「そろり……そろり……そろ……むっ」

一階に下りると、受付にここの女将が立っておった

???(むぅ、こんな夜更けまで仕事とは関心するのぉ……

     そういえば、儂らが宿を取りに来た時、儂らの美貌を見て気絶していたのぉ……

     よしっ、ダーリンに夜這いをかける前に女将に謝っておくか……儂一人でも気絶させてしまうかもしれんがな)

儂は謝ろうと女将に近づいていった……しかし、近づけば近づくほど何故か儂は女将に〝違和感〟を感じていった

そして、目の前に行くと女将は笑顔でそこに立っていた……誰かと喋っているかのように口を動かしながら

???(儂のことが……見えていないのか?)

そして儂がしばらく見ていると、女将はとんでもない事をした

???(後ろ向きに歩いているじゃと!?)

後ろ向きに歩くだけならまだ良かった……女将は後ろ向きのまま階段を上がっていったのだ

その時儂は、まるで女将の昨日の行動を〝逆回し〟にして見ているような気がした

儂は嫌な予感がして外に飛び出した

???「なんじゃ……これは」

そこには後ろ向きに歩く者が何人もいた

そんな中、道の中央を陣取る異様な〝者達〟がいた……それは

―――――

トスッ!

???「!!、くそっ!もう追いつきおったか!」

寄りかかっていた大木に矢が突き刺るのを見て、儂はまた走り出した

???「ハァッ!ハァッ!ハァッ!」

後ろから迫り来る矢を儂は横目で見ながら避け、何とか逃げていた……しかし

???「なっ!」

儂の目の前に絶望的な光景が飛び込んできた

???「橋が落ちとる……」

昨日まであったはずの橋が……それにその下にはこの大雨のせいか、

呑まれたら一環の終わりとも思えるほどの濁流が流れておった

???「ぐぅっ……いつもならこんな難関なんぞ、ダーリンとのラブパワーがあればひとっ飛びなのじゃが……

     今の体力とこの雨では……」

ヒュン!

???「!、しまった!!」

儂はこの時ほど鍛えに鍛え抜いたこの体を呪った事はない。

〝奴ら〟の放った矢を反射的に避けてしまい……足を踏み外した

???「ぐわああああぁぁぁぁぁぁ………」

真っ逆様に落ち、そのまま濁流に呑み込まれ……儂は………

……………

…………

………

……

???「……ん…ん~~……ん?」

……いつの間にか寝ていたんだろう、雀の声が聞こえる

???「………?」

目を開け、ゆっくりと上半身を起こし……私は自分の体に違和感を感じた

下着姿で至る所に包帯が巻かれて……でもそんな事より私は胸に目がいった

???(……でもなんで胸に違和感なんて感じたんだろ?)

なんとなく胸を揉んでみる

???(……巨乳とまではいかないけど……美乳かな?)

それともう一箇所違和感というかなんというか……

???(……股がスースーする)

まぁ今は下着しか穿いてないのだから当然といえば……当然かな?

……それにしても

???「ここは……どこ?」

辺りを見回してみる。その部屋は何も無いと言っていいほど質素な部屋だった

そして一通り見回し終わったちょうどその時

???「よっ……と、今日も大量大量♪後は川に釣りに行って……って、あれ?」

扉から背中に沢山の野菜が入った籠を背負った男の人が入ってきた

???「おはようございます、気がついたんですね」

???「……あの」

???「昨日アナタを見つけた時は驚きましたよ、川に洗濯しに行ったらどんぶらこ~どんぶらこ~……

     って言っても分かりませんよね(汗)」

???「……はぁ」

???「え~~……こほん、ここを下ってすぐの所に森があるんですよ、

     その森をちょっと歩いた所にある川に洗濯しに行ったんですけどね、

     そこの岩場に丁度挟まっていた貴女を、昨日俺がここまで運んでき……っ!!!」

その人は途中まで言いかけ、いきなり顔を真っ赤にしてもの凄い勢いで後ろを向いた

???「……?」

???「えっと!あの……勿論!その時治療をしたのは婆ちゃんで……」

???「……あっ!」

その時、自分が下着姿だという事に気づき、すぐに布団にくるまった

???「その時俺は外に出てましたから何も見てないですよ!?

     今はチラッと……じゃなくて!全然!本当に!何も見てないです!!」

???「そう……ですか////」

???「あっ、すいません!1人で喋ってばっかですね!!」

???「いえ……あの、聞いてもよろしいですか?」

???「はいっ!なんですか!」

???「ここはどこですか?」

???「ここですか?ここは天柱山の山中にある村ですよ」

???「天柱山……」

???「……っとそうだ、自己紹介がまだでしたね、俺の名前は北郷 一刀と申します。

     出来れば貴女のお名前を教えて貰ってもいいですか?」

ドキッ

私はその時この人の……一刀さんの眩しい程綺麗な笑顔に……胸が高鳴るのを感じた

一刀「……?、どうかしましたか?」

???「えっ?あっ!いえっ!すみません……少しボーっとしてました」

一刀「そうですか?……ってそうですよね。

    起きたばかりで、しかもいきなり知らない場所に連れて込まれて、知らない男に名乗られても困りますよね……

    すみません」

そう言うと一刀は深く頭を下げた

???「わわっ!違うんです!そういう意味じゃ……頭を上げて下さい!えぇっと……

     そうだ名前!名前ですよね!私の名前は…名前……えっ?」

一刀「……?」

???「……私の名前………思い出せない」

一刀「えっ!?」

???「私は……誰?」

―――今ここに、新たに漢m……げふんげふん、乙女が混沌の中に呑まれていった―――


 
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