世間では女性を花に例える事がよくある。綺麗な花には棘があるというのは、薔薇に棘があるように 美しくても傷つけられる事があるから注意しようって意味なんだね。でも薔薇には毒が無いから怪我をするだけで済む。最近は棘より強力な毒に言い換えた 綺麗な花には毒がある という言い方のほうがよく使われているようだね。実際、植物は多くのアルカロイドを含むから注意しなくちゃいけない。自然の中で 毒を持たない 安全な植物を探す方が難しいのかも知れないよ。綺麗な花は 花屋さんに売っているが、殆どが毒花みたいだ。花屋さんは大麻とタバコを売っていないけど 猛毒のトリカブトも売っている立派な毒屋さんだったんだね。今の季節ならトリカブトがかわいいと思う。あと、お彼岸は終わったけど 花から球根までのすべてに毒を持つ彼岸花（曼珠沙華）は 見た目も派手だし いかにも毒があるって感じで格好いいよね。 〈教訓〉多くの花は 棘がないから傷がつかないが 安易に食べてしまうとじわじわと毒に侵されて後悔することになるだろう。食べるなら むしろ 最初は多少怪我をしてでも 本当に美しい無毒な花を手に入れるべきだ。もちろん見た目ではなく心のもんだい。