ぱたん　美琴：「ただいま～あれ黒子先帰ってたんだ　ふうっ」　黒子：「お帰りなさいませ、お姉さま」　ぱすっ　ベッドに腰を掛けると黒子が隣に寄ってきた　ぐいっと腕を回されてべったり・・・暑いのにまったく　黒子：「お姉さま～８月１７，１８日は何かご予定があります？」　美琴：「え？・・・ん～帰省から帰った後だから特にないよ」　黒子：「よかった～♪　ではでは、夏休みの思い出作りに、ぜひぜひ、黒子と一緒に一泊横浜小旅行、しませんこと？」　美琴：「横浜か・・・いいわね」　よっしゃあ食いついた！！　黒子：「ではでは・・・こんな感じのプランなんですけど・・・」　パソコンの画面を見せながら話す　黒子：「まずは横浜元町の中華街をぶらりと食べ歩いて・・・夕食はインターコンチネンタル東京ベイのラ・プロヴァンスで南フランス料理のコースを　で、そのままベイブリッジの夜景が美しいツインルームに一泊しますの」　美琴：「へぇ・・・いい感じ　だけど・・・こんな高そうなホテルに泊まるお小遣いなんてないわよ？」　もう一押し！　黒子：「大丈夫、旅費・宿泊費は立案者の黒子持ちで結構ですの　懐事情にはかなり余裕がありますのよ」　・・・本当は虎の子の貯金を叩くのですけれど　美琴：「・・・いいの？」　よし！　黒子：「えぇ、黒子に全ておまかせください」　美琴：「じゃ、予定に入れとく」　やった！！　黒子：「あぁ、ベイブリッジを二人で眺めながらロマンチックな夜を・・・」　美琴：「・・・言っとくけど、あっち方面の期待をされても困るからね　私はノーマルなの　あくまで"親友"との小旅行なんだから」　うっ・・・早速釘を刺された・・・でもきっと、この旅行で"友情"を"愛情"へと変えて見せますわよ、お姉さま・・・