メールアドレス
パスワード
?パスワードを忘れた方
新規登録 | SSLでログイン
/ / 楽天会員IDでログイン
プロフィール
作品投稿・管理
お気に入り
交流・上達支援
メッセージ
設定・その他
No.1119204
みらくる☆さん
「彼女は俺の恋人だ!」 凛花「えっ?」 言ってやった これで奴も肝を潰すに違いない …と思ったのだが
続きを表示
男「なんだよ そんなことかよ」 返事は予想を変わった形で裏切った 普通、自分と結ばれる相手に他の男がいるとなれば イラついたり、やきもちを焼くのが普通の態度だろうに 男「別に男がいようが構わんさ ただ、子供は必要だ もちろん俺のな 要は最低限の付き合いだけできれば、あとは勝手にどうぞ ってわけよ」 凛花「・・・」 「なるほど」 男「どうした、てっきり俺がキレ散らかすとでも思ったか ははは」 「いや、こっちが思った以上に最低だってわかって安心したんだ いいか、おれは彼女の恋人だ、人の愛し方も知らん奴には 指一本触らせるつもりはない とっとと帰れ」 男「何だと この野郎 お前、自分の立場を分かってねぇようだな」 男が身を乗り出したその瞬間 ”ビーーーーッ” 大通りの方からまるで割って入るようにクラクションの音がした 一斉に視線がそちらに向く 発信元は高級車、この男の車だろう そこから 連れと思われる派手な女がこちらを睨んでいる 待ちくたびれてこの男を呼び戻したいんだろう 男「うっせぇな ったくよ いいか、今回の婚姻の件は、あいつの親父から持ち掛けてきたんだ だから、お前がどんなに抵抗しようが 無駄だ 何にも知らんようだが、いずれはこっちの勝ちってこと あとで泣いて謝らせてやる」 睨みながら車の方に帰っていく 現場には俺と凛花さんの二人になった 凛花「だ、大丈夫でしたか すみません、私、何もできなくて」 「仕方ないさ 俺も正直、すごく怖かったし でも、恋人って、嘘言っちゃったな…」 凛花「いいんです 深雪ちゃん、いまが大事な時期だから あの人には、会わせたくなかったんです 凄く、素敵でした」 「あいつのこと、知ってるの?」 凛花「そんなには…お父さんから、少し話を聞いたくらいで」 「この事、やっぱり本人には言わない方がいいかな」 凛花「はい、多分、ショックだと思いますから」 彼女は期限付きで自由の身になっている しかし、父親が率先してあんな男に嫁にやるのだろうか しかもまだ成人もしてない一人娘を… 考えてもきりがないが、腑に落ちない疑念が、また一つ浮かんでいたのだった (続く) +++ 本来は男性主軸なんですが、女の子出したいためにちょっと変わった構図です 作品において 商用目的での転載、加工 AI学習などへのすべての電子処理を禁止します Reproducing all or any part of the contents is prohibited.
2023-04-25 03:34:49 投稿 / 889×1000ピクセル
コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。
この作品について報告する
追加するフォルダを選択
ユーザー登録してTINAMIをもっと楽しもう! ユーザー登録すると投稿された作品に支援やコメントをしたり、 クリエイターとして作品を投稿することができます!
「彼女は俺の恋人だ!」
凛花「えっ?」
言ってやった これで奴も肝を潰すに違いない
…と思ったのだが
続きを表示