連合軍
曹操兵「お前達は?」
一刀「冀州から来た北郷軍主北郷一刀だ」
曹操兵「失礼しました!軍議の天幕まで案内します!」
月下「これが連合軍ですか・・・へぅ~」
兵数の規模に月下は驚いていた
一刀「じゃあ、俺以外はここで待機、詠奈後は任せる」
詠奈「はい!」
こうして一刀は連合軍の本陣へと向かった。
連合軍 天幕
曹操「あら、早いわね」
一刀「時間にはルーズなもので」
曹操「るーず?」
一刀「ああ、時間にはうるさいって事」
曹操「そう」
そして、続々と入ってくる・・・最後に劉備軍が入って来た
劉備「すっすいませ~ん 遅れました!」
曹操「これで揃ったわね。じゃあ自己紹介と行きましょう。
私は兗州から来た曹孟徳よ」
孫権「揚州から来た孫伯符よ」
馬騰「涼州から来た馬騰だよろしく」
劉備「并州から来た劉玄徳です」
一刀「冀州から来た北郷一刀だ」
一刀の紹介で、曹操以外全員の視線が行く
一刀はそれに気付いたのか殺気を出す。
孫策「(!きっついわね・・・
もう少しで倒れそうだったわ
・・・足が震えてるしね)」
劉備「ひっ・・・」だが、踏ん張るっ・・・
馬騰「(この小僧・・・やばいな
・・・かなり危険すぎる・・・)」
曹操「(この男・・・ふふっやっぱりね)」
一刀「すまんすまん・・・
だがこの殺気に耐えれなければ
ただの犬死だぞ?」
兵士達は倒れている。
曹操「そうね、そんな腰抜けはいらないわ・・・
では、軍議をはじめるわよ」
馬騰「それで、霊帝陛下が世間では死んだ
と言われてるが・・・あの女好き董卓が殺すとは
思えんな」
孫策「でしょうね、恐らく囚われてる可能性は高いわね」
劉備「捕まえて何をするんですか?」
孫策「劉備、耳を貸して頂戴」
劉備は孫策に耳を傾けた
孫策「ごにょごにょ・・・」
劉備は直ぐに顔が赤くなった。
曹操「だからこそ献帝陛下が危ないのよ」
馬騰「何としても助けねばいかんな」
劉備「そうですね!女の子を弄ぶなんて許せない!」
孫策「良い例がそこに居るわよ」
孫策は一刀を指した
一刀「俺は嫌がる女にそんな事しないからな
・・・嫁居るし」
曹操「むしろ襲われる方よね容姿からして」
一刀「うっ・・・」
馬騰「だが、それが本当だとしたら・・・」
曹操「ええ・・・許せないわね、それに生理的に
受け付けないわ・・・あのデブ」
孫策「それが本音?」
曹操「どうかしらね」
馬騰「だが相手の戦力は未知数なんだろ?」
曹操「それはどうかしらね・・・御使いさん」
曹操は見透かした様な疑問形で一刀を見た。
一刀「・・・・・・」
一刀は目を瞑りながら無言だった。
馬騰「情報が曖昧じゃ挑んでもジリ貧だな」
曹操「一度情報整理をしましょう、各国からの情報
を共有するわよ」
孫策「私が掴んでる情報は威瑠亜と言う武将が
居る事と最近謎の病気が発症してるって事ね」
曹操「無気力になるって言うあれね」
孫策「そう!それそれ~」
馬騰「こっちは最近張遼が離反した事と最近怪しい
集団が王宮を出入りしてるって事か」
曹操「(やはり無気力病と何か関係ありそうね)」
劉備「私は殆ど同じですね」
曹操「こちらは張遼が十常侍を殺して逃亡って
聞いてるわ、それと汜水関、虎牢関を改装
したって事位ね、後は貴方達と一緒よ」
一刀「・・・・・・」
黙っている一刀に華琳は問た
曹操「ねぇ、だんまりは良くないんじゃないかしら?」
一刀「なら、はっきり言う・・・お前達じゃ無理だろうな」
孫策「・・・な~んか気に入らないわね~」
一刀「言ったまでだよ、奴らは何をするか
分からない」
曹操「やっぱり知ってるのね」
一刀「話してやるが・・・覚悟があれば
な」
劉備「どう言う事ですか?」
一刀「お前達はこの後勢力を伸ばす為に戦
をするだろう?・・・違うか?」
曹操「そうね(この男・・・)」
一刀「奴らはそこに付け入る隙を突いてくる
のさ・・・そして更に混乱し民が危険に
なる、俺の話を聞きたければ野望を捨てろ。
一人でもその野心があるなら話す気は無い。
俺達は単独で攻める・・・これは忠告だ」
一刀は各国の代表に睨みつけた
曹操「貴方ならその【何者】かを何とか
出来ると?」
一刀「どうだろうな」
曹操「(読めない男ね)」
劉備「私は・・・」
劉備が戸惑った様に話をしようとしたが一刀が睨みつけた
一刀「ギロッ(君は知らない方が良い)」
劉備「ひっ!」
一刀「この話はお終いだ・・・先鋒は俺達が
やる・・・これで良いか?」
曹操「ええ、お願いするわ」
そして、軍議が終わり、各自本陣へと戻っていく・・・
劉備はそのまま・・・ヘタレ込み・・・漏らしていた
孫策軍
周瑜「どうだった?軍議は」
孫策「曹操が総大将で北郷が明日先鋒だってさ・・・
それにすごい殺気だったわ・・・
倒れそうになっちゃうくらい」
周瑜「ふむ・・・お前をそこまで言わすとはな・・・
斥候を放っておこう」
孫策「そこらへんは冥琳に任せるわ」
劉備軍
関羽「桃香様、軍議の方はいかがでしたか?」
劉備「明日は北郷さんが先鋒だって・・・
それに怖かった・・・」
朱里「北郷さんですか・・・天の御遣い以外の
情報が少ない人ですよね」
関羽「ああ、その妻娘達が一騎当千の強者だって
事位だな」
張飛「どうして怖いのだ?」
劉備「なんかねふわって空気みたいに・・・
そしたら気絶しそうになっちゃって」
関羽「殺気・・・でしょうね、
かなり危険な人物ですね・・・」
劉備「一回会ってみたいんだけど・・・
ダメかな?」
関羽「きっ危険です!・・・
どうしてもと言うなら私がついて行きましょう」
劉備「ありがとう、愛紗ちゃん」
関羽「鈴々、朱里後は任せた」
張飛「わかったのだ」
朱里「はいっ」
曹操軍
淵「すごい、殺気でしたね華琳様」
曹操「ええそうね・・・かなりの強敵になるかもね・・・
いや・・・脅威・・・と言えばいいのかしら」
曹操は笑いながら言うが内心は危険だと判断はしていた・・・
間違いなく立ちはだかるだろうと。
惇「それ程の相手ならば
一回お手合せ願いたいものだな!」
曹操「大丈夫よ春蘭、機会はあるわ・・・
それに、今のあなたじゃ間違いなく瞬殺でしょうね
(いえ、どんなに鍛えた春蘭でも直ぐに討ち取られるでしょうね)」
惇「かっ華琳様~」
華琳「フフッ・・・
(何故【彼】が気になってしまうのかしら)」
夏侯惇は悲しそうに叫ぶ
馬軍
馬超「母様どうだった軍議は?」
馬騰「北郷が先鋒になった・・・
それに、面白い小僧じゃった。
さすがは冀州をまとめ上げてるだけはあるね。
一度死合たいな。」
馬岱「うへ~おばさまをそこまで言わせるなんて・・・
会いたくないな・・・」
北郷軍
詠奈「軍議お疲れ様でした。どうだったのお父さん?」
一刀「ああ、明日は先鋒だ・・・
だから早急に対策を立ててくれ・・・後は献帝を
・・・白湯を助ける方法もな」
詠奈「わかったわ」
星「先鋒とは・・・それほど我らの実力を観たいと見える・・・」
一刀「なら、そうするまでさ
北郷軍の強さを見せつけてやればいいさ」
星「ですが主、華雄はこちらにいるので
破るのは難しいのでは?」
一刀「それなら心配ないさ
扉をそのまま斬るまで」
星「主ならできますな・・・確かに・・・」
星と話している時、兵士が来た
兵士「失礼します!北郷様!
劉備殿が会いに来ていますがいかがいたしましょう?」
一刀「分かった、通せ」
兵士「はっ!」
そして、劉備がやってくる
劉備「さっきぶりです、劉玄徳です」
一刀「北郷一刀です、何の用かな?
明日先鋒で忙しいのだが・・・
失礼だとは思わないかい?」
劉備「すっすいません」
劉備は済まなそうに謝る
一刀「まあ、いいか・・・要件を聞きましょう」
劉備「いえ!ただ会いたいなと思って・・・」
一刀「では、お引き取り願おう・・・星」
劉備は何も言えなかった・・・
怖かったからだ
星「御意、では外まで案内いたしましょう」
そして、劉備は去っていった・・・何しに来たのか・・・
北郷軍陣出入り口
劉備「あの・・・北郷さんは何の為に戦ってるんですか?」
星「家族を守る為、民を守る為、もし危害が及ぶなら
それ相応の罰を与える、民には優しく
賊には厳しく・・・主らしいですがな」
劉備「好きなんですね・・・北郷さんの事」
星「もちろん、愛しておりますからな・・・
では・・・劉備殿は何故力を持つ?」
劉備「それは、人々が争いのない世界にしたいから
全てを守りたいから、皆の笑顔を守りたいから」
星「甘いですな・・・失礼
・・・それは理想論ですな。
いや、現実が見えていないとも言えるか」
関羽「貴様!」
劉備「ダメだよ愛紗ちゃん!」
関羽「くっ」
星「確かに聞こえは良いがな・・・
では、お主達は何故ここに?」
劉備「それは!洛陽の街の人が困ってるから」
星「力でねじ伏せようと?・・・
それでは、我々と対して変わらんな」
関羽「桃香様をこれ以上侮辱するな!」
関羽は構える
劉備「愛紗ちゃん!」
関羽「ですがっ!」
星「ここはまだ、我が陣営ですが?
反逆者として捕まる気ですかな?」ニヤニヤ
関羽「くっ」
関羽は武器を下ろす
星「はっはっは、劉玄徳殿、
部下をちゃんとしつけるのも君主だと思いますが」
劉備「すいません・・・」
星「まあ、よい。では、お引き取り願おうか」
劉備「すいませんでした・・・失礼しました」
星「まあ、よく考えることですな・・・
では・・・」
星はそのまま戻った
劉備「私・・・間違ってるのかな・・・」
関羽「桃香様は間違っておりません!
あやつの戯言です!」
劉備「(そうなのかな・・・)」
一刀の天幕
月「あれで良かったのですか?」
一刀「ああ・・・あの子にはこの先甘い理想論
だけではこの【外史】で生き残れない。
奴らに餌をやる様なもんだ」
月「そうですか・・・
(でも・・・悲しい顔なさってますよ?)」
そして、翌朝
一刀「で、先鋒は誰が行く?
俺は壁を突き破る役だからその後だな
弓もかいくぐらないと行けないから
十字隊と俺、星、だけで動くって手段が早いけどね。」
詠奈「いえ、ここは傀儡兵に壁になってもらうのが良いかと。
そして内部にも、傀儡兵を送り、内部から開けさせるそれまでは、
こちらで注意を引きつけ門が空いたら、そのまま制圧してちょうだい」
一刀「それで行くか・・・頼めるか?」
風「式神は準備出来てます~」
稟「もう一枚は私が」
一刀「じゃあ頼む・・・」
そして、慌てて兵士が入ってくる
兵士「かっ一刀様!」
一刀「どうした」
兵士「後方から、敵が現れました!
およそ10万です!」
詠奈「何ですって!」
一刀「作戦変更だ!汜水関は俺がなんとかする!
梨晏は後方の敵を頼む!心も一緒に行ってくれ」
梨晏「分かった!」
心「・・・ん」
一刀「梨晏」
梨晏「何?」
一刀「白装束の者が居たら恐らく
術者だ」
梨晏「分かった!」
そして、2人の部隊が後方に行く
星「主、どうしますかな?」
一刀「城壁を登るしかないだろうな・・・」
詠奈は頷いた
詠奈「敵の注意をこちらに引くわよ、
星さん、稟さん何とか注意を引きつけてください!
風さん、待機して本陣の護衛をお願いします。」
星、稟「御意」
風「はいなのです~」
香風「シャンは~?」
詠奈「香風には悪いけど本陣の守りをお願い」
香風「分かった」
詠奈「では、お父さん・・・気を付けて・・・」
一刀「ああ」
一刀は詠奈に微笑みながら頭を撫でた
そして、行動に移る
時は少し遡り
曹操軍 連合本陣
兵士「失礼します!」
曹操「なにかしら?」
兵士「後方から敵襲です!およそ10万!」
曹操「なんですって!」
曹純「お姉さま!私の隊が先方して出ます!」
惇「私も行こう!」
曹操「そうね・・・秋蘭貴方も行きなさい、
本陣は季衣に任せるわ」
淵「はっ!」
そして、武将達はすぐさま準備に取り掛かる
そして他の群雄にも・・・
後方 劉備軍
ブォンブォンッ
ムクムクムク・・・
関羽「なんだ!こやつらは!
うじゃうじゃ湧いてくる!くそっ」
張飛「愛紗!もう前線が持たないのだ!」
関羽「くそっ!桃香様だけでも逃がすぞ!鈴々!」
張飛「応なのだ!」
後方 孫策軍
孫権「お姉様!無事ですか!」
ザシュッ
ムクムクムク・・・
孫策「なんなのよ!こいつら~!」
ザシュッ
ムクムクムク・・・
周瑜「雪蓮!もう前線は持たないだろう・・・他の軍と合流するぞ!」
孫策「わかったわ」
周瑜「思春は蓮華様を!明命は殿を頼む」
思春・明命「御意!」
周瑜「穏は、蓮華様達を引き上げさせ曹操と合流せよ!」
陸遜「御意~」
後方 馬軍
馬超「何なんだよ!こいつらは!」
ザシュザシュッ
ムクムクムク・・・
馬岱「うわっ気持ち悪!」
馬騰「文句垂れてないで踏ん張らんか!」
ブォンブォンブォンッ
ムクムクムク・・・
馬超「だけどよ~こんなうじゃうじゃ出てくるんじゃただの消耗戦だぞ!」
馬騰「それも一理あるな・・・よし!一度本陣と合流するぞ!」
各群雄達が泥人形の兵に圧倒され消耗戦が始まる。
汜水関前
北郷軍
星「そのまま、注意を引きつけよ!
(主!お早く!)」
稟「人形兵を出します!」
ムクムクムク・・・
泥人形兵は10000隊位の数が出てきた
稟「人形兵は北郷兵の盾になって連携しなさい」
汜水関内部
ザシュッ
董卓兵「ぐはっ」
一刀「時間が無いってのに!
改造しやがって」
一刀はカラクリ仕掛けの汜水関に手間取っていた
そして、門のレバーまで辿り付いたが
一刀「これで!・・・誰だ・・・」
???「俺か?俺は華雄だ」
一刀「・・・管理者か」
華雄「さぁ?どうかね・・・
そのレバーを下ろされる訳にはいかないのだけど」
一刀「なら、お前を倒すまでだな!」
シュッ
カキンッ
華雄「おおっと!危ない危ない」
一刀「よく、良く受け止めたな」
華雄「なかなか強な・・・
なら、こっちも本気で行く」
そう言うと、華雄は分身する
華雄「どれが本物でしょうか?」
カキンカキンカキンッ
一刀「クッ」
ブォンブォンブォンッ
スッスッスッ
華雄「その程度か?」
一刀は止まった
一刀「すぅぅ・・・」
華雄「諦めたの?なら、首をもらうぞ!」
そして華雄は手応えを感じたと思われたが・・・
ザシュッ
華雄「・・・な・・・ぜ・・・」
そのまま腹に一刀の獲物が突き刺さる
一刀「目は誤魔化せても耳は無理だろうと思った
から全神経を耳に集めたんだよ・・・俺の勝ちだ」
ザシュッ ブンッ
バタンッ
一刀は華雄の腹をそのまま横に斬り、刀を振り、刀の血を落とした
一刀「それよりも」
一刀はレバーを押し、扉を開ける
ゴゴゴゴゴッ
一刀「よしっ!星!この関に旗を!」
星「御意」
そして、北郷の十字旗が立った
一刀「これより後方を援護しにいくぞ!
十字隊は少数残れ!残りは俺と来い!
それと十字隊!重りの外装を外すのも許可する!
存分にやれ!総員突撃!」
星「主、私は詠奈達を守ってます故に、ご武運を」
一刀「ああ、行ってくる」
星「お早いご帰還を」
一刀「いくぞ!」
北郷総兵達『おおおおおおおおおおおおおっ』
そして、群雄達は知らされる・・・
北郷軍の強さを・・・ケタ外れの差を・・・
後方本陣
惇「お逃げください!華琳様!」
淵「我々で食い止めます」
曹操「いやよ!あなたたちを捨て置けないわ!
それに、この曹孟徳に負けは許されないわ!」
曹純「お姉様・・・もう!早く!」
斥候「伝令!北郷軍が汜水関を制圧しました!
そのまま後方に下がってきています」
曹操「やったのね!これで多少は・・・」
惇「かっ華琳様!北郷軍の兵士達は何者なのですか!」
曹操「えっ」
曹操を始めとする、群雄達が北郷軍の兵達を観ていた
ある部隊は、格闘すなわち、気弾で次々に吹き飛ばしていく
ある部隊は竜のごとく一瞬にして斬り込んでいく
まるで竜が踊っているみたいに
そして、なんと言っても、十字の槍を持った兵だ
明らかに桁が違う
各々個人の武が高すぎると
多彩な武器を使い軽々と泥人形達を討ち払う
馬超「すごっ!」
劉備「すご~い」
孫権「すごいわね」
後方前曲
ブォンブォンッ
ザシュザシュッ
梨晏「そらそらっ!」
ブォンブォンブォンッ
ザシュザシュザシュッ
心「邪魔」
ブォンブォンッ
ドゴーーーンッ!
梨晏「心!余り前に出過ぎちゃ駄目だよ」
心「ん」
梨晏「十字隊は気弾準備!」
十字隊達『はっ!』
梨晏「残りは十字隊の援護!心!」
心「ん!」
ブォンブォンブォンッ
ドゴーーーーンッ!
人形兵「・・・」
ブォンッ
スッ
心「遅い」
ブォンッ
ザシュッ
十字兵「気弾準備出来ました!」
梨晏「じゃあ!一斉に行ってみようか!
・・・放てー!」
ドゴーーーーン
ドゴーーーーン
ドゴーーーーン
ドゴーーーーン
ドゴーーーーン
ドゴーーーーン
ドゴーーーーン
ドゴーーーーン
ドゴーーーーーーーーーーーーンッ!
十字兵達の気弾が大砲の雨の様に降り注いで
人形兵を尽くふっ飛ばしていく。
そして梨晏はある者を探していた。
梨晏「一刀が言ってた白装束の・・・いた!
心!道を作って!術者を斬りに行く!」
心「ん!」
ブォンッ
ドゴーーーーンッ
ブォンッ
ドゴーーーーンッ
梨晏「そこっ!」
ブォンッ
白装束兵「!!」
ザシュッ
バタッ
梨晏「これでもう増えないはずだよね」
各群雄の兵達も口を開けて見ていた・・・そして皆こう思った、
我らとは桁が違いすぎる・・・と
そして、増えなくなりようやく殲滅させられた・・・
何刻過ぎたのは分からないが
北郷軍の兵以外の兵達は疲れてその場で眠る
そして一刀は本陣に戻って来た
曹操「助かったわ、ありがとう」
劉備「ありがとうございます」
孫策「ありがとねっ」
馬騰「感謝するぞ!」
一刀「いえいえ、今は”味方”なんですから」
曹操は決意したかの様に話した
曹操「総大将を譲るわ・・・あなたならうまく動かせるでしょう」
一刀「いいのかい?」
曹操「ええ、思い知らされたから」
一刀は考えたが
一刀「断るよ」
曹操「あら、どうして?」
一刀「それじゃあ動けなくなるしね」
曹操「・・・そう」
一刀「案外にあっさりだな」
曹操「そうかしら?」
一刀「ああ」
曹操「そう」
そして、華琳は何故か不思議とこう思った・・・
【彼】が居る嬉しさと・・・
切ないさを・・・
華琳にも何故かは分からないが・・・
【彼】と離れたら二度と会えない・・・
そう言う気がしたと・・・
何故【彼】が気になってしまうのかと・・・
曹操「・・・被害状況は」
曹操兵「はっ!約半数を失いました」
曹操「そう・・・貴方達は?」
孫策「私の軍は大体半数くらいね」
劉備「すいません・・・7割くらいです・・・」
馬騰「わしのとこは、3割弱ってところだ」
一刀「俺のとこは、軽傷で30人、死者0、重傷0だ」
それを聞いた群雄は驚いた
一刀「俺は明日も先鋒でいいんだよな?」
曹操「ええ、そうしてもらうしかないわ」
一刀「分かった。じゃあ失礼するよ」
そう言い、一刀は後にする。
曹操「それにしても、すごいわね」
孫策「ええ、圧倒的だったわ」
汜水関戦 15万以上の敵勢力に・・・北郷軍以外の群雄は・・・
完敗におわる・・・多くの犠牲を払い・・・
そして・・・虎牢関の戦いが始まる・・・
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反董卓連合軍・汜水関編になります