No.1108223

狂い咲き!4「冷汗!」

魚とりを始めてから、2時間近く過ぎたころ!流石に水中を長い時間走り回っていると、一気にバテるのか、麻斗もへとへとで砂利道に上がって息を荒げて座り込んだ!おまけにこの炎天下。だいぶ体力が消費しているはずだ。
カエルやオタマジャクシ、モロコなど小さな生き物が水草のしげみあたりをたもの網でつついたら沢山出てきた。
「最後にザリガニとれたな!カエルはいらないけど(笑)!今日はこの辺にしようかな!時計ないから時間わかんないや。ハハ!てか、のど乾いたからちょっと休憩しよう!」
麻斗は汗だくになった額を腕でぬぐうと満足げな笑みを浮かべて立ち上がろうとした。だが堤防上がり前の公衆トイレに視線を向けると表情が曇った。
数人のおちゃらけた学生らしき人間がはしゃぐように降りてきてたむろし始めたのだ。

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