勢力の強い台風に巻き込まれてからもう何日も経つが、
その間一緒に飛ばされた食材で何とか食い繋いでいた。

そろそろ、"ここってもしかして天国かな"って思い始めていた時、
点のような人型の姿が遠くに見える。

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数日の特訓の結果に"そらをとぶ"を習得していた俺は
ツバメのような飛び方ですっと人型の姿に近づいた。

現れたのは女の子だった。
女の子は「助けて」と言いながら手をこちらへ伸ばしてくる。

俺も女の子を助けたいが、彼女と同じように俺も空を飛んでいるのでどうすることもできない。
少し気落ちした俺は彼女の隣にいるぬいぐるみに視線を向ける。
このぬいぐるみの名前は"キュービー"というらしい。
時々「俺が見えるのか？」と問うてくるが喋るぬいぐるみなんだろう。

結局、なんやかんやあってメガ〇ンカした俺は彼女を助けて
地面に降りた瞬間に二人は幸せなキスをして終了。
俺はパン（社怪人）になったのであった。

詳細は前回"https://www.pixiv.net/artworks/100825987 "を参照されたし。