クリスティー・スカーレット。とある動画にて、一部で有名になった名前。
彼の方を表しており、その方は第三世界の主(あるじ)であられ、幻想の神でもあられるのだ。
それはむかしむかしの事。
そのクリスティー・スカーレットの元にヴァーレット(従者)達が集った。
その時のひとりが私、瀧口心一朗の前世である。
その中に白髪(しろがみ)でポニーテールの女性がいたのである。
その名を”シンシ”良心の神がひとりである。
良心にはそれぞれ名が付いていて、その七十二柱の内の一柱がシンシである。
「私は彼の方に会いに来ました。どこに行けばその方に会えるのでしょう。イエス・キリストの子孫がひとりクリスティーお嬢様に」
シンシがこう言う。
私は答えた。
「それが為に、ここに来たのではありませんか?ここに来た以上、期待してもいいんじゃないでしょうか?」
シンシが答える。
「そうです。その為にこんな所に来たのですが、果たして意味があったのでしょうか?」
私が答える。
「どういう意味ですか?」
シンシは人形の様な無機的な顔を張り付けてこう言う。
「果たして、時と場所に来ただけで会える様な、そんな単純な方なのでしょうか?仮にでも、三位一体の神をして認められる様な方なのに」
私は困惑した。質問の意図が分からなかったからではない。あまりのビッグスケールにめまいを覚えて困惑したのである。
「つまり、時と場所を超越している方だと言うのですか?」
シンシは人形の様に、無表情を崩さずに、こう告げる。
「そう、彼の方は、完璧無比にして、超絶美少女。私達等では及びもつかない処(ところ)に、右端処におられる」
右端処とは、神に忠実な人を右端処女と言い、神に通ずる場所が右端処である。つまり、人間の及びにつかない処こそが、時と場所を超えた処が右端処なのである。我々は所詮、この絶対的な領域において、神に従順である他に努力すべき点を見いだせない。
私は思わずこう言った。
「なるほど、ここに呼ばれた事も、すべて、試みられているという事ですか」
シンシはまたもや、無表情を崩さずに、答える。
「そう、神にとっては、自分の存在をとして、全要素を使って、試験を与える事が神の試みだから。それで、こんな所に呼ばれて、呼ばれた時から試みられていたのよ。それで、神に試みられる事は、ヴァーレット的失格な訳よ。だから、さっさと帰って寝るべきね。」
私はシンシを人間的に認めた。そう、そのシンシこそ、ヴァーレットの優等生だったのである。優等生はテストに受かってなんぼの人(神だけど。)だから、本当に、シンシを信じて、私としては良かったのである。
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白髪で赤い目、ポニテール、もみあげの三点をひもで縛った、その端正な鼻立ち、真っ赤な唇。どれをとっても、美人というチートな魅力を持ったヴァーレットである。
クリスティー・スカーレット、第三世界の主、幻想の神、超絶美少女、すなわち、私を含めたヴァーレットの主であられる。