この作品は恋姫の二次創作です。
オリキャラ込みです。
初めてなので駄文です。
それを踏まえて読んでいただけると幸いです。
閑話休題5:孫呉の姉妹
孫呉が再び独立を果たしてからしばらくたったある日。
廊下を歩いていると、亞莎を見つけた。
健「亞莎、何やっとん?」
亞莎「あ、健様。……あれを」
亞莎に指差されたほうを見る。
すると……、
蓮華「お姉様、あまりきつく腕を引っ張らないで下さい!一刀が困るでしょう!」
雪蓮「あら、一刀は喜んでるように見えるけど?ね、一刀♪」
一刀「はは……。まぁ嫌ってわけじゃないけど……」
蓮華「むぅ……。なら私もしても構わないわよね、一刀?」
一刀「わっ。ちょ、2人とも……当たってるんだけど」
孫姉妹「「当ててんのよ♪(当てているの!)」」
そこにはまさしく『両手に花』で歩いている一刀の姿が。
健「あー。またやっとんのか」
亞莎「また、ですか?」
健「応。ここんとこずっとや」
独立後の内政がある程度落ち着いてから、あの姉妹はよく一刀に会いに行っている。
ただ、なぜか毎回取り合いになるのだが。
しかし、一刀と一緒にいたいのは彼女達だけではないわけで……。
シャオ「かーずとっ!」
案の定、シャオが一刀の腰に抱きついてきた。
シャオ「一刀っ!今から街に行こう♪」
一刀「シャオ!危ないって!」
蓮華「こらシャオ!私達を無視するな!」
雪蓮「シャオー、一刀は今お姉ちゃん達といるんだけどー?」
シャオに邪魔され、さらに自分達をないがしろにされて、2人は機嫌が悪くなる。
だが、そんな事など気にも止めないシャオから、爆弾が投下される。
シャオ「でも、一刀も私みたいに若くて(ビキッ)素直な(ビキッ)女の子がいいと思うし。ねー、一刀♪」
一刀「えっ!?いや……ええと……」
シャオのさっきの一言に、2人から黒いオーラが滲み出てくる。
一刀はそれにあてられてか、まともに言葉を発していなかった。
シャオ「ほら、行こ♪」
一刀「ちょっ!?シャオ!?」
シャオに引っ張られ、一刀はその場を去る。
そして、後に残った2人はというと……
病姉妹「「フフフ……」」
不気味な笑いを浮かべて、その場を去った。
健「やば……」
亞莎「? 何がやばいのですか?」
健「雪蓮が一刀関係でああなると、だれも止められん。多分蓮華も、雪蓮の妹やから今の状態はかなり危険やな……」
亞莎「……どうするの……ですか?」
状況を理解した亞莎が、顔を青くして聞いてくる。
健「とりあえず、俺は後を追う。亞莎は冥琳辺りに知らせて来い」
亞莎「は、はい!」
亞莎は慌しく去っていった。
健「……はぁ」
健は小さく溜息をついて、後を追った。
~城門前~
シャオ「もう、シャオと一緒なんだからもっと楽しそうにしてよ!」
一刀「いや、それよりも後が怖い……」
姉の暴走を見たことのある一刀と、見たことの無いシャオ。
2人のテンションの差は歴然としていた。
シャオ「別に姉様達なんて怖くないでしょ!」
一刀「シャオは雪蓮のあれを見てないからそう言えるんだって」
シャオ「あれって?」
一刀「それは……っ!?」
言いかけて、一刀の動きが止まる。
シャオ「え?一刀、どうし……ひっ!?」
振り向いたシャオの動きも止まる。
後ろには、2人の修羅が立っていたのだ。
病蓮「フフフ……、シャオ?チョットオイタガ過ギタワネ」
病華「私達ガ一刀ト過ゴシテイルノニ邪魔シチャダメジャナイ」
病蓮「ソンナ子ニハ」
病華「オシオキシナキャネ」
シャオ「えっ!?ちょっ!?か、一刀!何とかして!」
姉達に連れ去られそうになるシャオが、一刀に助けを求める。が、
一刀「シャオ、ごめん。俺には止められない」
その願いは届かなかった。
しかし、病姉妹の暴走は終わらない。
病蓮「アラ、何言ッテルノ?一刀は私ト過ゴスンデショ?」
病華「オ姉様、『私達』デショウ?」
病蓮「アラ、ゴメンネ」
一刀「えっ!?ちょ、ちょっと待って!」
病蓮「待タナイワ」
病華「ダッテ一刀ハ」
病姉妹「「私達ノモノダモノ(デショ)」」
一刀「ちょっ、まっ、あーーー!」
こうしてシャオと一刀は病姉妹に連れて行かれた。
健「……やれやれ」
そのやり取りを、健は物陰から見ていた。
健「冥琳呼びに行かせんでもよかったな。……しっかし、何でさっきまでいがみ合っとったのに、お互いにああならんのやろ?」
?「教エテアゲマショウカ?」
??「ソレハネ」
健「っ!?」
その声に背筋が凍る。
そしてゆっくり振り返ると……
病姉妹「「姉妹ダカラヨ」」
病姉妹が立っていた。
病蓮「サテ、アナタモオシオキシナキャネ♪」
病華「覗キ見ナンテ趣味ガ悪イワヨ?」
健「ちょっ!?別に邪魔する気はないぞ!」
病蓮「ソンナノ関係ナイワ」
蓮華「コンナ趣味ノ悪イ事シナイヨウニ『調教』サセテモラウワ」
健「ちょ!?gyaaaaaa!!」
薄れゆく意識の中で、
健(もうこの状態の2人には関わらん!)
そう心に決めた健であった。
その後干からびかけの一刀と、ボロ雑巾のようなシャオ・健が見つかったとか見つからなかったとか。
余談だが、そんな健を発見した冥琳は『看病』と称してちゃっかり2人きりになったらしい。
~おまけ~
亞莎「冥琳様」
冥琳「何だ?」
亞莎「雪蓮様と蓮華様のアレが『孫呉の血』から来るのであれば、いずれ小蓮様も……」
冥琳「言うな。今から頭が痛い」
G「さて、いよいよと言うかようやくと言うか、病姉妹登場ですね。今回のゲストは亞莎さんです」
亞莎「作者様、今回の出来はいかがでしたか?」
G「とりあえずもっと『ヤンデレ』を勉強しなければ、と思いましたね。これの資料として「school days」見てきたんですが、あんなんには出来ない」
亞莎「……もっと違う資料は無かったんですか(汗)」
G「いや、「ヤンデレ」と聞いて最初に思い浮かぶ物だったので」
亞莎「は、はぁ……。ところで、次回の閑話休題はいかがなさるおつもりですか?」
G「個人的には健×冥のベタなの書きたいなとは思ってます。が、病姉妹シリーズもリベンジしたいなと(ガシッ!)」びくぅ!
病蓮「アラアラ、ココニモ悪趣味ナノガイタワネ」
病華「デハコノ者モ『調教』シナイトイケマセンネ」
G「ちょ!?亞莎さん何とか……っていねぇし!!」
病姉妹「フフフ……」
G「gyaaaaaa!!」
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閑話休題5話です。
いよいよあの姉妹登場。
……難産だった(汗
でも書いてる最中は楽しかったので、いっそシリーズ物にしたろかw