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No.1055850
みらくる☆さん
瑞貴「いらないわ!」 彼女を茶の間に通して間もなく、瑞貴さんの怒声が響いた 店番のカウンターまで通る大声 さっきの状況とはまるで違う様子に、俺は慌てて様子をうかがった
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瑞貴さんの手にあったのはたくさんの札束 さっき俺に渡した包みの中身はこれだったのか だけど、なんでこんなものを 二人の間に借金でもあったのだろうか 彼女たちが俺の存在に気付くと 瑞貴さんが口を開いた 瑞貴「結構前の話なんだけどね 彼女の妹が重病だったの 治療費がかかるとかで 私の貯金でも足りなくて おばあちゃんに相談したら 急いで自分の貯金を渡してくれてね 助けたい一心だったから でも、そんなのはもう昔のことよ 今日だって、偶然立ち寄ってくれたかと思って お話しようかと思ったのに」 マイさんは申し訳なさそうな表情だった 舞子「迷惑をかけすぎて、顔向けできなかった だって 私のせいで周りのみんなが人生を狂わせてしまったから あなたにも、そんな苦しみを背負わせているのではないかって わたしはいろんな人に会って、やっと前に歩き出せたの だから少しづつでも、償いをさせてほしい」 瑞貴「たかが借金で下を向くほど さもしくもないし そんな程度で狂うほど、ひどい人生は送ってないわ だから、これは受け取れない」 マイさんはこのお金を返すために頑張ってきたのだろう でも、それを水に流して、お金はマイさん自身のために使ってほしい そう思っている彼女の気持ちも読み取れた 何より表情が、怒りではなく、思いやるものだったから 瑞貴さんは俺を見た 俺だったらどうするだろうか お互いの気持ちもわかるだけに、ここは 1. お金は受け取れない 2. ちゃんと返してもらうべき 3. これは俺が預かっておこう ++++++++++++++++ 彼女たちの問題ですが、貴方の意見を~ってことなんです よろしくです~
2021-03-03 04:50:28 投稿 / 889×1000ピクセル
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瑞貴「いらないわ!」
彼女を茶の間に通して間もなく、瑞貴さんの怒声が響いた
店番のカウンターまで通る大声
さっきの状況とはまるで違う様子に、俺は慌てて様子をうかがった
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