序章
「おい、ここの管理はどうなってるんだ」
・・・絶え間ないコンソールを打つ音
「・・・あぁ、そこの『物語』はそろそろ終幕ですか、わかりました。処理を優先的にまわします」
たくさんの書類が大雑把に置かれている机
「キャップ、この設定は世界がおかしくなりませんか?」
・・・そしてドアには「物語を始めましょう・・・」の看板
「ああ?・・・あーちょっと強すぎるな。そこの『北郷一刀』の能力の一部制限と記憶整理を頼む」
「しかしキャップ最近は「うはチート乙www」って言葉がはやっているみたいですよ?」
「・・・・どこからそんな電波(言葉)を拾って来るんだか・・・いいから、仕事をしてくれ」
言葉を交わしているのは、一人の青年と一人の女性
青年はパソコンのコンソールに向かい一人格闘し、女性は埋もれるほどの書類をものすごい速度で消化している。
「・・・たく、真になってから外史の連中がいなくなったから仕事が減るのかな~と思ったら逆にキャラが増えて仕事が倍増とか、どういうことだよ」
「キャップ、愚痴を言っているところ非常に申しにくいのですが、新たな発端が15できました」
「・・・俺を殺す気かい?ベイビー」
「知りません。私も残業確定なんですから一人で勝手に壊れないでください」
ここは某所にあるオフィスのような所。ような、とはオフィスのようにコピー機があったり、社員がたくさん移動していたりという景色が見られないのであるから、実際にはオフィスではないのかもしれない。
「・・・ハイ、『物語』の設定完了。『北郷一刀』およびその他のキャストの立ち位置良好、さて、『さぁ、物語を始めましょう・・・』っと」
青年がそういうと、不思議なことにその周辺にあった書類の束が数個消えていった
「・・・さて、今回はどうなるんだろうな。・・・ふぅ、俺は区切りが付いたから休k「2036番の『物語』の『北郷一刀』が女性化しています」・・・いいんじゃないか?TSサイコーってな」
肩を落とす青年、女性の方は少し疲れているのだろうか、目頭をもんでいる。
「そういうわけにもいかないでしょう。・・・まぁ、最近の話はそういうのもあるらしいですけど」
「・・・ハァ、人増やせないかな・・・」
「貴方に養えるだけの蓄えがあるなら私は万々歳ですが?それと今月分の給料はまだですか?」
「あー、上の連中がコッチに資本をよこさない仕事場ってどうなんよ?」
「わかりました。お互い不毛でしょう、この話はおしまいにしましょう」
「仮にも一流の導師なんだがなぁ・・・俺」
「そんなこといったら私は仙術で世界を作れますよ?」
青年たちはお互いに深いため息をつき、再び青年はモニタに、女性は書類に向かった。
「・・・そういえば」
・・・1時間ほど仕事に没頭しているとき不意に女性が声をかけた
「まだ何かあるのかい?見目麗しいお嬢さん」
呆れたように返す青年
「3ヶ月目だそうです」
・・・なにが?
「よかったですね、男の子だそうです」
ーーーー!!!!!!
とたんに机から転げ落ちる青年
「!!!?!えっ!?マジで・・・か?」
「冗談です」
「――――!!!・・・ホント冗談キツイゼ」
「本当は女の子でした」
「そっち!?ねぇそっちなの!?」
「まぁ、責任云々はこの際後に回して今はこの山を何とかしましょう」
あくまで冷静に手を動かす女性
「ちょ・・・ばっ・・・おまえ!!安静にしないとだめだろ!!」
明らかに狼狽している青年
「安静にしたらこの仕事場が破裂すること請け合いなんですが?」
「それでも・・・!!・・・ああ、わかった。今日はとりあえず俺が全部やるからお前は帰れ」
頭をガシガシかきながら青年は女性に促す
「でも・・・「大丈夫だ、俺も一人で全部出来るなんて思っちゃいない。適当に区切りをつけて今日はお開きだ」・・・わかりました」
そういってしぶしぶ女性は帰り支度をしていた
女性が帰る間際に
「あぁ、この書類の一番上の『物語』をちょっと見て欲しいんですけど」
と、数枚の書類を青年に渡した
「ん?なにか不都合があったか?」
「いえ・・・非常に珍しいケースなので」
「あぁ、わかった。後で休憩したら見てみるよ。それより帰り道気をつけろよ?本当は見送りしたいんだが・・・」
「仮にも私は導師ですよ?しかも自分で言うのもなんですがトップクラスです。私が危なくなるとしたら麒麟と四聖獣に一度に襲われたら位じゃないでしょうか」
「・・・本当にたくましい限りだよ。お兄さんうれしいな・・・」
はぁ、と青年は嘆息した。
女性が帰り、青年はコーヒーを飲みながら、彼女から渡された書類を眺めた。
「ふんふん、さてさて、この書類の『北郷一刀』は・・・と、・・・んん?」
魔力持ち、パラレルワールド、日本刀、手甲、組織、・・・etc
「なるほど、今までにあまり見ないパターンだな。少なくともこの『部署』では初めてのケースだ」
「能力は若干チート気味だが、まぁ問題は無いだろう。あとは・・・そうだな、せっかくだからお膳立てはしないで見よう。どうなるかは君次第ってか?」
さっそく青年はこの書類の『設定』をパソコンで打ち込み始めた。
「コレをこうして、ここのイベントは今回は自由、と・・・今回は本当にどうなるかはわからないように設定してみよう。せっかくだし・・・」
若干の遊び心が見え隠れしているが概ねの設定をコンソールで打ち込んでいく。
「コレでいいか・・・さてと、じゃぁやりますか!『さぁ、物語を始めましょう・・・』
とな!」
その言葉とともに机の周りにあった数個の書類の束が消えていった。
この物語はそんないつもどおりの、しかしちょっと変わった外史である。
「・・・このプロット、間に合うかなぁ・・・」
それは、(神)のみぞ知る・・・・・・
あとがき
えーと
なんていうか・・・
はじめまして、ほっち~です
今回は自分の枝毛ほどの文才を信じて恋姫の二次作品を書いてみることにしました
最初に謝っておきます。
すいませんでした!!!(スライディングDOGEZA)
これからも誤字・脱字などが湯水のごとく生産されること間違いないですが、なにとぞ生暖かい視線で見てもらえると私はむせび泣くほど感謝いたします。
実はこれから忙しかったりしますので、更新はかなり鈍亀モードになってしまいがちになると思います。そこら辺もどうぞ許してください。
最後に、この作品を見てくださった人に抱えきれない感謝の意を
恋姫のssですよ!!!!(一応)
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始めまして、ほっち~です。今回は初めて小説を書きました。一応恋姫のssなんですが・・・すごい勢いでキャラが出ていません・・・orz
そして私の主人公は若干チート&厨二設定にしようと思っています。
文才はないですが、がんばって書いていきたいと思います
誤字・脱字があった場合はどんどん指摘してください。