Nunu/Platzから昨年末に発売されたポルシェ935K3です
　FIAグループ5の名車ポルシェ935の亜種であり、クレーマーレーシングが独自に開発した「935K3」は、'79年のルマン優勝を果たした怪物マシン。翌'80年のルマンにも多数のK3が参戦しますが、中でも派手な虹色に林檎マークのこの車体こそが、かの「アップル社」がスポンサーとなった有名な1台です。iPhoneどころかマッキントッシュすら発売していない当時のアップル社ですが、スティーブ・ジョブズがドイツ車マニアだったことからスポンサー参戦となったとのこと（詳細不明）。知的でミニマルな現在の同社ブランディングからは想像もつかない突き抜けたカラーリングが魅力的ですね。

　Platzが国内代理店のNunu社は実はBeemaxと経営者が同じブランドで、今回のK3は青島/Beemaxから発売された935K2のバリエーションとなります。キットは'79ルマンの優勝車仕様ですが、有名な車種だけあって早速各所から別仕様への改造キットが出始めました。今回使用したのはClassic Racing Resinsから発売されたトランスキット（レジン製リアカウル+デカール（Indycals社製））。初物だけあってかなり手こずりましたがなんとか形になりました。ちなみに元キットの方は、トレッド調整は必要なものの素直な内容。特徴的な二重のリアガラスなども再現されていて面白いです。最後に以前製作した935K2とペアで撮影。
　並べてみるとK3のわがままボディ感がよく分かるかと思います・・・

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　935K3は出走車ごとの個体差が大きいためデカールだけでは再現しきれないマシンなのですが、前述のClassic Racing Resinsは今後も精力的にパーツ開発を続けるとのこと。またピンクの車体で有名な「伊太利屋」K3も先日スタジオ27からデカールが発売されました。その他S.k.decalsからもキット発売を予定しているとのことで、豊富なラインナップを期待します。

　子供も大きくなって自室を譲ることとなり、模型製作には厳しい環境になりつつありますが、老後のためと自らに言い聞かせつつ「積み」を重ねる生態は変わりようもなく、今後もマイペースで投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。