No.1006370

【獣機特警K-9IIG】揺れ動く炎の先に(解決編)【交流】

古淵工機さん

■出演
K-9隊のみなさん
スレイ:https://www.tinami.com/view/553585
モンド:https://www.tinami.com/view/554565

2019-10-06 07:57:42 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:855   閲覧ユーザー数:840

ラミナ市内某所…廃商業区画の一角にある古びたレンガの建物。

その中でブラッドファミリーの首領スレイ・ブラッドとその相棒であるモンド・ユーベルが話をしていた。

 

「よし、土も苗も運び込んだし、農園の建設も進んでいるな」

「ああ、今頃は働き手の奴らも到着しているだろうさ」

「あとは栽培が軌道に乗ったところで精製所を建設し、出来上がったヤクをバラ撒く…実に面白くなってきたぜw」

 

すると突然、ドアが開け放たれ、K-9隊がなだれ込んできた。

 

「残念だったな!農園の労働力なら来ないぞ!」

「な…テメーらはK-9隊!!どうしてここがわかった!?」

動揺するスレイに、すかさずナタリア・天神・フタロイミツィと煌月空が切り返す。

「トリッカーズや怪盗ノワール、それにストレィキャッツ海賊団のおかげで全部筒抜けよ!」

「さぁ、おとなしくお縄につきなさい!」

「バカか?すでに苗木は運び込まれてるんだぜ…丁度良かった。テメーらをここで改造して農園で働かせてやらあ!!」

 

すぐさま戦闘態勢に入る両者。

「オラッ!これでも喰らいな!!」

スレイとモンドの攻撃!

「おっと!そうそう簡単に当たらないもんね!」

「やーい!へたくそー!」

軽い身のこなしで筑波未来とベルタ・カシイ・アインリヒトは攻撃をかわす。

 

傍らのギャングスタ―は対ロボット用のレーザーガンを撃ち放つが、傍らに控えていたジョナサン・ボーイングが

得意の早撃ちでレーザーガンを撃ち落とす。

「どうした!0.2秒遅いぜ!!」

 

「先輩、パス!」

「おうっ!!」

すかさず、宮ノ陣竜矢と三沢颯がコンビネーションアタックでサッカーボール型爆弾を打ち込む!

「ぐわっ!!」

「フン、だがまだ苗木も農地もあるんだ…そう簡単には…」

悪態をつくスレイに、イシス・ミツザワが答える。

「残念だったわね。苗木は幻獣部隊が始末にかかってるわよ」

「な…!?」

 

クオン・ココノエが吠える。

「さぁ、今度の今度こそお縄を頂戴しろ!!」

「チッ…おい、ズラかんぞモンド!」

「おうさ!!」

踵を返し、逃げ去ろうとするスレイとモンド。

 

「待て!!」

「待てと言われて捕まるヤツがいるかよバーカ!テメーら全員死んじまいな!!」

スレイが去り際にボタンを押すと、建物が不気味に振動を始める。

 

「これは…爆弾だ!?」

「いかん!総員退避ー!!」

間一髪で脱出するK-9隊。そしてその直後、建物は爆発し跡形もなく崩れ去った。

「くそっ…相変わらず逃げ足だけは速い奴らだぜ!!」

「ジョニー、気持ちはわかるけど落ちつこう」

「だけど隊長!!」

「麻薬プランテーションの計画は潰れたんだ。今はそれでいいさ」

 

かくして、またひとつブラッドファミリーの悪事は潰え、平和が戻った。

しかしブラッドファミリーはまたいつ新たな悪事を引っ提げてくるかわからない!

戦え、K-9隊!決して油断をしてはならない…!

 


 
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