暗い洞窟や宿屋に現れる、眠る事が大好きなお化け。現れる、といっても大概眠っている。そもそも起きていないので直接対峙する際は身構えなくてよい。しかし、洞窟であれば上っても下ってもこいつがいる限り体力や精神は徐々に弱っていく。それもそのはず、とにかくイビキが凄いのだ。その音たるや他の魔物がその洞窟から逃げ出すほど。暗闇の中ではまず起きないので、その洞窟を独り占めしていることにも気付いていない。しかし眠りを妨げられ、たまに目が覚めると思い出したかのように怒り死の呪文を唱え一瞬にして全滅に近い窮地に立たされるので注意。人間が眠るフカフカのベッドに憧れ、たまに人に化けて宿屋に泊まるが、お金が無いうえ、その信じられないイビキで他の客からクレームが入り、どこも追い出されているが懲りずにまた違う人間に化けて泊まりにくるという。