絵の完成度
wz 21/07/13 15:39
(おそらく、ラフな絵との対極にあるのだろうと思いますがイラストや絵の完成度っていうのはどういう所で生じているのでしょうか?)
もしくは、完成度を下げうる要素などに、お心当たりや、お気づきの点のある方はご教示頂ければ幸いです・・・
[1] 新川キナ 21/07/13 20:23
完成度の恐ろしく低い絵の見本だすよ。
ここから完成度を上げるとなると、やはり箇所箇所の描き込みを上げていくのだろうなと。
で、一枚絵として最初の段階で背景を考えていないという点も上げておきまする。
[2] wz 21/07/13 22:22
ご検討有難う御座います。
和服だからこれを申し上げるわけではないのですが、
日本画の名画の中には陰影を伴わぬ作品もありまする。
背景を活かして印象を形成する絵画も多いですが、
(背景が黒一色とか)背景が無いままに
完成している作品も御座いまする。
おそろしく手間を掛けるほど高級とするような
(フランス料理的な?)価値観を尊ぶ人もある一方で、
丁寧に時間をかけて作業してシャリやネタに体温が伝わり
生暖かくなってしまった寿司など食いたくないとする人もいて、
雪舟の水墨画のごとく
斯様に必要最小限の手間で最大限の価値を生み出すことに
デザインの本質を見出す人もいます。
少ない手数でも完成度が実現しうるのであれば
選択の適切さと不適切さが分水嶺なのでしょうかねぇ・・・
[4] wz 21/07/15 15:54
(推敲不足個所が見当たり修正再投稿しました)
その後の思索の進捗報告。
こだわり方は人それぞれで
画題、
表現、
デッサン(というか立体幾何的な的確さ)、
人体造形(理解や 美醜)
調和(いろ、かたち、構図)
描線(美しさやノイズ)、
塗り方
etc etc.
何に着眼するかは自由度が大きくて話が破綻しかねませんが、いずれにしても言えそうなのは、
アナログ絵だと
「ここさえ直せばぐっと良くなるのになぁ・・・」
って思う点が、あるか、ないか。
(デジタル絵だと、描き直しが比較的効いてしまうので
「ここさえ直せばぐっと良くなるのになぁ・・・」
って思う点が、まだ残っているか、もう残っていないか)
ってのが ない というのが 完成度が高い、ということなのかなぁ。
以前拝読したツイッタの絵師さんが感心されていた講評の話題を踏まえると、いくら料理がおいしいレストランでもトイレが汚いと台無しなのだそうで、トイレなんて一見料理と関係なさそうだけれど、それでも「ここさえ直せばぐっと良くなる」に端的に該当するのかなぁ
と思いましたとさ(^p^)でめたし でめたし
[5] wz 21/08/26 10:05
ギルバートの法則曰く、優秀さを(優秀だと)誤認させる範囲において人は出世し続け、本性である無能さを発揮する段階に到達して ようやく出世が止まるがために、
どのポストも無能で占められている
のだそうですが(そうか?)、
その観念を絵に敷衍するならば
こと時間的制約において自由度の大きい趣味の絵においては
余計な加筆を加えて作品を台無しにすることで完成される、という傾向が存在しえるのかもしれません。
余計なことまでせずに筆をおけることも
才能の一つなのかなぁ、とか思う今日この頃でございまする。。。
ちなみに僕の趣味は蛇に脚を描く事です!(^p^)
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