少女が目をそらす
しかし彼は決して少女から離れようとはしない
「……っつ!」
耐え切れず声が漏れる
だけど少女は意地を張って声を上げようとしない
そのために彼は少女から離れない
「……もう、我慢……できない」
衝動が抑えきれない
心が折れた
「――――っ!」
そして大声を上げた
「一刀殿! いつまでこっちを向いているのですか!? 早く前を向いてください」
今日は暇つぶしにみんなで『だるまさん転んだ』のゲームをしていた
しかし鬼の彼は様々な知恵を使ってみんなを困らせる
「稟ちゃんは大人げないですね~」
風にあきれられる稟
今日も魏の国は平和だった
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一刀だからこそできること