No.985112

真・恋姫†無双 時空を超えた刺客 破滅の未来と絡繰人間

hoi2さん

未来の一刀VS絡繰人間1号・斬魔との戦闘が遂に開始された!!!
一切、戦闘データがない斬魔は的確に未来の一刀を殺す容赦のない攻撃を繰り返してきた
その戦闘の最中、未来の一刀は考えた……
斬魔は何者なのか……………?という事実に…

2019-02-24 07:17:51 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1869   閲覧ユーザー数:1793

 

 

 

 

 

 

 

 

『闇の副大将』斬魔との戦闘が開始された!!!

斬魔の未知数の強さは、未来の一刀を執拗に追い詰めていくが、

その時、未来の一刀は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斬魔の『正体』について考えていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  二節 ~『斬魔』という男~

 

 

 

一刀(未来)「(斬魔は、その全てが謎に包まれている………

俺への恨みとは言っていたが、何をしたのかは、聞いていなかったな………)」

 

 

未来の一刀の考え事を他所に斬魔は

 

 

斬魔「ん~~、決めましたっ!!!

これにしましょう」

 

 

悩みに悩んだ結果、ある1つの道具を手にした

 

 

それは、刃渡り20cm程のサバイバルナイフだった

 

 

斬魔「斬殺、絞殺、毒殺が失敗でしたので、刺殺にしました♪」

 

 

一刀(未来)「(考えてる余裕はなさそうだな……)」

 

 

未来の一刀は気持ちを切り替え

 

 

一刀(未来)「相変わらず悪趣味だな」

 

 

斬魔「いつまで、その生意気な口が叩けるか………試してあげましょうっ!!!」

 

 

斬魔は未来の一刀目掛けて走り出した

 

 

一刀(未来)「………返り討ちだ」

 

 

未来の一刀も、『龍終』を片手に走り出した

 

 

 

 

斬魔「死ねっ!!!」

 

 

 

 

フォンッ!!!

フォンッ!!!

フォンッ!!!

フォンッ!!!

フォンッ!!!

 

 

 

 

斬魔はサバイバルナイフを軽やかに振り回し、未来の一刀に斬りかかった

 

 

一刀(未来)「…………………」

 

 

 

 

ガキンッ!!!

ガキンッ!!!

ガキンッ!!!

ガキンッ!!!

 

 

 

 

未来の一刀は『龍終』を巧みに扱い、斬魔による斬撃を弾いていく

 

 

一刀(未来)「(一見、滅茶苦茶な攻撃だが、かなり繊細な斬撃だ………)」

 

 

 

斬魔の攻撃に、未来の一刀は内心驚くが

 

 

一刀(未来)「…………はぁっ!!!」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

 

一瞬の隙を狙い、『龍終』を一際大きく振り回した

 

 

 

 

ガキンッ!!!

 

 

 

 

『龍終』は斬魔のサバイバルナイフに根元に直撃し、叩き折った

 

 

斬魔「またですか…………」

 

 

斬魔は小さく溜息をつき、未来の一刀より距離をおく

 

 

秋蘭(未来)「互いに一歩も退かぬ展開だな」

 

 

璃々(未来)「まさか、斬魔がここまで強いなんて…………」

 

 

華琳「『闇の副大将』の名は伊達ではないって訳ね……

かなり、手強いわ」

 

 

各々、斬魔の戦闘を見て生唾を飲み込む

 

 

斬魔「一体、幾つの道具を壊す気ですか?貴方は」

 

 

一刀(未来)「お前が倒れるまで、だな………」

 

 

複雑な表情をする斬魔に対して、未来の一刀は表情を変えず返答する

 

 

一刀(未来)「しかし、意外だな

遠距離攻撃だけかと思ったら、近距離攻撃も出来るんだな」

 

 

斬魔「見縊ってもらっては困りますね………

これくらい出来なくては、龍天様の右腕は務まりませんよ?」

 

 

斬魔はニヤッと笑い、再び懐に手を入れた

 

 

斬魔「さて、お次は如何しましょうかねぇ………?」

 

 

斬魔がまた手段を変えようとした、その時

 

 

一刀(未来)「…………斬魔」

 

 

未来の一刀が行動に移した

 

 

斬魔「んん?何ですか?」

 

 

斬魔は懐を弄りながら答える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀(未来)「………お前は……何故、俺を殺したい?」

 

 

 

 

斬魔「………………」

 

 

未来の一刀の問いに、斬魔は動きを止める

 

 

愛紗(未来)「何を、仰っているのですか?ご主人様…………」

 

 

雪蓮(未来)「それは、貴方に恨みがあるからでしょう?」

 

 

未来の武将達は未来の一刀の問いに答える

 

 

一刀(未来)「恨みがあって復讐をする………至って当たり前だ

だが、『何の恨み』かまでは……俺は知らない」

 

 

左慈「………………………」

 

 

一刀(未来)「龍天には卑弥呼に復讐する明確な理由がある

追放と処刑という、明確な理由が」

 

 

卑弥呼「…………………」

 

 

未来の一刀の言葉に、何人かが頭を傾げる

 

 

朱里「確かに……卑弥呼さんに復讐するのであれば、態々大陸に全面戦争を起こす必要はありません」

 

 

亞莎「極論、卑弥呼様を殺せばよろしいのですから………」

 

 

風「確かに、よくよく考えれば大陸に……お兄さんに復讐をしたいのは斬魔さんだけですね~」

 

 

一刀「(そこから考えると………

斬魔は俺に『何か』をされ、復讐を決意………

しかも、大陸全土を巻き込む程の、どす黒い復讐………)」

 

 

未来の一刀はそこから、更に言葉を繋げる

 

 

一刀(未来)「この12年間……俺は斬魔について調べた……徹底的にな

何が理由で俺達に復讐するのか………」

 

 

未来の一刀は、そこで間をおいて言った

 

 

一刀(未来)「だが…結果、分からなかった………

過去に殲滅した盗賊の生き残り……五湖に在中する凶悪な術師……

反国家戦力の幹部………

その全ての記録を確認したが、関係者はおろか『斬魔』という人物すら、存在していなかった………」

 

 

冥琳(未来)「つまり、全くの新手だと………?」

 

 

稟「しかし、それならば一刀殿に復讐をするのは矛盾が生じます

初対面に等しいのですから……」

 

 

音々音「じゃあ…………あの男は何者なのですか?」

 

 

音々音の素朴な疑問が、周囲を騒然とさせる

 

 

一刀(未来)「答えろ、斬魔…………

お前は一体、何者だ?何が理由で俺達に復讐するっ!!?」

 

 

未来の一刀の質問に斬魔は

 

 

斬魔「…………フフフ…」

 

 

不気味に笑い出した

 

 

 

 

斬魔「何をしたか………ですか………」

 

 

斬魔は懐に入れていた右手を取り出す

 

 

右手には何も持っていなかった

 

 

斬魔「フフフ………」

 

 

 

 

パチンッ!!!

 

 

 

 

斬魔は徐に指パッチンをすると

 

 

 

 

 

ズズズズズズズズッ!!!

 

 

 

 

一刀(未来)「っ!!?なにっ!!?くっ!!!」

 

 

突如、未来の一刀の周りに黒いロープのような物が現れ、動きを瞬く間に封じ込んだ

 

 

蓮華(未来)「っ!!!一刀っ!!!」

 

 

未来の蓮華が走り出そうとしたが

 

 

斬魔「動くな………動けば北郷一刀の首と胴体は完全に分断されるぞ?」

 

 

未来の一刀の側まで歩み寄っていた斬魔の左手には、先程同様のサバイバルナイフが握られていた

 

 

蓮華(未来)「き、貴様っ!!!」

 

 

斬魔「そうそう、素直がよろしい

あ、因みにですが……それ以上、無暗に近づけば貴方方の命も保障できませんよ?

そこら辺に、目に見えない大量の炸裂弾をバラ撒いていますので」

 

 

全員に緊張が走る

 

 

冥琳「いつからそんな物を………」

 

 

斬魔「戦闘が始まってからですよ、周瑜さん」

 

 

斬魔は一呼吸おいて、ニヤニヤしながら未来の一刀を見る

 

 

斬魔「やれやれ、こんな古典的な手法に引っ掛かるとは…………

私の今までの苦労を返してくれませんかね?」

 

 

一刀(未来)「くっ!!!質問に答えろ斬魔っ!!!

お前は一体、何者だっ!!?」

 

 

捕縛されながらも、未来の一刀は凜として発する

 

 

斬魔「私ですか?

私は絡繰人間1号・元名『斬魔』ですが?」

 

 

惚けながら斬魔は答えるが

 

 

一刀(未来)「ふざけるなっ!!!

その仮面を取り、正体を現せっ!!!」

 

 

未来の一刀は声を荒げながら一蹴する

 

 

斬魔「ふむ………………」

 

 

斬魔は顎に手を添え、考える

 

 

斬魔「…………フフフ、冥土の土産には丁度いいかもしれませんねぇ…」

 

 

一刀(未来)「なに…………?」

 

 

斬魔の不気味な微笑みに未来の一刀は眉を顰めて聞き返す

 

 

斬魔「いいでしょう、私の『姿』をお見せしましょう……………

いや、その前に………」

 

 

斬魔は自らの喉元に右手を添える

 

 

桃香(未来)「??」

 

 

すると、喉元が微かに淡く光だし、やがて消えた

 

 

そして、斬魔が喋り出した

 

 

斬魔「…………これで、如何ですか?

私が、分かりますか?」

 

 

先程より声質が変化していた

 

 

その声質に、目を見開いて驚くのは

 

 

貂蝉「んんっ!!?」

 

 

卑弥呼「き、貴様は……………!!?」

 

 

管理者達であった

 

 

その額からは冷や汗が流れ出る

 

 

左慈「て、てめぇ………まさかっ!!?」

 

 

于吉「………そんな、馬鹿な…!!?」

 

 

左慈と于吉すら驚きを隠せない

 

 

斬魔「最早、『これ』も必要ありませんね……」

 

 

斬魔は徐に、目を隠す仮面をゆっくりと取り外した

 

 

その顔は

 

 

華琳「っ!!?」

 

 

雪蓮「な…………!!?」

 

 

桃香「あ、貴方は………」

 

 

全員を驚愕させるものだった

 

 

一刀(未来)「お、お、お前は…………………!!!」

 

 

斬魔「フフフ……………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「…………………………『否定過激派』の…………宝鈴……」

 

 

 

 

 

 

           ……終……

 

 

 

 


 
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