No.984102

聖ビーストテイマー・ナタ71

リュートさん

一応、新シリーズだけど本編の第3部・第71話。

登録タグはありません

2019-02-15 17:53:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:73   閲覧ユーザー数:73

ルークは電撃を最大出力で放ちました。以前、男五人を一撃で一掃した時の十倍の威力です。ヴィッキーは防御しましたが、感電して気絶してしまいました。

 

「第二試合、勝者ルーク!同点決勝戦を行います。クールタイムは十五分。試合開始までにヴィクトール選手の意識が戻らない場合、不戦勝でルーク選手の勝ちとなります」

 

「すまない…。怒りに我を忘れてしまった。もしや死んでしまったかな?」

 

医療スタッフが駆け付けて、心臓マッサージと人工呼吸で蘇生を試みています。ヴィッキーは呼吸が一時停止していました。ジュリーはそれを見て満足そうに呟きます。

 

「ルーク君が本気出したみたいね。ヴィッキーにルーク君から弄ばれてるって相談しておいて良かったわ」

 

「えっ…!ジュリー、なんでそんな嘘ヴィッキーについたりしたの?」

 

「だって…本気出さずにわざと負けて私とヴィッキーを付き合わせようとしたんだもん。仕返しよ?」

 

「ジュリーってもしかして…悪女なの?」

 

「ふふ、綺麗な薔薇には棘があるものよ?ルーク君の本気が見てみたかったの。やっぱり彼は最高だわ!パパを超えてる」

 

「ルークが本気出したら誰も勝てないよ?だってルークの魔力って…教授たちより上だって噂してたもん」

 

「この試合に勝ったら晴れてルーク君の恋人認定されるわ」

 

「その為にヴィッキーを騙すなんて…ヴィッキーが可哀想」

 

「私がルーク君と付き合ったら、ヴィッキーの事お願いね。あなたも彼氏がいなくなって寂しくなるだろうし、ヴィッキーの彼女になってあげてよ」

 

「ジュリーは…ヴィッキーが嫌いなの?」

 

「嫌いじゃないけど好きでもないわ。私、頭の良い人の方が好きだし」

 

「前にお父さんみたいに頭の切れる男はパス!って言ってなかった?」

 

「言葉が足りなかったわね。頭の切れる男は好みのタイプだけど、浮気性だからパスって言いたかったの」

 

「お父さんは浮気はしてないみたいだけど…」

 

「浮気してると思うわ。言い訳が上手いのよ?ミケーラさんとは体の関係がありそうに見えるし」

 

「ミケーラさんとお父さんは何もないと思うけど」

 

…つづく


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択