No.98174

真恋姫無双~天より舞い降りし虎の子・呉√アフター1

karasuさん

投稿です。
かなり展開が早いのですがご容赦ください。
生暖かい目で見ましょう
<●><●>

2009-09-30 20:52:16 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:30780   閲覧ユーザー数:20094

この作品はキャラ設定が崩壊しています。原作重視の方はご注意ください。

時代背景、勢力図がめちゃくちゃです

一刀くんがチートです

私の作品で創られた「真」という国(董卓軍)が出てきます

それでもいいかたはどうぞ

 

一刀は真っ白な世界にいた、上も下も左も右も白い世界

自分がどんな風に立っているのか、自分がいま立っているのかどうかも分からない世界

一刀「目がチカチカしてきた」

一刀がそんなことを呟くと声が聞こえた

???「第一声がそれかよ、もうちょっとなんかねぇのかよ」

一刀「誰だ?」

いつのまにか後ろから声をかけられて振り返る

???「よぉ、気分はどうだ?」

一刀「最悪だよ、愛してる人と離れさせられていい気分な奴がいるかよ」

???「そりゃそうだな、俺の名前は神虎」

一刀「神虎、ここはどこなんだ?」

神虎「ここは外史の狭間」

一刀「外史の狭間?なんだそれは?」

神虎「それを説明するにはまず『外史』について説明しなきゃな」

そう言って神虎は一刀に簡単な『外史』についての説明をする

一刀「じゃあ、俺の生まれた世界が『正史』で陽蓮達のいた世界が『外史』で、その『外史』ってのは誰かが望むことによって生まれた世界ってことか」

神虎「そういうことだな、そしてお前もまた誰かに望まれたからあの世界に行けた」

一刀「じゃあ俺があの世界から消えたのは望まれなくなったからか?…」

自然と声が低くなる

神虎「そう怒るなよ、もう一度あの世界に戻れるかもしれないんだぜ?」

一刀「ほんとうか!?」

神虎「残念ながら他人を傷つけて喜ぶような趣味はないんでな」

一刀「どうすれば戻れるんだ?」

神虎「簡単だ、俺がお前をあの世界に送り返せばいい」

一刀「じゃあ今すぐ!!」

神虎「落ち着けっての、送り返してもいいが、一つだけ条件がある」

一刀「条件の内容はなんだよ、あそこに戻れるならなんでもするけどな」

神虎「内容は俺がこれから送るところの勢力の王になること、それだけさ」

一刀「はぁ?蜀や魏、ましてや呉とかだとしたら無理だぞ?」

神虎「そこまで俺は馬鹿じゃないぞ、まぁそのへんは逝けばわかるから」

一刀「おい!今字が違ったぞ!!」

神虎「気にしない気にしない、それじゃあいくぞ~…ふん!!」

神虎が手を合わすと一刀の周りが白く輝きだす

一刀「おい!!ちょっとまて!!」

神虎「それと「双虎牙戟」は俺が預かっとくぞ、お前には代わりの武器を送っとくからそれと最後に一つ」

一刀「何だよ!!まだ何かあんのか??」

神虎「そこでお前は三国と大戦をしてもらう」

一刀「大戦をしなかった場合は?」

神虎「もう一度消えるだけさ」

一刀「クソッたれが」

神虎「仕方ないだろそう望まれたんだから、安心しろ、大戦さえ終わればもうお前があの世界から消えることはない」

光は輝きを増し一刀は一筋の光になって飛んで行く

神虎「行ったか…どうなるかな…」

そう言って神虎はいつの間にか隣にいた虎を撫でる

神虎「そう心配そうな顔をするな、あいつなら大丈夫だよ、あの「双虎牙戟」が認めたやつだぜ、それにあいつには「双頭魔狼戟」を渡すしな」

神虎がそういうと虎はフンッと鼻を鳴らして去っていく

神虎「ふぅ、あいつも心配性だな、少し過保護な気もするがな」

神虎がそんなことを呟いていると叫び声が聞こえる

???「神虎ーーーーーー!!!!」

一人の女性が走ってきた

???「神虎!!!一刀はどこにいるの!!!」

そう言う女性の目は輝いていた

神虎「胡蝶か、一刀ならもう行ったぞ」

胡蝶「えっ!!せっかく手合わせできると思ったのに~」

そういうと胡蝶はしゃがみこむと指遊びを始めた

神虎「たしかにお前とまともに戦えるのは一刀ぐらいなもんだよな、なんならお前も行くか?」

胡蝶「そうだな~当分は管輅にまかせといてもよさそうだしな~」

神虎「はぁ~管輅も大変だな」

胡蝶「いいのよ♪あれは私の部下のようなものだもん♪」

そう言って胡蝶は陽炎のようにゆらいで消えていった

神虎「ほんとに行きやがった…これって俺が管輅に伝えなきゃダメなのか?」

そんな神虎の呟きに答える者はなく

神虎「もう神様やめようかな…」

 

一刀「うん…ここはどこだ?」

気がつくと一刀は森の中で寝ていた、とりあえず一刀は立ち上がり周りを確認する、すると見慣れた双戟が落ちていた

一刀「これは「双虎牙戟」じゃないな…」

そう言って一刀が双戟を拾うと頭の中に声が響く

一刀「そっか、お前の名前は「双頭魔狼戟」か…これからよろしくな」

そして一刀は自分に近づく気配に気がつき身を隠す、程なくして五人ほど現れる

一刀(あれは五胡の兵士!!まさか五胡の王にならなきゃいけないのか!?)

しかし一刀はそこで思考を切り替える

一刀(大戦ってのはそういうことか…ならまずは)

一刀は行動に出る、まずは五胡の王になるために

一刀「そこの五人、ちょっといいかな」

そう言って一刀はありったけの覇気を五胡の兵士達にぶつける、それだけで五胡の兵士は震え上がる

五胡「はい!なんでしょうか!」

一刀「悪いんだけど俺を君達の王のいるところまで連れて行ってくれるかな?」

一刀の言葉に五胡の兵は素直に従い、一刀を連れて行く

 

五胡の本拠点

一刀(すっごい見られてるな~まぁ当然だよね)

今一刀は五胡の本拠点で五胡の王を待っていた

???「お待たせしました、私が五胡の王、名は女媧と言います」

一刀「俺は北郷一刀」

女媧「北郷一刀…一時噂になった天の御使いとやらかしら…たしか消えたとかいう話だったけど?」

一刀「たしかに消えてたけど戻ってきたんだよ」

女媧「そうか、そんな人が私に何のよう?」

そう言いながらも女媧の顔はニヤついていた

一刀「??単刀直入に言わさせてもらうよ、君の地位を俺に頂戴」

一刀の言葉に場の空気が凍りつく、周りの五胡の兵はいつでも一刀を攻撃できるようにしていた、そんな空気を破ったのは女媧の笑い声

女媧「ふふふ、面白いこと言うわね!!なら私と一騎打ちをしてもらいましょうか?ここでは強い奴が王になれる、だから私に勝てれば王になれる、簡単だろ?」

一刀「そうだね、俺でも簡単に王になれそうだね…」

女媧「言ってくれるわね、でも悪いんだけど一騎打ちは明日まで待ってもらっていいかしら?」

一刀「かまわないよ」

女媧「北郷に部屋を一つ貸してやれ」

兵士「はっ!!」

一刀は兵士につれられてその場を去る

女媧「なかなか強そうな人でしたし…明日は楽しくなりそうね♪」

そう言って女媧も楽しそうにその場を去っていった

 

 

一刀が五胡の勢力に舞い降りた日の夜

長沙の城壁で一人の女性が酒を飲みながら街を見下ろしていた

陽蓮「一刀……どうだ、夜でも民の笑い声が聞こえるぞ、この大陸も平和になったよ、それもお前が居てくれたから」

そう言いながら陽蓮は酒を一口飲む

陽蓮「お前のくれたこの平和、誰にも壊させないから…ちゃんと見とけよ」

陽蓮は残った酒を一気に飲み干すと自分の部屋に戻っていった

 

次の日

この日とある平原には女媧と一刀を囲むように五胡の兵が二人の勝負を見るために集まっていた

一刀「たくさんいるな~」

女媧「こいつらはこういう騒げることは大好きだからな」

一刀(五胡もやっぱり人なんだよな…)

一刀はそんなことを考えていた

女媧「準備はいいですか?」

一刀「もちろん、いつでもどうぞ」

兵士「両者構え…始め!!」

女媧「はぁーー!!!!」

女媧は開始早々一刀と間合いを詰めて連続突きを放つ

一刀「!!!!」

それは一刀でも全てを避けきることはできずいくつかの突きが一刀をかすめる、一刀は一旦距離をとる

一刀「速いな~、少し油断しちゃったよ」

女媧「私もあれで倒すことができなかったのは初めてでしたよ」

一刀「それじゃあ今度はこっちの番で!!」

そう言うと一刀は「双頭魔狼戟」を二つに分けて女媧に襲い掛かる、最初は女媧も反応できていたが一刀の放つ連撃は徐々に速さを上げていきついに女媧のバランスが崩れる

一刀「もらった!!」

女媧「まだまだ!!」

一刀の一撃を女媧は無理矢理体を捻ることで避け、お返しといわんばかりに神速の突きを放つ

一刀「そりゃ!!」

一刀はその突きを弾き飛ばすと「双頭魔狼戟」を振り下ろす、女媧はその威力を利用して距離をとる

女媧「くっ!!やるな~、ここまで強い奴ははじめてですよ♪」

一刀「女媧さんもやりますね、お互い本気でいきませんか?」

女媧「私もそう思っていたところです」

そう言うと女媧の周りに氣でできた剣が八本浮いてきた

女媧「一気にいきます!!」

そう言うと女媧は周りに浮いた剣を一刀に向けて放ち自分も突っ込む、一刀は浮いている剣に氣の斬撃を放つが女媧の剣はそれを砕きながら進んでくる

一刀「しかたないか!!」

そういうと一刀は自らの双戟に血を吸わせる、すると双戟は黒い氣を纏う

女媧&一刀「「はぁーーー!!!」」

女媧は八本の剣を自分の持つ剣に重ね神速の突きを放つ

一刀は地面を抉りながら「双頭魔狼戟」を振り上げる、その刀身は黒い氣に包まれ唸り声を上げていた

 

二人がぶつかるとその場に爆発が起こりまわりで見ていた者は目を瞑る、そして落ち着いてきた頃そっと目を開けると

女媧「私の負けですね…」

一刀「面白かったですよ」

兵士「ほ、北郷の勝利!!」

「「「「ウォォォォォォ-----!!!」」」

女媧「これからは北郷がこいつらの王だ、私の真名は昴という」

一刀「うん、よろしく昴、俺のことは一刀ってよんでくれるとうれしいな」

昴「わかった、よろしくな一刀、我らが新たな王よ」

一刀が周りを見渡すと先ほどまで騒いでいた兵士達が皆一刀にたいして臣下の礼をとっていた、それを見た一刀は静かに言う

一刀「俺の望みは皆と平和に暮らすことだ、しかし周りの国はそれを簡単には認めてはくれないだろう…でも俺はその望みも実現できると信じている、そのためには皆の協力と理解が必要だ、頼む…俺に力を貸してくれ」

そう言って頭を下げる一刀

五胡「「「「オォォォォォォーーーー!!!」」」」

 

 

昴(それにしても一刀は一目見たときからかっこいいとは思っていたが戦っている姿もかっこいいし、強いし、もうこれは完全に私と結婚するためにいるとしか思えないわね♪)

昴は一人そんなことを考えていた

 

この日五胡に新たな王が誕生した、一刀は五胡の中でもその武によってすぐに認められていった

一刀は五胡の拠点として西涼の北西に城を作り『郷』という名の国を建設、昴の助けもあり地盤を固めながらもしっかりと国を豊かにしていった

いつのまにか数多く存在した異民族も一刀と昴がその武と智によって完全に屈服させ忠誠を誓わせる最初こそ反発も多かった者も一刀の人柄に触れることで心から一刀を認め一つの国としてまとまりを持ち『郷』という国はいまや四国にとって放置できない存在となっていた

 

 

洛陽

ここ軍議室には魏、呉、蜀、真の軍師が勢ぞろいしていた

冥琳「『郷』か…厄介なものだな」

朱里「はい、噂によれば五胡に新しい王が誕生してその王がみるみるうちに国を発展させていったとのことですよ」

雛里「さらにその王は他の異民族を次々に取り込んでいます」

穏「すでに匈奴・鮮卑・羯・氐・羌は一つにまとまってますからね~」

桂花「今まではそれぞれが別々に行動してくれてたけど今は一つの王の下に安定しているわ」

稟「これは我々にとって脅威でしかありません」

風「さらに噂によれば五胡の新たな王の武は比類なき強さらしいですね~」

亜莎「しかし相手が国なら話し合いという手も…」

詠「それは無理でしょうね、今までも何度か話し合いの場を設けようとしたけど使者を送るたびに返ってきたのは使者の首だけよ、今回もきっとそうだわ」

薫「それに誰も自ら五胡に行きたいと思うような人はいませんしね」

冥琳「ならやはり戦うしかないか…」

雛里「そうなりますね、幸いこちらもこのようなときの為に軍備はしっかりとしていますから」

穏「いま動かせそうな兵士の数は三国合わせて300万くらいですかね~」

稟「そのうち100万は各国に残すとして…討伐に向かわせられるのは200万くらいですかね」

風「まぁ戦をするにしてもあちらの戦力が分かってからですかね~」

詠「そうね、まずはそこから始めないと」

冥琳「では一先ず今日はここまでとしよう、各自このことを自らの君主にだけ伝えておいてくれ」

その言葉に皆が頷くとその日は一先ず解散となった、その後三国は五胡の戦力は150万程であるとわかると戦の準備に入った

 

 

それからさらに一年の時がたったある日、洛陽では魏、呉、蜀、真の兵、約200万が集まっていた

 

陽蓮「聞け!!三国の英傑達よ!!」

華琳「これより我らは五胡の勢力が作った『郷』に攻め入る」

桃香「このまま放っておくといつ私達がやっとの思いで掴み取った平和を壊すかわからない!!」

陽蓮「今までも私達は何度もこの脅威に晒されてきていたが、しかし!いま、三国が共に力を合わせれば倒せぬ敵などいない!!」

華琳「今こそあの忌まわしき者達を討ち滅ぼすのだ!!」

桃香「皆さん!今一度平和のために立ち上がってください!!」

 

兵士「「「「オォォォォォォォォォーーーーーーーー!!!!!!!」」」」

 

陽蓮「全軍!進軍開始!!」

 

三国連合は進む、五胡の勢力を滅ぼすために

陽蓮「一刀、見ていてくれ、お前がくれた平和を乱させはしない」

冥琳「お前にも期待しているぞ…胡蝶」

胡蝶「は~い♪」(うふふ~北郷ちゃ~ん♪今行くからね~♪)

 

 

一刀「そうか…ついに三国が攻めてきたか…」

昴「もう戦の準備はできてるぞ、あとは一刀の命を待つだけだ」

一刀(あと一年遅ければこの戦も回避できたかもしれないが…今はそんなことを考えても仕方ないか…できれば戦いたくはなかったけど)

そこまで考え一刀は立ち上がる

一刀「出陣だ…行くぞ…」

そう言って一刀は「双頭魔狼戟」を手に取る、その目に迷いはなく

一刀(負けられないなこの戦い…この戦いに勝つことで初めて交渉の場ができるはずだから)

一刀が広場に出ると五胡の兵が待っていた

一刀「皆分かっていると思うけどいま三国の兵がこちらに攻め込んできている、君達に忘れてほしくないことがある、いままでと違って君達の後ろには国があって民がいる、守らなきゃいけない人がいる、それだけは覚えておいてね」

郷の兵は一刀の言葉を真剣に受け止め一人一人しっかり頷く

一刀「それじゃあ行こうか、俺達の守る為の戦いに…」

兵士「「「応!!!!」」」

 

郷も出陣する、降りかかる火の粉を振り払うために

 

 

どうもkarasuです

いかがだったでしょうか?展開がかなり早かったですね、すみません。

 

一刀くんには今回は五胡の王になってもらいます。ですがこの五胡√のようなものはあまり長く続かないと思います。

まぁ五胡が終わった後も続くかどうかはわかりません。個人的には続けたいと思っているのですがネタがなかなか思いつかないのでどうなるかは謎です

 

前回は多くのコメントありがとうございます。多くの大佐が蜀√を希望しているようなのでやりたいと思います。ちなみに蜀√は今みたい感じですか?そうするとまず魏と蜀を先に書こうと思っている私がいます。理由は呉アフターの五胡短めに終わりそうなのでそれが終わった後のネタを考える余裕が欲しいからが一番大きいです。

できれば大佐がたの意見も聞きたいのでできればコメントお願いします。

 

ここまで読んでくださりまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思っています。


 
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